inti-solのブログ

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2014.01.19
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12月末に登った西穂高独標と、先週の水上温泉・谷川岳の写真ができましたので、アップしました。

まずは西穂高独標。といっても、先に書いたように、天気が悪かったので、写真は多くありません。

Nishiho01XGA.JPG
西穂丸山付近での撮影です。ガスの向こうにかすかに霞沢岳が見えます。

Nishiho02XGA.JPG
同じく、西穂独標および西穂高岳本峰までのピーク群が、かすかに見えます。
これは12月30日の写真で、これでもまだ、翌31日よりは天気は多少マシだったのです。翌日は、ほとんどマトモな写真は撮れませんでした。

Nishiho03XGA.JPG
31日、西穂山荘からロープウェー方面への下り、樹林帯の中です。

さて、続いて、1月11日、上越線水上駅で撮影した、蒸気機関車D51の写真です。

D5149801.JPG
機関車はまだ連結されていませんが、牽引される客車です。いわゆる「旧型客車」です。これもかなりの年代物です。一番手前のスハ42 2234は、1954年7月製造なので、今年60年。その他の各車もほぼ同年代に製造されています。しかし、この時代の客車は頑丈に作られている(その代わり重い)ので、それ以降製造された軽量客車より長持ちしています。この日は、客車はスハフ42+オハ47+オハ47+オハニ36という4両編成でした。

D5149802.JPG
フィルムカメラ時代の写真撮影時の露出の鉄則は、白っぽいものは標準より露出をプラス補正、黒っぽいものはマイナス補正です。でも、山の写真は撮り慣れてますけど、蒸気機関車の写真ははじめて撮るので、感覚がよく分かりません。マイナス1補正で撮ったら、黒くて潰れてしまい、やっぱり標準露出のほうがきれいに写ります。考えてみれば、機関車本体は黒いけど、その周辺は雪で白いですからね。それでもまだ暗部は潰れています。プラス補正くらいにすればよかったかな。

D5149803.JPG


D5149804.JPG
機関室付近。鉄道省鷹取工場昭和15年とあります。後のJR西日本鷹取工場(2000年に廃止)の製造なんですね。しかし、でかいボイラーがあるとは言え、この吹きさらしの機関室は寒いだろうなあ。(そして、夏は暑いだろうなあ)

続いて、翌1月12日の谷川岳です。

TanigawaDake01.JPG
朝7時前後、宿の部屋からの撮影です。前日が上記のような天気だったので、こんな晴天になったのはびっくりでした。
ちなみに、同時に撮影したiPad miniの写真は、こうです。

Tanigawa2014011211.JPG
こういう写真は、露出補正のできないiPad miniでは、どうにもなりません。暗いほうに露出があってしまい、遠方の山は白く飛んでしまいます。何度か試したのですが、どうにもなりませんでした。こういう部分は、やっぱり「値段なり」の撮影機能なんですね。ズームもないし。

前述のとおり、フィルムカメラの時代は、白っぽいものは露出はプラス補正をかけないと、適正な明るさになりません。しかし、ではプラス補正すればよい写真になるのかというと、そうとも言い切れません。

TanigawaDake02.JPG
天神平から少し登ったあたりからの谷川岳の写真です。確か露出補正プラス1で撮影したように記憶しています。これでも、まだ実際よりやや暗く写っています。
一方、露出補正なしで標準露出のままで撮影したのは↓です。

TanigawaDake03.JPG
日没直前か、というくらい暗く写っています(実際には午前10時頃です)が、その反面、雪面の微妙な陰影がよく見えます。露出をプラス補正した写真は、明るさは実際の風景に近い(それでも暗いけど)代わりに、陰影の細部は白く潰れてしまい、のっぺりした写真です。
雪山の撮影は、明るさが本物の風景に近ければ描写が潰れてしまい、細部の描写がきれいに見えると、全体に暗い写真になる、なかなか二律背反で難しいものです。この2枚の写真の中間あたりで折り合いが付けば、一番良いんでしょうが。
私自身の好みでは、どちらかと言うと下の写真の方が好きです。ただし、私自身の肉眼でも、ここまで陰影が深く見えていたわけではありません。むしろ、写真を見てはじめて、「こんなに陰影が深かったのか」と気がついたくらい。


とはいえ、家族旅行なので、夜明けの時間から山に入っている、というわけには行きません。夕方には雲が出てしまい。日が翳って陰影がなくなっていました。

では、iPadでは・・・・・と思ったら、同じ場所ではiPadでは写真を撮っていなかったようです。比較的近い位置での撮影が↓

Tanigawa2014011202.JPG
そこそこに明るく、陰影の描写もそこそこ。まさに上記の2枚の写真の中間あたり、という感じです。

なお、現在のデジカメは、どこをどう改良したのか、雪の写真でも露出補正なしで、適正な明るさに写ります。だから、露出補正できないiPad miniでも、山の中でとった写真はちゃんと撮れていますし、2011年に購入したコンパクトデジカメ(これは露出補正できるカメラですが)も同様です。ほどほどに標準的な写真を撮るなら、コンパクトデジカメに限ります。

天神尾根に出てからは、ひたすら尾根筋を登っていくだけです。

TanigawaDake04.JPG


TanigawaDake05.JPG
かなり上部まで登ってきました。これも、何枚かとった中では、標準露出で暗めに写っている写真が一番きれいでした。

TanigawaDake06.JPG
やはり天神尾根の上部(まだ山頂ではない)から万太郎山、仙ノ倉山、平標山方面を撮りました。手前の尾根は、雪面に亀裂が入っています。尾根筋の雪庇といい、いつ雪崩になっても不思議はなさそうな。ああいうところには近づいてはいけません。

TanigawaDake07.JPG
登ってきた道のりを振り返って。天神平のスキー場が小さくなりました。標高差600mというのは、1日の行程としては短いほうですが、それでもこうやって見ると、よく登ってきたな、と思います。

TanigawaDake08.JPG
山頂に着きました。オキの耳(1977m)から、トマの耳(1963m)を振り返ります。

TanigawaDake09.JPG
トマの耳まで引き返して、オキの耳を撮りました。雪庇がかなりせり出しています。間違えてああいう上に乗ったりすると、雪庇を踏み抜いて転落、ということになってしまいます。
それにしても、スキーかスノボかわかりませんが、とんでもないところにシュプールがついています。通常の登山だと、あんな場所は雪崩が怖すぎてとても近づく気になれないのですが、スキーだと大丈夫なんでしょうか。そんなわけないですね。ただ危険地帯通過の所要時間が非常に短かい、ということはいえるのかもしれません。

余談ですが、天神尾根には、スノーボーダーもかなり入っていました。しかし、スキー場も含めて、スノーボーダーばかりで、スキーはかなり少なかった。私自身は、スキーは数えるほどしかやったことがなく、しかも、もう20年以上ご無沙汰していますけど、今は、スキー人口よりスノボ人口の方がはるかに多くなっているんようです。

TanigawaDake10.JPG
肩の小屋まで降りてきました。ここから山頂(トマの耳)は、目と鼻の先です。この時期は無人で、屋外のトイレも撤去されていました。
このあとの時間帯は、次第に雲が増えて、天神平に戻ってきた頃には曇りになってしまったのですが、ここまでの時間帯だけでも、こんな晴天に恵まれたのは、充分に幸運でした。





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最終更新日  2014.01.19 20:11:52
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