inti-solのブログ

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2015.01.31
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カテゴリ: 戦争と平和
田母神氏、ネット情報うのみ? 「人質事件」で不確かな情報連発


石堂さん会見に「少し違和感を感じます」
渦中のツイートは2つ。2015年1月29日に投稿され、いずれも真偽不明、または事実誤認にもとづく内容で批判を集めている。1つ目のツイートは、
「イスラム国に拉致されている後藤健二さんと、その母親の石堂順子さんは姓が違いますが、どうなっているのでしょうか。ネットでは在日の方で通名を使っているからだという情報が流れていますが、真偽のほどは分かりません。マスコミにも後藤健二さんの経歴なども調べて流して欲しいと思います」
と書いたもので、9時46分に投稿された。
名字が違うことに関して、石堂さんは週刊新潮の取材に対し、後藤さんが学生のころに離婚したためと答えている。2人が在日外国人だとする根拠は現段階で全くない。日本政府が後藤さんを在日外国人だと発表したことももちろんない。(以下略)

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問題のツイートはこれです。

田母神俊雄

臆面もなく、まだ削除もしていないようです。(2015.1.31現在)

親子で苗字が違うなんてことは、いくらでも起こりうることです。親の離婚や再婚、子の結婚(妻が姓を変えることが多いけれど、夫が変えることだってある)、養子縁組、などなど。後藤さんの場合は母親の離婚が原因だそうです。そういう可能性を全部すっ飛び超えて、「親子で苗字が違う、だから在日だ」って、どれだけバカなんだ、としか言いようがありません。
ちなみに、韓国朝鮮は夫婦別姓ですが、私の経験上では、日本での通名は夫婦同姓にしている人が多いです。

さらに言えば、ニュース等で後藤さんが日本を出国する際の映像が流されており、そこには日本国の旅券を手にした姿が写っています。つまり、後藤さんは100%確実に日本国籍があり、在日とかっていうのはデマであることが完全に確定しています。

後藤氏のパスポートについて検証しているブログ
日本国のパスポートを手にしている映像が確認できます。

それにしても、です。もう一人の、殺害された(らしい)湯川氏は、自称「民間軍事会社CEO」で、田母神とツーショットで写っている写真が残されています。彼の会社の「顧問」という人物も自民党の元政治家。 湯川氏のブログ によれば、田母神が都知事選に出馬した際は選挙演説の手伝いにいったとか。ある種典型的なネトウヨです。さらに、田母神と湯川氏は双方ともアメーバーブログを使っており、アメンバー登録(アメーバーブログ利用者相互の友達登録)もしています。



そして、その湯川氏を助けようとして巻き添えを食ったと言われているのが後藤氏。田母神が湯川氏と面識があるからと言って、助けに行く義務があるわけではないし、そんな能力もないだろうから、お前が助けに行け、とは言いません。それにしたって、自分を信奉していた人物をわざわざ助けに行った人に対して、これが言うべき言葉なのか?呆れはてた話です。人としての信義というものがなさすぎます。湯川氏の最大の失敗は、こんな田母神を信奉してしまったこと、なのかもしれません。

ところで、そんなネトウヨ系の湯川氏を助けに行った後藤健二氏。彼がどんな思想信条の持ち主だったかは知りませんが、取材の方向性、著作や人脈から考えると、どちらかというとリベラル系で、少なくともネトウヨ系でないことは間違いありません。でも、ネトウヨ系の湯川氏を助けに行った。以前にも一度助けたことが会って、面識はあったようですが、人のつながりは政治的主義主張だけでは決まらない、ということですね。





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最終更新日  2015.01.31 22:11:28
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