inti-solのブログ

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2009.11.19
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テーマ: ニュース(95873)
カテゴリ: 環境問題
http://www.asahi.com/science/update/1118/TKY200911180143.html


世界の08年の化石燃料燃焼に伴う二酸化炭素(CO2)排出量は、87億トン(炭素換算)で07年より2.0%増加し、1人当たりの排出量は1.3トン(同)と過去最多だったことがわかった。日本の国立環境研究所や欧米などの研究機関が加わる国際研究チームが、17日付の英科学誌ネイチャー・ジオサイエンス(電子版)に発表した。
08年の世界の化石燃料燃焼に伴うCO2排出量は90年比では41%増加。1年当たりの増加率をみると、90年代は1.0%だったが、00~08年の間では3.4%に上昇した。
特に経済発展が著しい途上国での増加率が高いが、先進国で使われる製品の生産に伴って排出されるCO2が多いことも一因だと指摘。例えば、中国で02~05年に増えたCO2排出量の半分が輸出品の生産によるもので、排出量が減った英国も輸入製品を考慮すると増加になるという。
研究チームは「08年のCO2排出で先進国は世界の45%だが、消費ベースでみると先進国は途上国を上回っている」としている。
09年は世界的な不況の影響で排出が減ると見ているが、「これまでのところ、国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が予想する最悪ケースのシナリオに沿って排出が増えている」と警告した。
07年に発表されたIPCCの第4次評価報告書は、CO2が想定する最悪のシナリオで増えると、今世紀末の世界の平均気温は20世紀末より2.4~6.4度上昇すると予測している。
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うーーーーん、これは非常に厳しい状況です。


それに、100年後に2.4度というのは、そこまでしか予測していないという意味であって、そこで気温の上昇が止まるわけではありません。CO2の排出が増大しつづければ、その後も気温は上がり続けるでしょう。100年で2.4度なら、1000年で24度?とてつもないことになります。もっとも、あと1000年も化石燃料の埋蔵量が保つかどうかは分かりませんが。

CO2排出とは、結局のところ大部分は化石燃料や木材などを燃やすことから生じているわけです。では、その化石燃料はあとどのくらい保つのでしょう。
あと1000年も保つとはとても思えないのですが、仮にあと1000年分の埋蔵量があるとしても、そこまでです。我々人類の種としての寿命は、1000年よりは長いはずですから、我々の子孫はどこかで必ず、化石燃料の枯渇する日に直面します。それが100年後か1000年後かは分かりませんが。
現状のままでは、化石燃料の尽きるとき、現代文明も終わります。
しかし、そうと分かっていても、エネルギーの消費を減らすというのは簡単なことではありません。私だってそうです。

そう考えると、この問題は解決策のない問題という気がします。ただ、一つだけ考えられるのは、少子化による人口減は解決策になるかも知れない、ということ。
少子化による人口減は、社会に様々なきしみをもたらしますが、それでも化石燃料が枯渇したときに起こるであろう阿鼻叫喚の事態を想像すれば、それよりはまだマシかもしれません。あまり、バラ色の解決策ではありませんけれど・・・・・・・・。





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最終更新日  2009.11.19 22:53:17
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