inti-solのブログ

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2015.04.17
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前回に続き、21年前の南米旅行記です。


チリの鉱山事故

ただ、新たに何枚か写真をアップしました。

13Potosi02XGA.JPG
これは、以前にもアップした写真ですが、コントラストが強すぎて黒がつぶれていたので、フィルムスキャンしてみたら、だいぶきれいな写真になりました。ポトシのパイラビリ鉱山の中に入るツアーの、出発直前の写真です。

15Potosi04XGA.JPG
これも、以前の写真と同じものです。鉱山の中、同じツアー参加者の女性(ハンガリー人)とツーショット(笑)ただし、彼女は既婚者で、同じツアーにボリビア人の夫、それに彼女自身の両親も参加していました。
この鉱山ツアーが原因で、ひどい高山病になってしまったのは、以前の記事に書いたとおりです。あのときの高山病による頭痛のひどさは、今までの人生で、それ以前もそれ以降も一度も経験したことのないものでした。よく一晩で治ったと思いますが、とにかく12時間くらい宿でくたばっていたら治ったので、翌日は普通にあちこちを歩き回ったわけです。

17Potosi06XGA.JPG

こうやって見ると、草は生えていますが、木は見事なまでに、ただの1本も生えていません。ポトシの街中には、街路樹がありますが、街の外には本当に木がないのです。

24Potosi13XGA.JPG
川べりまでおりていきました。
この場所はどの辺りで、ポトシからどのくらい歩いたのかなと、改めてグーグルマップで調べてみると、ポトシの旧バスターミナルから川にぶつかるまで、道なりで4kmくらいはあるようです。川にぶつかったところまでで引き返したのか、さらに先まで歩いたのかはまったく記憶がありません。帰りは途中からバスに乗ったので、トータルでの歩行距離は5kmくらいでしょうか。たいした距離じゃないけど、4000mの高地、その日の明け方まで高山病の頭痛に苦しんでいたことを考えると、結構歩いたといえるかもしれません。

27Potosi16XGA.JPG

ポトシのバスターミナル付近で撮った写真です。どういう状況で撮ったのか、まったく記憶がないのですが、私から声をかけたはずがなく、多分「撮って」と言われたのだろうと思います。彼女たちも、21年経った今は20代後半くらいになっているはずです。

ポトシには、ラパスから夜行バスで来て、1泊だけしてまた夜行バスでラパスに帰るという、強行軍もいいところのスケジュールでした。しかも、途中オルーロ-ポトシ間は未舗装道路で、ものすごく揺れた。ゆっくり眠れたのは、オルーロからラパスまでの間だけでした。しかし、4000mの夜空は、驚くほど満天の星空だったことを覚えています。

ラパスには早朝到着して、こんな時間にチェックインできる宿はないだろうなと思って、パスターミナルで2時間くらい時間を潰した記憶があります。で、結局ポトシにいく前に泊まっていた宿に、また泊まりました。
前回の記事に、宿の名前は忘れましたと書きましたが、その後家捜ししたら「地球の歩き方」の当時の版が出てきまして、泊まった宿の名前が特定できました。シングルで1泊13ドルとあるので、ボリビアの基準で言えば結構いい宿に泊まったようです。

29LaPaz04XGA.JPG

ラパスに戻ってきた日、ではなく、写真の日付を見るとその翌日のようですが、ムリージョ広場(国会と大統領府があって、ショッピング街もある一角。東京でいえば永田町と銀座があわさったような場所)で軍楽隊の演奏。日曜日だったようです。吹奏楽だけど、フォルクローレの曲ばかりを演奏していました。当時の記録を見ると、クエッカを演奏して、さらにカルカスの「チュキアグ・マルカ」という曲(吹奏楽アレンジ版)を演奏していたようです。

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チチカカ湖に近いティワナク遺跡の発掘品を集めた、野外博物館。しかし、日曜日は休館で中に入れなかったようです。この翌日、実際にティワナク遺跡の見学に行きました。

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ラパスの中心街は海抜3600mくらい、山の上は4000m超です。

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立ち並ぶビル群。これだけ見ると、海抜3600mという高さを感じませんが。

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ライカコタの丘にて、韓国のテレビ局が撮影をしていました。なぜ、レポーターがサッカーボールを持っているのか。この年、1994年はワールドカップ・米国大会が開催されています。例の、ドーハの悲劇で日本が初出場を逃してしまった大会です。その米国大会に、ボリビアは何十年ぶりかで出場し、韓国と対戦したのです。そのことにからんでの取材だったようです。確か、結果は引き分けだったと思います。残念ながらボリビアも韓国も、決勝トーナメント進出はできなかった。
この大会、ボリビアは、南米予選でブラジルを破って本選出場を決めています。ただし、ボリビアがブラジルに勝ったのは、このラパスのスタジアムにおいてです。3600mという標高の威力はすさまじかったわけです。その後、ラパスのスタジアムでの国際試合開催については、他国からクレームが付いて、激しい綱引きが続いています。一時ラパスでの国際試合が禁じられそうになり、エボ・モラレス大統領がボリビア最高峰サハマ山(6542m)山頂でサッカーを行うパフォーマンスを行っています。
そのパフォーマンスが功を奏したのかどうかは定かではありませんが、2014年のワールドカップでは、ラパスのサッカー場で予選は行われています。ただ、南米各国とも、ラパス対策を講じるようになったため、残念ながらボリビアは1994年大会を最後に、ワールドカップ出場権は逃し続けています。

34LaPaz09XGA.JPG


35LaPaz10XGA.JPG
町を歩いていたら、コンサートのチラシを発見。音楽家たちの連帯コンサート、というような内容で、2日間の日程、この写真を撮ったのは3月6日で、すでに初日のコンサートは終了していましたが、もちろん2日目のコンサートを見に行きました。ただ、撮影自由のペーニャではないので、そのコンサートの撮影はしていません。
ムシカ・デ・マエストロス/マヌエル・モンロイ・チャサレータ/グルーポ・ノルテ・ポトシ/バレー・ナイラ(踊り)となっています。ムシカ・デ・マエストロスは、日本人ケーナ奏者菱本幸二さんが参加していたグループで、その後、縮小編成版の「アカパナ」というグループが度々来日公演を行っています。(ムシカ・デ・マエストロス自体は20人以上の大編成なので、とても海外公演はできない)グルーポ・ノルテ・ポトシもまた、3年前に来日公演を行いました。

参考までに

ムシカ・デ・マエストロスのプロモーションビデオ。この演奏では、菱本さんの姿は見当たらない一方、日本人のバイオリン奏者小松小百合さんが加わっています。そして、ボリビア最高のケーナ奏者ロランド・エンシーナスがケーナを吹かずにコンサルティーナを弾いている。(実は、バイオリンだってすごく上手い人ですが)


グルーポ・ノルテ・ポトシ。文字どおり、ポトシ北部の民謡を専門に演奏するグループ。同じボリビアのフォルクローレといっても、まるっきり違う音楽だ、ということは理解いただけるでしょう。

36LaPaz11XGA.JPG


以下、更に続く予定(いつ写真をアップできるかは定かではありませんが)





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最終更新日  2015.04.19 21:00:55
コメント(2) | コメントを書く
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Re:1994年南米旅行(ボリビア編2)(04/17)  
Bill McCreary さん
>私から声をかけたはずがなく、多分「撮って」と言われたのだろうと思います。

私が写した子どもの写真で、わりと印象的なのがこちらの記事の写真です。

//blog.goo.ne.jp/mccreary/e/8fa6ad4633d607624018ac08183ecf0b

写真はへたくそですが、笑顔は結構いいと思います。なぜか私になついてきました。先進国ではともかく、発展途上国の子どもは、そういう態度を取ることもあります。

北欧旅行でもたくさんの子どもたちの写真を撮りましたが、これなどはいかがでしょうか?

//blog.goo.ne.jp/mccreary/e/40d0b5e44c097ada8b0bb77fdeee652f

の記事の、上から16枚目の写真や、

//blog.goo.ne.jp/mccreary/e/dda42505c051bb3a2b70850426c102c4

の子どもたちの写真、あるいは、

//blog.goo.ne.jp/mccreary/e/513a67f7519c90fef1f454a8819dc886

の子どもたちの写真、

//blog.goo.ne.jp/mccreary/e/baf84e59be99282c191599619b683810

の傘をさしている女の子の写真などは、私の好きな写真です。まあミャンマー以外は、私が勝手に撮った写真ですが。こういう写真を周囲に見せると、大丈夫? と本気で心配されます。

なお、撮った写真を人にあげると、けっこう本気で喜ばれます。可能なら、メルアドを聞いて送ってあげられればと思います。 (2015.04.19 22:38:09)

Re[1]:1994年南米旅行(ボリビア編2)(04/17)  
Bill McCrearyさん

>私が写した子どもの写真で、わりと印象的なのがこちらの記事の写真です。

>//blog.goo.ne.jp/mccreary/e/8fa6ad4633d607624018ac08183ecf0b

いいですねえ。

>写真はへたくそですが、笑顔は結構いいと思います。なぜか私になついてきました。

Bill McCrearyさん

>私が写した子どもの写真で、わりと印象的なのがこちらの記事の写真です。

>//blog.goo.ne.jp/mccreary/e/8fa6ad4633d607624018ac08183ecf0b

いいですねえ。

>写真はへたくそですが、笑顔は結構いいと思います。なぜか私になついてきました。

私が写真を撮った子たちも、そういう「何故かなつく」ところがあったのかもしれません。経緯はぜんぜん覚えていないですが。

>なお、撮った写真を人にあげると、けっこう本気で喜ばれます。可能なら、メルアドを聞いて送ってあげられればと思います。

おっしゃるとおりですね。ただ、この写真のときはまだパソコンなんて使っていませんでした。今ならメールアドレスを・・・・でも、それもこの子くらいの年では無理ですよね。

郵便で送るのも、ボリビアの場合は難しいのです。というのは、ボリビアで郵便物が自宅に配送されないのです。局留め郵便しかないので、受取人が郵便局に郵便物を取りに行きます。相手に「郵便物を送った」ということが伝わっていなければ、郵便を取りにいかないので、当然届きません。
郵便物のやり取りが日常的にある人は、私書箱を使うようです。
首都ラパスですらそうなのですから、田舎は言うまでもありません。 (2015.04.19 23:47:22)

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