inti-solのブログ

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2016.08.13
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前回に引き続いて、北海道の山の写真です。
北海道には、2003年大雪山、2005年阿寒湖と川湯温泉、2006年富良野岳と富良野、2007年川湯温泉と知床、2008年知床と阿寒湖の、合計5回行っています。そのうち2003年だけが私一人で、あとの4回は家族旅行(の途中1日だけ別行動で山登り)でした。登った山は、2003年が旭岳、2006年が富良野岳(いずれも大雪山系)、2005年と2008年が雄阿寒岳(2005年は途中撤退)、2007年が知床の羅臼岳です。一昨日、2003年と2006年の大雪山系の山を紹介したので、今回は2007年羅臼岳と2008年雄阿寒岳という、道東の二つの山の写真を紹介します。

最初は2007年の羅臼岳です。このときは、女満別空港からバスで川湯温泉まで行って1泊、翌日釧網本線の原生花園を経由して知床の羅臼へ、3日目に羅臼岳に登って4日目に帰宅しました。
これまでのところ、日本国内で登った山では、自宅から最も遠いところにあります。家族旅行のついでに登れるような山ではないと思うのですが、当時は登山口となる岩尾別温泉までバスが1日1往復走っていたので、それを利用していってしまいました。現在は、岩尾別温泉まで行くバスはなく、3.5km離れた岩尾別までしか公共交通機関はないようです。

サシルイ岳?
岩尾別温泉からの登りの途中で撮影しました。おそらく羅臼岳ではなく、その先に連なるサシルイ岳だろうと思います。

オッカバケ岳?
さきほどのサシルイ岳(多分)の更に先に位置する山です。オッカバケ岳だろうと思います。

知床五湖
登山道から下を見下ろしたら、オホーツク海が見えます。海岸沿いの黄緑色の場所は、知床五湖のようです。

羅臼岳ヒグマ注意板
この写真は以前にも紹介しましたが、この看板の場所で、ヒグマと鉢合わせしてしまいました。ただし、写真は登りで撮ったように記憶していますが、ヒグマと鉢合わせしたのは下山時です。

羅臼岳
森林限界付近に到達。雪渓の登りです。

羅臼平から羅臼岳


三ツ峰
羅臼平から羅臼岳に登り始めました。羅臼岳の隣の三ツ峰が目の前にそびえています。

羅臼岳から国後島
国後島が見えます。おそらく爺爺岳でしょう。国後島の一番北の端の山なので、目の前、というよりはかなり遠く見えます。いつか、国後択捉にも行ってみたいものですが、なかなか難しいでしょうね。羅臼岳の上のほうは巨石が積みあがったような山で、その巨石を伝いながら登って行きます。「今震度6とか7の地震が起きたら、この岩が崩れて、押しつぶされて死ぬな」と思った記憶があります。もっとも、山で地震が起きたら死ぬなと思ったことは、何回もありますけれど。

知床半島
山頂に到着しました。知床半島の先端方向を撮影します。先ほどは見上げていた三ツ峰が、眼下に位置しています(左右二つのピークの右側が高い)。その先にサシルイ岳、オッカバケ岳が続き、一番左遠方の山が硫黄山だと思います。硫黄山までは一応登山道があります。山中で1泊すれば硫黄山まで縦走可能と思いますが、ヒグマくんが山守をしている山で単独テント泊はなかなか敷居が高い。更に、その先には登山道のない知床岳があります。

チングルマ
羅臼平より少し上だった記憶がありますが、チングルマのお花畑が広がっていました。

で、あとはひたすら下山。鈴とか音の出るものを持ってこなかったので、アルミのマグカップに小石を入れて、カラカラ音をさせながら歩いていたのですが、どうしても小石ははねて飛び出してしまうのです。そのまま歩いていたら、ヒグマに注意の看板の区間で、ヒグマと遭遇してしまいました。多分、親離れして間もない若いヒグマで、あまり大きくなかった。立ち上がっても私より背が低そうでした。距離は、感覚では10メートル、実際にはもう少し離れていたでしょう。20メートルか30メートルかな。私とヒグマ双方がほぼ同時に相手に気がついたのです。バタンと大きな音を立てて、私に背中を向けて、一目散に逃げていきました。びっくりするくらい走るのが速かった。

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で、その翌年2008年は雄阿寒岳に登りました。その年は、釧路空港から釧路を経由して、1日目と2日目は知床のウトロ温泉に泊まりました(前年と同じ宿)。前年は、羅臼岳には登ったものの、それ以外の知床の見所(カムイワッカ湯の滝や知床五湖、フレベの滝)は見ていなかったので、それらを見て回ったのですが、残念ながらこの年は旅行の初日から3日目まで、ずっと曇り。雨はそれほど降りませんでしたが、あまりよい写真を撮ることはできませんでした。しかし、阿寒湖で迎えた最終日だけは晴れました。なので、最終日朝4時起きで雄阿寒岳に登ってきました。実は、2005年にも登っているのですが、このときは台風崩れの低気圧の直撃中で、森林限界を超えたところで撤退したので、山頂に着いたのはこのときが初めてです。

阿寒湖
阿寒湖の一番西の端が登山口です。とても雰囲気のよい、湖と針葉樹林の入り組んだ場所です。

太郎湖
阿寒湖の端から5分か10分歩いたところにある、太郎湖。ここも雰囲気のよい場所です。アカエゾマツ主体の森でした。

雌阿寒岳と阿寒富士
晴れたと書きましたが、正確に言えば曇り時々晴れ、くらいの感じで、すごく天気がよかったわけでもありませんが、雲が低かったので、雲海を抜けると、こんな景色が待っていました。天空の雌阿寒岳ラピュタ、なんちゃって。
この雄阿寒岳、富士山みたいに4合目とか7合目とかって表示があるのですが、この表示がとても変で、1370mの山で、1000m超えたところで5合目、1200mで7合目なのです。まあ、この表示を信用すれば、登りはその先で楽ができる、ということはいえますけどね。

雄阿寒岳


雄阿寒岳
山頂からの眺め。といっても、雲ばっかりですけど。

雄阿寒岳
同じく山頂からの眺め。雲の向こうに雌阿寒岳が見えます。

イワブクロ
イワブクロ。北海道と東北の高山帯にしか分布せず、日本アルプスにはない高山植物です。ただ、この雄阿寒岳は活火山であることもあって、高山植物はそれほど多くありません。もっとも、関東近辺だったら、1370mという標高は、高山帯どころか亜高山帯針葉樹林にすら届かない高さで、そこにハイマツが生えているのは、さすがに北海道だけのことはあります。阿寒湖近辺は、麓がすでに亜高山帯ですから。

雄阿寒岳から阿寒湖
下山中、雲の切れ目から阿寒湖が見えました。湖畔のホテル群が小さく見えます。
このときは、4時過ぎに宿を出てお昼前には宿に帰っていました(その日の夕方の便で東京に帰るので)。

でも、また行きたいなあ。





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最終更新日  2016.08.19 07:00:53
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