inti-solのブログ

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2017.05.31
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カテゴリ: 政治
山口敬之氏「だから私はTBSを退社し、この一冊を著した」~永田町を震撼させたエース記者の回想


(2016年)6月に発売されるや、永田町を震撼させた『総理』(幻冬舎刊)の一節である。~
それほどのエース記者が、一体なぜTBSを辞めて独立したのか。本書執筆にいたる経緯、そして安倍政権の行方について、本人に聞いた。
TBSを辞めたのは、「取材したことを報道する」という、ジャーナリストとして当たり前のことができなくなったからです。
私は政治部を経て、2013年にワシントン支局長としてアメリカに赴任しました。このとき、現地の公文書館で、ベトナム戦争中に韓国軍が慰安所を設けていたことを示す文書を発見しました。貴重な文書ですから、すぐにニュース番組のなかで放送したいと掛け合ったのですが、上層部は「デリケートな問題だから、文書だけではダメだ。その現場にいた人の証言が得られなければ、放送しない」と消極的でした。~
山口氏はその取材を『週刊文春』誌に寄稿。~2015年4月2日号に掲載されたこの記事は国内外で大きな反響を呼んだ。ところが、TBS上層部は、山口氏が他社の媒体で取材成果を発表したことを問題視したという。
会社からは、ワシントン支局長を解任、営業局へ異動という処分を受けました。~
私の本性は記者ですから、取材して発信するという仕事ができないことには耐えられなかった。何より、取材した成果を明確な理由もなく報道させない組織に所属していても仕方がないと考えたのです。そして、退職を決意しました。
ちょうどその頃、本を書かないかというお話をいただいたので、退職を機に、これまでTBS記者として取材をしてきたこと、またテレビという枠組みでは報道できなかったことを書こうと思ったんです。

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TBS退社の理由について、なにやらもっともらしいことを言っていますが、実際には違うようです。

TBS社長「警察から問い合わせあった」「詳細語らず退職」 元記者から乱暴、女性の検審申し立て受け
元TBS記者でジャーナリストの山口敬之氏から乱暴されたという20代の女性が、東京地検の不起訴処分を不服として検察審査会に審査を申し立てたことについて、同局の武田信二社長は31日の定例会見で「(山口氏が)TBSに在職していた時期の案件であるという認識は持っているし、当時、警察から問い合わせもあった。本人に事情を聴いたが、詳細を語らずに退職していった」と明かした。(以下略)
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ようするに、自分で起こした犯罪的行為※について、警察の捜査の手が伸びてきたからあわてて退職したのを、もっともらしく言いつくろっているだけ、ということに過ぎなかったわけです。
そもそも、山口が女性と性的な行為に及んだこと自体は、山口自身も認めています。起訴云々は別に考えても、就職の相談に来た女性と性的な行為に及ぶ、というのは、社会人として終わっている。まともな会社や役所なら、こんな行為は(立件されるか否かにかかわらず)露見したら懲戒免職でしょう。その意味では、警察から問い合わせが来ているにもかかわらす゜、「詳細を語らず(自ら)退職」をそのまま許したTBSにも問題はあります。

そもそも、山口は安倍の第一次政権時の退陣を「スクープ」したというので名を轟かせたのですが、それは結局安倍と親密すぎる付き合いの結果、ということです。もちろん、それはそれで能力のひとつではあるでしょう。
しかし、取材者が取材者対象者の代弁者になって、テレビ放送や出版物でヨイショをしまくる、となると、もはやそれはジャーナリズムではなく「御用ジャーナリズム」あるいは「プロパガンダのお先棒担ぎ」でしかありません。挙句のあてに、女性に対する犯罪行為で逮捕寸前だったものを、政権の力で警察に圧力をかけさせて逮捕を免れる。これはもはや、取材者(ジャーナリスト)ではなく、プロパガンダの遂行者に過ぎません。

それにしても、私はテレビをほとんど見ないので、山口の出演する番組も見たことはありませんが、さすがにテレビ出演はすべて降板しているんでしょうね。(確認はしていないですが、いくらなんでもこの状態で出演させ続けるテレビ局はないでしょう)
著書を書くのは勝手ですが、今後二度と公共の電波に出てきて欲しくはない人物です。






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最終更新日  2017.06.01 20:13:53
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