inti-solのブログ

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2014.01.14
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旅行から東京に帰ってきてから、何だか無茶苦茶寒いですね。職場なんか、室内温度にムラがあって、私のいる席は夏は温かく冬涼しい(笑)、いや、夏暑くて冬寒い場所で、なかなか厳寒状態です。

え、水上温泉や、まして谷川岳の方がよほど寒いだろうって?
もちろん気温のデータの上ではそうです。でも、実際の体感温度はどうでしょうね。

一昨日の谷川岳なんて、途中までは暑くて暑くて、汗だらだらかいていました。ちなみに、その時の気温は、正確には不明ですが、谷川岳天神平スキー場のツィッターによると、12日朝7時の気温は-7.5度、今朝(1月14日)朝8時は-9.5度、午後3時は-8度となっています。私が天神平から谷川岳に登っていた時間の気温は分かりませんけど、-3~4度くらいでしょうか。山頂は天神平より650メートルほど高いので、気温の低減率(高度100メートル上がるごとに気温は0.6度下がる)から言うと、-7~8度でしょうか。
でも、寒くないのです。

厚着をしているから、でしょうか。
私が冬山登山の際に来ている服は、だいたい下記のとおりです。

Alpine wear.JPG

左側はゴアテックスの雨具です。先日アイゼンを引っ掛けてズボンに穴をあけてしまったことで分かるように、素材の厚さとしてはペラペラです。だいたい、夏山用の雨具だし。
その右側に3枚重ねで並べているのが、その下に着ている服です。下に着るものから順番に、上から並んでいます。長袖Tシャツ、長袖シャツ(タートルネック)、フリース(らしきもの)です。


で、12月末に西穂高独標に登ったときは、このすべてを着込みました。去年2月に八ヶ岳の赤岳に登ったときもそう。しかし、今回の谷川岳では、オレンジ色のフリースは、天神平についた時点で脱いでしまいました。暑くて着てられないことが、容易に推測できたから。つまり、長袖シャツ2枚の上に夏用のゴアの雨具という3枚重ねです。まあ、長袖「シャツ」と言っても、それぞれかなの厚手の生地ではありますが。
その前、2012年に硫黄岳に登ったときも、2枚目のシャツはこれとは別のものですが、やはりシャツ2枚の上に夏用の雨具でした。その時は、硫黄岳は猛烈な強風、気温はおそらく-15度以下だったはずです。さすがにその時は、登っていてまったく暖かくはありませんでしたが、寒くて震える、ということはありませんでした。
今回の谷川岳では、前半はフリース抜きでも暑くて汗ダラダラ。ただ、さすがに山頂付近は天神平より一段と気温が低いことと、山頂近くは斜度がそれほどきつくないため、汗ダラダラということはありませんでしたが。

ちなみに、下半身は、ズボンとその上にゴアテックスの雨具のズボンという2枚重ねです。あ、もちろんその下にパンツをはいてますけど(パンツだけは綿製です)。以前は、ズボン下(ももしき、かな)を履いていたこともありますが、暑い、きつい、蒸れる、歩く邪魔、というわけで、全然使っていません(ただし、かさばらないものなので、持ち歩いてはいます)。
まして、厳冬期登山用の分厚い上着とオーバーズボン(結構高価なもので、冬の八ヶ岳で2回くらい使いました)なんて、たとえ-15度の冬山といえども、暑くて着ていられないわけです。これらは、やたらとかさばるので、もって行くこともありません。

※なお、これらの服装はあくまでも私の自己流なので、冬山のベテランから見てどうなのかは分かりません。職場の同僚と何回か一緒に冬山に登ったときに「普通のゴアテックスの雨具の方が楽だし寒くないよ」と教えてもらって、それ以来こういう服装なのですが、厳冬期の雪山に夏用の雨具で登っている人は、あまり多くないことも事実です。

こうやって見ると、全部長袖、という点には留意すべきでしょうが、東京での日常生活とたいして変わらないのです。特に、フリースを省略して、シャツ2枚と雨具、というときは、日常生活より薄着でさえあります。

なのに、何で寒くないかというと
まず、冬山では帽子と手袋を欠かさないこと、これが大きいのだと思います。帽子は、スキー帽のような暖かいものですし、手袋は内側はウールの手袋(化繊のときもある)、外側にゴアテックスのシェルという2枚重ねです。
そして、靴は冬山用の登山靴に、これまた厚い生地のロングソックス。その上にロングスパッツといういでたちです。

↓手袋と帽子
手袋と帽子


スパッツを付けたところ
(スパッツは、現在使っているものはこの写真とは違います)

やはり、手先足先の冷たさというのは、体感温度に大きな影響を与えるように思います。というか、谷川岳の山頂で手袋を外していたら、5分ほどで指がしびれてきました。30分の素手でいたら、かなり深刻な凍傷になるでしょう。

もう一つは、ゴアテックスの雨具は風を通さない、ということです。私は、日常生活ではセーターを着ることが多いですが、セーターは保温性はありますが、風を通すので、風がある時は寒い。でも、ゴアテックスの雨具は生地はペラペラでも、風をシャットアウトするので、強風でもあまり体感温度が変わりません。
だったら日常生活でもゴアテックスの雨具を着ればよいのですが、さすがにこの原色の雨具を日常生活で着るのはね・・・・・・。

そして、最後に登山は坂を歩き続けている、つまり平地でのランニングに近い運動をしているので、体が温まっている、ということなのでしょう。





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最終更新日  2014.01.14 22:30:46
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