inti-solのブログ

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2014.09.15
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北アルプスで遭難相次ぐ 南岳で男性死亡
連休2日目の14日、北アルプスなどで遭難が相次ぎ、南岳で奈良県の会社員男性1人が滑落し死亡が確認された。
松本署などによると、午前10時40分ごろ、奈良県生駒市の会社員(67)が友人と槍ケ岳から南岳に縦走中、横尾本谷側に約100m滑落。会社員は県警ヘリで救助されたが、松本市内の病院で死亡が確認された。
槍ケ岳の北鎌尾根では午前7時半ごろ、4人パーティーで登山中の川崎市の公務員女性(51)が落石に当たり頭を骨折。正午前、仲間2人と奥穂高岳から天狗沢に向けて歩いていた諏訪市の会社員男性(63)は、落石で頭部を負傷した。それぞれ県警ヘリに救助され、命に別条はない。
単独で前穂高岳から重太郎新道を下山していた静岡県沼津市の公務員男性(56)は約15m滑落して足を負傷。白馬岳の白馬大雪渓では2人パーティーの埼玉県久喜市の会社員男性(45)が転倒して左足を骨折した。北鎌尾根と五竜岳では、2人が打撲などの軽傷。いずれも県警ヘリなどで救助された。
14日午前11時40分ごろ、鹿島槍ケ岳の八峰キレットで1人が滑落した(後述別記事参照)
一方、飯山署によると、14日正午ごろ、新潟県のサゴイ沢で沢登りをしていた上伊那郡箕輪町の地方公務員女性(37)が約4m滑落し右膝を骨折した。下水内郡栄村の苗場山頂ヒュッテに収容されており、15日に県警ヘリで救助予定という。

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昨日の記事 で、



と書いたのですが、場所と時系列から考えると

正午前、仲間2人と奥穂高岳から天狗沢に向けて歩いていた諏訪市の会社員男性(63)は、落石で頭部を負傷した。

というのが、それだったようです。命に別状がなかった、というのは何よりです。
ヘリが飛んでいた場所から、奥穂~西穂間(一般ルートとしては日本最難関とされる)で誰か落ちたな、と思い、あんな場所で落ちたら、絶対生きているはずがないと思ったのですが、実際にはそのルートと岳沢を結ぶ登山道(これも、バリエーションルートで難易度が高いですが)での負傷だったようです。
それとは別に、単独で前穂高岳から重太郎新道を下山していた登山者が約15m滑落して足を負傷。する事故もあったようです。これは、私が歩いていたルートでの事故で、記事に発生時間はありませんが、私はそういう騒ぎを目撃していないので、おそらく私が下山した後に発生したのでしょう。
さらには、今日ですが、近くの吊尾根でも、死者が発見されています。(後述の記事)

前穂高岳は、私にとってはかなりの難コースでしたが、ただ、冷静に考えてみると、足の下は何百メートル切れ落ちている、というような場所はなく、高度感はそれほどでもありませんでした。もちろん、岩場で転落したら、数メートル落ちただけでも大怪我は必至ですが、即死確実、というほどではありません。

もう一つの記事によると

遭難相次ぎ5人死亡1人不明 長野、3連休中に
13日からの3連休中、北アルプスで、山岳遭難が相次いだ。15日夕の時点で、長野県内の遭難は計17件。死者は5人、行方不明者は1人となっている。
14日午前10時40分ごろ、北アルプス南岳(中略、先の記事参照)
15日午前8時半過ぎには、鹿島槍ケ岳(2889m)の八峰キレット付近の長野県側の岩場で倒れていた会社員(49)を長野県警のヘリコプターが救助したが、全身を強く打っており、死亡が確認された。大町署によると、13日から3人パーティーで入山。14日午前、最後尾を歩いていた会社員が岩場でバランスを崩し、滑落して行方不明になり、15日早朝から捜索していた。
同日午後1時ごろ、北アルプス西穂高岳の独標(2701m)付近で、男性登山者が長野県側に滑落するのを別の登山者が目撃し、警察に通報した。県警ヘリが男性を松本市内の病院に運んだが、死亡が確認された。松本署によると、男性は約300メートル滑落し、全身を強く打っていた。~身元を確認している。
同日午後4時半ごろ、前穂高岳の吊尾根の標高約2800m付近で、60~70代と見られる男性の遺体を県警ヘリが収容した。同署によると、早朝に「家族が奥穂高岳に登山したが、連絡がとれない」と相談があったため、周辺を捜索していた。
このほか、同日午前10時10分ごろ、長野県松川町の山林で、前日からキノコ採りに行き行方不明になっていた同町上片桐の無職(76)が捜索中の警官に発見され、死亡が確認された。



この三連休、概ね天気が良かったにもかかわらず、17件の遭難が発生して5人死亡、1人行方不明だそうです。どこの山にも相当の登山者が入っていたので、それに応じて遭難も多かった、というところでしょうか。やはり、事故は槍穂高連峰が多いようです。西穂高独標と吊尾根、南岳(槍と穂高の間の山)で死者、前穂高で1人、北鎌尾根(槍ヶ岳)で2人、天狗沢(岳沢と奥穂高を結ぶルート)で1人の負傷者。
そして、死亡には至らないまでも落石によって頭部の負傷という事故が何件か起きています。
実は、今回前穂高に登って気がついたのですが、大半の登山者が岩登り用のヘルメットをかぶっているのです。以前は、ああいうヘルメットはバリエーションルートの岩登り専用だったように思うのですが、今は、一般登山道でも、槍穂高のように岩場が多いコースではみんなヘルメットをかぶるようです。
確かに、あの急勾配の登山道にあれだけの登山者が数珠繋ぎになっていると、誰かが石を落としてしまう可能性は充分にあります。そういう落石に当たってしまうことを考えると、やっぱりヘルメットをかぶった方がいいのかな、という気になってきました。私は岩登り用のヘルメットは持っていないので、買ったほうがいいのかな、という気になってきました。また荷物が増えますが・・・・・・。

※当初、重太郎新道での滑落事故が、私の目撃したへり出動の原因と考えて、そのように記事を書いたのですが、おそらく間違いだと思いますので訂正します。





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最終更新日  2014.09.15 21:56:13
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