inti-solのブログ

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2016.01.23
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常々当ブログで書いているように、私はいまだにフィルム一眼レフを常用しています。いつまで常用するか分からない状態ですけど。

現在使っているのは、EOS7で、2台あります。2000年に発売されたもののようです。私自身が1代目を購入したのは2003年で、中古品でした。

EOS701.JPG
どっちが2003年に買ったほうかは、覚えていません。中古価格で4万円前後だったように記憶しています。
実は、このカメラを岩にぶつけて壊してしまったため、2005年にもう1台買ったのです。それも中古で、そのときは3万円を切っていたと思います。ちなみに、現在は中古価格を調べたところ3000円台のようです(笑)
壊れたから2台目を買ったのに、結局壊れたほうも修理してしまい、同じカメラが2台になりました。なので、そのときにNEW EOS KISSと付属レンズは売却したと思います。

EOS702.JPG
重さは電池込みでも500g台で、さほど重過ぎず、私にとっては非常に使いやすいカメラです。

EOS703.JPG
背面です。

一方、現在常用しているレンズはEF24-85mmF3.5-4.5というレンズですが、これはEOS7より前、2001年に購入したものです。EOS KISSとセットのレンズより、いいレンズを使ったほうがいい写真が撮れるんじゃないか、という、後から考えると危険な考え(笑)が頭に浮かんでしまったのです。こちらは新品で購入したもので、値段はまったく覚えていませんが、当時3~4万だったのではないでしょうか。

EF24-85mm01.JPG


EF24-85mm02.JPG
そのとき以来、ずーっと、山ではこのレンズを常用しています。もう、かれこれ15年近く使っています。
EOS KISSとセットのレンズよりは上のランクとはいえ、そんなに高級なレンズではないと思いますが、わたしにとっては必要充分なのです。重さも380gと軽い。もっとも、広角端の24mmは、最初のうちはワイドぶりにびっくりして多用しましたけど、ふと気が付くと、最近はワイド端はそれほど使っていません。自分でも理由はよく分かりませんが、やたらと広角でいろいろなものを1枚の写真に収めても、そんなにいい写真にはならないから、でしょうかね。しかし、今でもこの広角が役に立つことが、時々あるのです。

EF80-200mm.JPG
80-200mmの望遠ズームレンズです。値段は覚えていませんが、比較的安価なものだったと記憶しています。いつ買ったかも覚えていませんが、2001年前後だったと思います。何回かは山にもって行きましたが、山の風景写真で200mmの望遠レンズは意外にそれほど使わなかったのです。いや、実際のところは荷物を担いでレンズ交換が面倒だっただけですけど。登りで息が上がっているときは、ザックを担いだままカメラが構えると、200mmは手ブレになりやすい、ということもあります。(荷物が重いので、三脚は山にはほとんどもっていったことがありません)
そんなこんなで、近年はこのレンズは山には全然持っていっていません。ほぼ子どもの運動会撮影専用と化しています。

EF50mm.JPG
EOS7の1台目を買ったときか2台目を買ったときか忘れましたが、それと同時に買ったEF50mm F1.4 USMという単焦点レンズです(中古)。ズームレンズより単焦点のほうが画質がよい、という話を聞いたのと―ますます危険な方向です(笑)、室内で子どもの写真を撮るのにF3.5では厳しかったので、これを買いました。非常にいいレンズなのですが、F1.4まで開くと、被写界深度が極度に浅いのです。子どもの鼻にピントが合うと目はぼけている、くらいに。F1.8以下に絞れば、被写界深度はある程度深くなります。
数字以上に明るいレンズで、前述のEF24-85mmF3.5-4.5とこのレンズを同じ焦点距離、同じ絞りにそろえてシャッターを切っても、こちらのほうがシャッター速度が速いのです。写真の明るさは絞りと焦点距離だけでは決まらないんだ、と思い知らされました。
ただし、晴天の山ではそんなに明るいレンズは必要ないし、風景写真はできるだけ被写界深度が深いほうがいいので、このレンズを山に持っていったことはありません。そして、コンパクトデジカメを買ってからは、室内で子どもの撮影はデジカメに置き換わってしまったので、最近はこのレンズの出番がほとんどありません。

カメラマニアの中には「レンズ沼」という言葉があるそうで、あのレンズがほしい、このレンズがほしいと、新しい、高級なレンズを次々と買う人も多いと聞きます。ここまでの勢いでは、私もそうなりかねないところだったかもしれませんが、何故かここでパッタリと、新しい(中古も)レンズを買わなくなりました。一時期、100mmの単焦点マクロレンズがほしいなあと、中古を物色したことがあるのですが、結局買わなかった。そのうちに、フィルムカメラが明らかに斜陽になってきて、これ以上新しいレンズを買っても、それより今あるレンズを使い倒そう、という気になったのです。
私にとっては山が主で写真が従であり、写真が主ではない、というところも要因かもしれません。

で、それ以外の小物も紹介します。

EOS704.JPG
カメラケース。山ではカメラをむき出しのままってわけにも行かないので。本体は2台ありますがも1度に2台のカメラは持って歩けないので、ケースは一つだけです。カメラ本体よりはるかにボロになってしまいました。

Filter.JPG 2012年5月、コンパクトデジカメで金環食撮影 するために、減光フィルタの代わりに2枚重ねでコンデジのレンズに押し当てて(笑)使ったのが最後です。いやー、フィルタって、一眼レフ用だけど、こういう使い方でコンデジにも使えるんですよ。
ただ、レンズには普段保護フィルタをかぶせています。この記事のために、長らく使っていなかった50mm単焦点レンズを引っ張り出してみたら、保護フィルタが曇ってます。全然使っていなかったからなあ。ただし、保護フィルタだけで、レンズ本体はきれいなままでした。

LightBox.JPG
ライトボックスとルーペ。リバーサルフィルム(ポジフィルム)に同時プリントはないので、これがないと、どの写真をプリントするか、選ぶことができません。
そして、最後に一番大事なもの。

FujiProvia100F.JPG
フィルムです。私はフジのPROVIA100Fというフィルムを使っています。コダックもコニカもフィルム生産から撤退し、今は普通に手に入るフィルムはフジカラーしかありません。まあ、元々フジカラーを使っていたので問題ありませんけど。


で、私がなぜ未だにフィルムカメラに固執しているかというと、一つは、現像されたポジフイルムをライトボックスで覗き込んだときの画像の美しさ、そのワクワク感がどうも捨てられない、ということです。プリントしたりパソコンに取り込むと、それほどでもないのですが、ライトボックスで覗いたときのポジ写真の美しさは、やみつきになります。

もう一つは、デジタル一眼レフに移行すると、どうしたってカメラの性能が劣るものになってしまう、という問題があります。フィルム一眼レフのファインダーって、とても広いのです。それに対してデジタル一眼レフの普及機は、撮像素子がフィルムより小さい(APS-Cサイズ)ので、ファインダーもフィルム一眼レフより小さい。覗くと、なんだかがっかりしてしまうのです。
それに伴って、レンズも同じレンズだとより望遠になってしまいます。これも、なんだかがっかりな話です。
ならば、フルサイズ機を買えばよいのですが、あんな高いものを買う気はしない、というのが一つと、あんな重いものを山に(特にテント山行のときに)持って行けるか、と思うのです。いちばん軽いフルサイズ機のEOS6Dでも、本体680g(バッテリーを入れれば700gを超える)で15万円。ザックの中に入れている分には100gあまりの差はたいした違いじゃないけど、首から提げているときはね。
私の山の師匠(職場の先輩)はマミヤの中判カメラ(6×4.5だったと思う)をテント山行でも担いで登っていましたが、私には無理です。

というわけで、今のフィルム一眼レフと同程度の重さ、同程度の広角が使えて、ファインダの見やすさも同程度、値段はせいぜい5~6万、と考えると、そんなデジタル一眼レフはどこにもない。ならばフィルムの方がいいじゃない・・・・・・ということで、ここまできたわけです。
しかし、そろそろ手間がきつくなってきてたので、どこかの条件を妥協しようかな、と思いつつあります。





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最終更新日  2016.01.24 19:32:29
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