inti-solのブログ

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2015.03.30
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カテゴリ: 環境問題
この週末は、桜が満開で、天気もよく(昨日の午後は、東京では少し雨が降りましたが)、お花見日和でした。

Sakura201501.JPG

我が家近くの桜の木です。

Sakura201502.JPG

これも自宅近くの桜です。

Sakura201503.jpg

奥にもう1本、あわせて2本桜があるのです。さらにもう1本あったんだけど、一昨年の台風で折れてしまいました。

Sakura201504.JPG

昨日午前中に、相棒と一緒に四谷まで出かける用事があって、その際に撮影しました。このあたりは、ずっと桜並木。

Sakura201504.JPG

全体としては、まだ満開には時間がかかりそうですが、もう満開になっている木も散見されます。

ところで、ソメイヨシノの起源について、こんな論争があるそうです。

韓国で桜の原産地論争が再燃か―DNA解析で科学的には決着済み


韓国では昨年3月、スポーツ紙が「ソメイヨシノ済州島原産地説」を報道。これを信じる韓国人が少なくないと思われる。これについては報道があった時点で、日本の学者が「ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラが交配し生まれた品種。済州島にはエドヒガンはあっても、オオシマザクラは自生しない。2007年に米農務省とソウル大などの研究チームがDNA解析を行った結果、済州島の桜は日本産のソメイヨシノとは違った固有種と結論づけられた」と反論。科学論争には決着が付いている。

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済州島には、王桜という固有種が自生しているそうですが、その一部の個体群が、ソメイヨシノに似た特徴を持つことから、王桜がソメイヨシノの原種だ、という説が、韓国にはあるそうです。


とはいえ、この手の、いささか根拠を欠く他愛もないお国自慢というのは、どこの国にだってあるものです。引用記事によれば、ソメイヨシノ済州島原産地説なるものは韓国のスポーツ紙が報じたとのこと。一般紙が報じた、という話は見当たりません。「これを信じる韓国人が少なくないと思われる」とありますが、本当にそうでしょうか。日本だって、一般紙がまったく報じず、スポーツ紙だけが報じている記事にそれほどの信憑性があるとは、たいていの人は思っていないでしょう。もちろん、信じる人はいるにしても、多数派とはいえないんじゃないでしょうか。

いずれにしても、野生の動植物は、人間の引いた国境線の都合とは無関係に生きています。人工種であるソメイヨシノはともかく、野生の動植物がどこの国起源だとか、そういうことに重きを置いても仕方がないと私は思います。だいたい、更にさかのぼれば、サクラ(サクラ属)という植物群そのものが、別に日本起源でも韓国起源でもなく、ユーラシア大陸のどこかから広がりつつ種分化していったものです。





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最終更新日  2015.03.31 07:25:43
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