inti-solのブログ

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2015.07.01
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テーマ: 鉄道(25361)
カテゴリ: その他
今更の話ですが

新幹線放火事件 生活苦が動機の疑いも


容疑者の知人などによりますと、容疑者は、周囲に対して、年金の受給額が少ないことや、家賃の支払いに困っていることなどを漏らしていたということです。
新幹線の車内では、火をつける前に、女性の乗客に千円札数枚を渡そうとしていましたが、現場に残されていた財布に現金は入っていなかったということです。~
容疑者は、知人男性によりますと、岩手県出身で、去年まで清掃会社で空き缶を回収する仕事をしたあと、その後は、年金暮らしを続けていたということです。
林崎容疑者は岩手県にいる親戚にも仕送りをしていたということで、「年金が少なくて税金を支払うと手元には僅かしか残らず、生活が苦しい」などと、周囲に漏らしていたということです。(以下略)

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新幹線は、飛行機と違って、乗る際にX線検査があるわけではないし、また簡便に利用できること自体がメリット(自由席であればドアが閉まる5秒前だって乗れる)なので、飛行機のようなチェックは難しいのが現実です。また、その飛行機だって、米国の空港で覆面調査をおこなったら、禁制品の95%は見逃されていて、保安検査はザルだ、という話があります。

私の経験でも、ザルのような気がする

私の感覚では、米国より日本の空港のほうが保安検査の実効性は高そうな気がするのですが、それだって限界はある。
それに、新幹線でX線検査だとしたら、在来線特急は?通勤電車は?地下鉄は?バスは?
きりがないことです。
バスは35年前に新宿でガソリンによる放火事件がありました。

新宿西口バス放火事件

この場合は、乗客ではなく、外部からガソリン入りバケツを投げ込んだようですが。
地下鉄への放火は、日本ではありませんが、韓国で発生しています。

大邱地下鉄放火事件


満員の地下鉄や山手線でガソリン撒いて焼身自殺を図る輩が出てきたら・・・・・・、仮に車両自体が難燃性で炎上しなかったとしても、とてつもない大惨事になったであろうことは、想像に難くありません。また、現在の最新鉄道車両といえども、たとえば数年前のJR北海道ではディーゼル特急があっさり全焼してしまった事故がありました。

トンネル内火災事故

この例から見ると、すべての鉄道車両の難燃性が高いとはいい難い(電車や客車と、床下に燃料を搭載するディーゼル車の違いはありますけど)のも現実です。
かといって、地下鉄や山手線までXせん検査なんて、新幹線以上に不可能です。

報道によれば、国交省はJR各社に対して、新幹線への一定量以内の可燃物の持ち込みを認めている現行ルールの見直しなどを検討するよう指示したそうです。

新幹線への可燃物持ち込み見直し、検討を指示

だけど、今回の事例は、報じられているところでは、10リットル以上のポリタンクにガソリンを入れて持ち込んだようですから、現行ルール(3リットルまでは可)のもとでも違反なのです。犯罪を犯そうとするものが規則を守るわけもないので、規則だけ厳しくしても、実効性がなければ意味がありません。むやみに規則が厳しくなると、山登りのときのガス缶なんかも、持ち込みできなくなると、個人的には困るなあ。(すでに、飛行機には持ち込めないので、大雪山に登ったときは、ガス缶は札幌で購入して、使い残しは空港で放棄した)

なんにしても、自殺はよくない。けど、どうしても自殺するというなら、せめて、他人を巻き込まないでくれ。





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最終更新日  2015.07.02 07:28:53
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