inti-solのブログ

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2016.10.10
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カテゴリ: 災害
阿蘇山 活発な火山活動続く 引き続き警戒を

8日未明に阿蘇山の中岳第一火口で発生した爆発的な噴火では、大きな噴石が火口か約1.2km先まで飛び、噴煙は高さ11,000mに達したことが確認され、気象庁は噴火警戒レベルをレベル2からレベル3の「入山規制」に引き上げました。
この噴火に伴って火山灰が風に流されて北東の方向へ広がり、約6km離れた阿蘇警察署で降灰の厚さが3cmに達したほか、九州や四国の各地でも灰が降ったことが確認されました。また、北東側では小さな噴石が遠くまで飛ばされ、火口から4km先では直径7cmの噴石が確認されたということです。
この爆発的な噴火のあと噴火は起きていませんが、その後も火山性微動や地震が観測されており、噴煙の量が多い状態が続くなど、活発な火山活動が続いています。
気象庁は、今後も同じ程度の規模の噴火が起きるおそれがあるとして、引続き阿蘇山に警戒レベル3の火口周辺警報を発表し、中岳第一火口から約2kmの範囲では大きな噴石や火砕流に警戒し、風下にあたる地域では火山灰や小さな噴石などにも注意するよう呼びかけています。(要旨)

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私が川俣に演奏しに行ったちょうどその頃、阿蘇ではやや規模の大きな噴火が起こったようです。300km以上先まで降灰があるとの予測です。もっとも、中国・四国・近畿の降灰予想は、0.1mm以下なので、金属板やガラスなど滑らかなものの上で指を滑らせれば、灰が積もったことが分かる、という程度だろうと思います。浅間山の噴火でも、東京まで灰が到達したことがあったと記憶していますが、それと同程度でしょう。(浅間山は東京都心から120km以上離れています)
そう考えると、阿蘇山の持っている潜在的なリスクから比べれば、ごくごく小規模の噴火でしかない、とも言えます。
それでも、一昨年の御嶽山の噴火よりははるかに規模は大きいはずですが、阿蘇山はこれまでも小規模の噴火を繰り返してきたため、元々火口近辺は立入禁止であり、また噴火の発生が深夜だったこともあって、今のところ人的被害は皆無です。
今回の噴火は36年ぶりの規模なのだそうですが、1979年の噴火で死者3名が出ているので、前回の噴火はこれでしょうか。(このときの噴火の新聞報道は、子どもの頃おぼろげな記憶があります。ただ、37年前になるような気もしますが・・・・・)

とはいえ、今後も同じ程度の規模の噴火が起きるおそれがある、というのはちょっと怖いですね。桜島もそうですが、今起これば日本破滅が確実なレベルの超巨大噴火を何回も起こしている山だけに、そういう事態が起こらないことを祈りたいです。(多分、今回の噴火がそういう事態に発展することはないでしょうけど)





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最終更新日  2016.11.19 10:12:09
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