inti-solのブログ

inti-solのブログ

2014.01.16
XML
テーマ: 鉄道(25360)
先日、水上駅で蒸気機関車に遭遇したことについて、ちょっと書きましたが、動いている蒸気機関車を私が見たのは、子どもの頃京都の梅小路機関車館で、動態保存の蒸気機関車が構内を展示運転するのを目撃して以来のことです。あれはいつのことだったか、はっきりとは覚えていませんが、小学校低学年の頃か、あるいは幼稚園児だったかもしれません。(おぼろげな記憶では、家族旅行で京都には、2回いったような気がする)
旧国鉄から蒸気機関車が(動態保存を除き)消滅したのは、本線上の列車牽引は1975年12月、入替作業は1976年3月のことです。その時、私は小学校2年。つまり、私が梅小路機関車館で蒸気機関車に夢中になっていた頃、まだ北海道では現役の蒸気機関車が生きていたようです。

そういえば、父に昔、「お前が生まれた後も、まだ蒸気機関車はこのあたりを走っていた」などと言われたことがあります。改めて調べてみると、各線の蒸気機関車最終運転日を調べた ホームページ があることを発見しました。
確かに首都圏の各路線でも、1969年から70年頃までは蒸気機関車が走っているんですね。ただ、その時私は1歳か2歳。見てはいたのかもしれませんが、さすがに覚えていません。

私がよく覚えているのは、貨物用電気機関車EF15。戦後製ではあるものの、茶色のボディにデッキ・従輪つきの、いかにも古めかしい電気機関車ですが、私が小学生の頃、いや中学生くらいまでは山手線の貨物線をごく当たり前に走っていた。その姉妹機の旅客機EF58(外観はEF15とは全然違って、とても優美で大好きな機関車でした)も、これは旅客機なので山手線は走っていなかったけど、上野駅あたりでは、当たり前に見かけました。いつの間にかEF15もEF58も、完全に消滅しています。
祖母が横浜の戸塚に住んでいたので、横須賀線(その当時、東海道本線は戸塚には停車しなかったし、東戸塚駅はまだなかった)で何度も祖母の家に行きましたが、その際にはEH10型電気機関車もよく見かけた。黒塗りで、2両をで1編成の貨物用電気機関車でしたが、これもいつの間にか消えてしまった。やはり動態保存機はありません。

↓EF15型電気機関車
EF15

↓EF58型電気機関車
EF58


EH10

蒸気機関車は動態保存機があるけれど、それより後に登場したEF58(蒸気機関車に匹敵するくらい人気のある機関車でしたが)は、保存機は何両かあるものの、いずれも当初は運転されていたものの、そのうちに動態を維持できなくなり、今は動いていません。
ずっと昔にEF55型電気機関車の引退の話を書いたことがあるのですが、EF55も、1960年に引退した後、1980年代に整備されて動態復元したのですが、結局機器の劣化などで2009年を最後に動態を維持できなくなりました。

考えてみると蒸気機関車は、多くは戦前戦中の製造です。先日水上で見たD51 498号機は1940年製造だそうです。一方、EF58は戦後の製造だから、たいていの蒸気機関車より新しい。にも関わらず、動態保存はできなかったわけです。電気機関車の方が、古くなった際の機器の修復などが難しい、ということなのでしょうか。

今では、電気機関車が牽引する旅客列車自体がほとんど残っていません。「夜行列車」「食堂車」「急行列車」にくわえて、「客車列車」もまた絶滅寸前です。

貨物列車では、2軸貨車が、ほぼ絶滅。無蓋車、有蓋車など、要するにタンク車とコンテナ車以外の貨車がほとんど消滅。
何というか、旅情をそそるようなものが、すべてきえてなくなりそう、ということです。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016.11.19 09:34:51
コメント(0) | コメントを書く
[鉄道・飛行機他乗り物] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: