inti-solのブログ

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2011.04.28
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カテゴリ: 災害
中部電が12年3月期業績予想発表、浜岡原発3号機の運転再開織り込み


同社は「仮に6月末までの停止との前提で、業績予想をした」としている。ただ、東京電力の福島第1原子力発電所の事故を受け、原子力発電に対する国民の不安感が高まっており、浜岡3号機の運転再開には地元住民の反発など曲折があるとみられる。
中部電力は、運転再開のスケジュールありきではなく、国や地域の理解を得て立ち上げる段取りだと説明している。原発の安全対策費は300億円以上を予定し、防潮堤などの整備を進める方針だが、完成までには2─3年かかるという。
浜岡3号機が運転再開できなかった場合には、原子力利用率は62%程度に低下するという。この場合の代替電源は、液化天然ガス(LNG)による火力発電が有力だとしたが、古い火力発電所の立ち上げなどの準備に3カ月程度かかる。このため、夏の需要ピークに間に合わせるには、遅くとも5月中には代替電源を用いるかどうかを判断するとみられる。
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福島第一原発の事故はきわめて重大なのものですが、一つだけ幸運な点がありました。それは、原発の東側はすぐに太平洋だということです。放出された放射能は風に乗ります。偏西風があるので、日本上空の大気の流れは西から東に向かっています。つまり、放出された放射能のかなりの部分は無人の太平洋上にばらまかれたわけです。ごく一部がアメリカ大陸まで到達していますけれど。
もしも原発より東側にも陸地があったら、被害はとてもこんなものでは済まなかったことは明らかです。

さて、原発を巡る問題について、私は脱原発を目指すべきであると思っています。とは言え、今年来年に日本の原発を全部廃止、というわけにいかないこともまた事実です。とりあえずは、危険性の高い原発をまず停止して、それ以外の原発については、段階的に代替発電所(当面はLNG火力、将来的には風力・太陽光など再生可能エネルギー)に置き換えていくべき、というのが私の考えです。
「危険性の高い原発をまず廃止」というのは、具体的に言えば、浜岡原発です。 日本中に地震の危険のない地域なんてないかも知れませんが、中でも近い将来確実に発生すると見込まれる東海・東南海・南海地震の震源域に近いところにあるのが浜岡原発です。


そのような危険地帯に原発が存在すること自体が、そもそも間違いなのです。現在稼働している原発をできるだけ早く停止してほしいくらいなのに、中部電力は何と、停止中の原発を再稼働させるというのです。
地震対策を進めるそうですが、完成は3年後。それまでに地震が来たらそれまでです。それに、自然の猛威の前で、事前の「想定」が役に立たなくなる可能性があることは、今回の津波の例からも明らかです。

頼むから浜岡原発の運転再開だけは止めてくれ、とそう思っています。





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最終更新日  2011.04.28 22:55:58
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