inti-solのブログ

inti-solのブログ

2017.11.20
XML
テーマ: ニュース(95880)
カテゴリ: その他
教育長「地毛が黒」と真っ向対立 “黒染め強要”高3提訴


学校の校則によると「身だしなみについて」という規則の中で「染髪・脱色・エクステは禁止する」としていて、一連の問題に関し17日、教育長が初めて見解を述べました。
「私どもは地毛が黒ということで、学校現場は指導した。その地毛が黒というのは3人の教諭が根元を見て確認した。中学時代はどうだったかという聞き合わせもした」
一方で、この生徒をめぐっては今年4月、3年生に進級した際にクラス名簿に名前を載せず、教室に席がなかったことがわかりました。学校側は「生徒の個人情報に関わるので説明は差し控える」としていますが、今月14日から名簿に記載しているということです。女子生徒側は「学校から排除しようとしているとしか考えられない」と主張しています。

---

高校生側は「生まれつき茶髪なのに黒く染めさせられた」と言っていますが、学校側は「生まれつき黒だという前提」だそうです。どちらの言い分が事実なのかは私には分かりませんし、そこが問題の本質とも思えません。
私が疑問なのは、何でそこまでやるのか?ということです。
周囲を見回してみればすぐに分かることですが、今の時代女性の、少なくとも半分以上は髪を黒以外の色に染めています。若い世代だともっと多いかもしれません。そのことの良し悪しはともかくとして(わたしの相棒は染めていない)、そういうものなのです。
その中で、高校生だけ髪の毛を染めることを禁じる根拠は、果たしてあるのでしょうか。そりゃもちろん、飲酒や喫煙、異性との性的な関係なら、高校生は禁止というのは分かります。法で(あるいは条例で)禁じられていることですし、そのことを別に考えても、若い肉体に悪影響があることは事実ですから。
しかし、髪の毛を染めることは、どんな法にも条例にも反しません。だから、校則で禁じられていない学校も少なからずあるし、そういう学校の生徒は普通に染めています。私の母校もそうでした。30年以上も昔なので、染めている子は少なかったですが、皆無ではありませんでした。

私が高校生だった頃、あるいはそれ以前には、世間に髪を染めている人は少なかったので、高校生が髪を染めていたら目立ちました。だから当時は茶髪・長ラン/ロングスカートは不良のトレードマークだった(笑・1980年代のはなし)。
今、「茶髪は不良」なんて言ったら、世の中の女性の大半は不良になってしまいます。女性の髪の色をめぐる世の中の志向がこんなに変わっているのに、未だに「茶髪は不良」の時代の価値観のままに茶髪を禁じるのは、時代錯誤としか思えません。
まして、地毛がどうなのか、とか、そんなことの確認にエネルギーを使って、その挙句にクラス名簿に名前を載せないとか、席をなくしてしまうとか(今月14日「から」名簿に記載している、ということは、それまでは名簿に載せていたなったことを認めているわけです)、それは学校自らが生徒をいじめているも同然、と言うしかないでしょう。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2017.12.09 11:16:20
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: