inti-solのブログ

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2016.01.16
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テーマ: ニュース(95873)
4月から一般家庭への電力小売が自由化されます。これまでは、東京電力など九大電力会社以外の選択の余地はありませんでしたが、4月以降はどこの電力会社と契約してもよくなります。すでにPPS(新電力会社)が数多く設立されています。


PPSは電気代が安くなると宣伝しているのに何故?と思って調べてみると、どうやら月の電気使用量が300KWhを超えると東京電力より安く、300KWhより少ないと東電より高くなるようです。我が家の場合、昨年の月の電気使用量が300KWhを超えたのは、2月と8月の2ヶ月だけでしたから。

東京ガスに限らず、他のPPSもざっと調べてみましたが、いずれも、ある程度電気を使う世帯だと東電より電気代が安くなるものの、我が家の電気の使い方だとおおむね東京電力より高くつきそうです。

震災以来ずっと節電しているから、と言いたいところですが、震災前の2010年(大変な猛暑の年だったし、節電を特に意識もしていなかった)でさえ、我が家の電気使用量が月300KWhを超えたのは5ヶ月だけでした。だから、我が家の場合は節電しなかったとしても、PPSでは電気代が高くつくことになった可能性が高そうです。
我が家の世帯員は3人であり、日本の全世帯の平均世帯員数は2.3人であることを考えると、日本全国の過半数の世帯は、PPSに電気の契約を変えると、かえって割高になる可能性が高いようです。
うーーん、意外に少人数の一般家庭にとってはメリットの少ない新制度だったんですねえ。

あとは、損得は度外視して、電気代は上がっても東電とは縁を切る、という考え方もあり得ます。ただ、これらのPPSがすべて自前で電気を供給するのか、東電との間で電気の相互融通があるのか、という問題があります。後者だとすればPPSにしても実際には東電の発電した電気を使う可能性はあるわけで、それらを総合的に考えると、当面のところ、PPSへの切り替えは見送りかな、という方向に傾いています。





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最終更新日  2016.01.16 23:30:14
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