inti-solのブログ

inti-solのブログ

2016.07.01
XML
カテゴリ: 政治
安倍首相「自衛隊員に謝罪がない」 共産・志位和夫委員長に
安倍晋三首相は30日、三重県伊勢市で街頭演説し、共産党が防衛費を「人を殺すための予算」と発言した藤野保史衆院議員を政策委員長から事実上更迭したことについて「志位和夫共産党委員長は街頭演説を昨日も行ったようだが、一言も自衛隊員や家族に対する謝罪がない」と強く批判した。
---

以前に記事を書いた ように、私も「人を殺すための予算」発言は失策だったと思います。撤回したのも当然です。私自身も、これまた過去何回も書いているように、見果てぬ将来の夢としての非武装中立という理想は捨てるつもりはないけれど、現下の国際情勢の下では、自衛隊は残念ながら必要、と考えます。

そのことはともかくとして、この失言に対してここぞとばかり自民党は攻撃をかけているけれど、「一言も自衛隊員や家族に対する謝罪がない」という言い草に対しては、違和感を禁じ得ません。「人を殺すための予算」は、政治家の発言としては失言ですが、世の中にはおおむねそのような言葉が満ち溢れていることも事実です。
かつて、郵政解散のとき、自民党はここぞとばかり公務員攻撃を行いました。いわく、「役人天国」いわく「役人の無駄づかいの温床」などなど。そのとき、首相は小泉でしたが、安倍は官房長官の要職にあったのではなかったか。今は、当時ほどには公務員を悪し様に攻撃はしていないですが、代わりにおおさか維新がそういう役目を果たしています。

自衛隊員だって公務員です。(「士」は非常勤公務員のようなものだが、「曹」以上は正規職の公務員)役人天国というなら自衛隊だってそうだし、無駄づかいの温床とは、まさしく自衛隊です。1機で200億円以上のオスプレイなどは、その典型です。
ところが、公務員を悪し様にののしる人に限って、自衛隊や警察のことはののしらない、「役人の無駄遣い」を批判する人に限って自衛隊の無駄遣いは見ないフリをする傾向が強いように思います。でも、国民の税金で成り立っている、という点において、自衛隊も警察も霞ヶ関の高級官僚も市役所の職員も、違いはありません。

自民党は、「役人天国」とか「役人の無駄づかいの温床」などの発言について、一言でも公務員や家族に対して謝罪をしたのでしょうか?
していませんね。
ならば、今回の件でも、自衛隊員や家族に対して謝罪を行う必要などないでしょう。それとも、自衛隊というものはアンタッチャブルで、一切批判を許さない存在であるべき、と思っているのでしょうか?それこそ、批判を許さぬ存在ほど腐敗堕落を増殖しやすいものはありません。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2016.07.01 21:22:39
コメント(7) | コメントを書く
[政治] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: