inti-solのブログ

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2016.07.18
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カテゴリ: 戦争と平和
なぜ今、反乱か トルコ軍、過去3度権力を奪取


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トルコのクーデター未遂事件の報にはびっくりしました。過去にクーデターが何度も起こっていることは知っていましたが、今頃起こるとは思わなかったので。
わたしは、この地域のことに関してはまったくの素人です。だから、確信を持った発言は何もできないのですが、YouTubeで、道路を封鎖したクーデター派の部隊(反乱軍)が市民に取り囲まれて、挙句の果てに戦車から引きずり出されて殴られて降伏する映像を見ると、違和感を感じるのです。





相手は戦車ですよ。素手の一般市民が勝てるような代物じゃないはずです。それなのに、取り囲まれて戦車から引きずり出されて殴られても反乱軍は1発も撃たない。どう考えても不自然です。(空中に向けた威嚇射撃は盛んにしていましたが)
空砲しか持たず、実弾を携行しなかったとしか思えません。

クーデターの成否なんて紙一重で、勝てば官軍、負ければ賊軍です。今の日本でさえ、内乱罪の首謀者は死刑か無期懲役。トルコだって同じじゃないでしょうか。それなのに、実行部隊に実弾を持たせなかったとするなら、あるいはそうでなかったとしても、抵抗を一切排除しようとしない、という時点で、最初からクーデターを成功させる気なんかなかったのではないか、と思えてしまうのです。

戦車を取り囲む一般民衆の側も、戦車を怖がるそぶりがまったくないのがどうもね。フランスでトラック暴走テロがありましたが、動く自動車は、生身の人間にとっては凶器です。しかも、戦車の重さはトラックの比じゃありません。動画に写っていたドイツ製のレオパルド2戦車は60tもあります。そんなものが動き出したら、怖くて逃げるでしょう。フランスのテロだって、みんな必死で逃げているじゃないですか。何で逃げないの?踏み潰されるかも、撃たれるかも、という恐怖は感じないの?
そうはならないということをあらかじめ知っていたんじゃないかって思えてしまうのです。

どうも、自作自演という言葉が頭にチラついて仕方がないのです。もちろん、単純ではないでしょう。引用記事にあるように、世俗主義の守護者を自認する軍と、イスラム主義(復古主義あるいは保守主義ともいえる)を志向するエルドアン大統領の間に緊張関係が存在するのは、おそらく事実でしょうし。





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最終更新日  2016.07.18 23:42:26
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