inti-solのブログ

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2015.04.20
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カテゴリ: 政治
侵略、おわび「書く必要ない」=戦後70年談話で安倍首相

 新たな談話では、戦後50年の村山談話に盛り込まれた「植民地支配と侵略」や「痛切な反省」などの表現をどう扱うかが焦点。首相は番組で「私の考え方がどのように伝わっていくかが大切だ」と強調。「歴史認識においては(歴代内閣の)基本的な考え方は継いでいくと申し上げている。そこ(過去の談話)に書かれていることについては、引き継いでいく」とも語った。(以下略)

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要するに、「侵略」や「おわび」を盛り込みたくない、ということです。
この問題に関しては、た安倍晋三首相による「安倍談話」について検討する「21世紀構想懇談会」の座長代理の北岡伸一が、「安倍さんに『日本は侵略した』と言ってほしい」と発言しています。安倍お気に入りの保守派論客の一人である北岡ですらそう認めているにもかかわらず、安倍自身は侵略と言いたくないようです。まあ、安倍ならそう考えるだろうな、とは思います。

「引き継いでいくと言っているから、もう一度書く必要はない」のだそうですが、どう考えたって、本音は「引き継ぎたくないから書きたくない」であることは明らかです。

「(村山富市首相談話などと)同じことなら談話を出す必要がない。」と言っているそうですが、実際のところ、過去に触れたからもう一度書く必要はない、というなら、70年談話を出す必要などない、と思いますね。

このように書くと、未来志向が大事だ、とか何とかあさっての方向を向いた批判が出てきたりします。

戦後70年談話 未来志向の発信が大切だ (産経の社説)

だけど、そもそも戦後×年談話、というものをなぜ出すのか。戦争という巨大な災厄を振り返るためにこそ談話を出すのでしょう。戦後×年の節目に談話を出すということ自体が、本質的に未来志向ではなく過去を振り返る行為です。でも、過去というのは未来の道しるべです。過去を振り返る行為がなければ、人は何度でも同じ過ちを繰り返すことになる。
過去を振り返る行為について、なんだかんだと適当な理由をつけて、過去のマイナスは見ない、言及しないというのであれば、戦後×年談話を出す意味などないでしょう。





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最終更新日  2015.04.20 23:08:38
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