inti-solのブログ

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2018.03.20
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カテゴリ: 政治
渡辺美樹議員「週休7日幸せか」発言、過労死遺族に謝罪


中原さんらは16日、「過労死遺族に対して無理解な発言だ」として、渡辺氏に発言の撤回を要求。渡辺氏は「過労死をなくしたい気持ちは同じ」と語り、謝罪したという。
渡辺氏が創業した居酒屋チェーン「和民」では2008年、女性社員が過労自殺している。

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すでに各方面から批判を浴びて謝罪に追い込まれているものの、何故か発言の撤回はできない、という不思議な言い分です。
渡邉美樹が和民のワンマン経営者だった間は、彼がどんな極論を言おうが、社内的にそれを公然と批判する人などいなかったでしょう。しかし、政治家となってしまった今は、そうは行きません。暴言を吐けば社会的批判を浴びる、社長と違って、任期と選挙というものがあり、どれだけ非難を浴びても居座り続ける、というのは難しい(非難を浴び続けても当選を重ねる議員もいますけど、少なくとも渡邉はその域ではない)、そういった経営者と政治家の立場の違いを未だ認識し得ないから、こういう発言が出てくるのでしょう。

まあ、しかし、問題の本質は、このような人物を、よりによって過労死遺族の意見陳述に対する質問者に選ぶ自民党の態度にある、と言わざるをえません。いや、遡ればそもそもこのような人物を公認候補として擁立したこと自体も問題ですけど。
渡邉が、これまで散々「休日も休憩も関係なく、休みなく働け」的な長時間労働賛美の発言を繰り返してきたことは周知の事実です。発言を謝罪した今だって、腹の中で考えていることは変わっちゃいないでしょう。腹の中で考えていることを取締る法はないので、それは仕方がないですけど。

そのような人物を、あえて過労死の問題を訴える意見陳述人に対する質問者としてぶつけるのは、どういうことか。参議院の自民党に、議員は他にも大勢いるのに。
つまり、自民党は長時間労働の問題について、働き方改革だ何だと表向きは色々言っていても、本音の部分では渡邉同様に「長時間労働なにが悪い」程度にしか考えていないのだろう、ということです。実際問題として、そういった価値観の議員は多いのだろうなと思います。自民党ではないけれど、維新のトラブルメーカー足立議員が、元秘書から残業手当を請求されて「払わない」と居直った騒ぎも、少し前にありました。
こういう永田町の「常識」で高度プロフェッショナル制度をとおされたら、働く人にとってはたまったものではありません。





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最終更新日  2018.03.20 19:00:10
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