inti-solのブログ

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2018.06.09
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カテゴリ: 政治
新元号公表は即位日に


新元号については「平成(であるうち)に公表されれば、現陛下と新陛下の二重権威を生み出す恐れがある」と指摘した。総会には自民党、日本維新の会、希望の党、無所属の計48人が出席した。

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ちょっと前にコメント欄で紹介した話です。
現行の政府方針である、即位の1ヶ月前の新元号公表だって異常な話なのに、新天皇即位まで新元号を公表するな、と日本会議系の極右議員たちが言い出しました。
今の天皇が退位する意味を完全に失わせようという、実に馬鹿げた要求であり、一般社会への影響をまったく省みないという意味で、ある種天皇狂原理主義とも言えるものです。(天皇制大事を掲げてはいるものの、当の天皇自身の意向は完全無視、たまり錦の御旗として利用しているだけ)

それなら、いっそのこと、大事に大事を取って、新天皇即位の100年後くらいに新元号を公表したらどうでしょうかね。
まあ、それはともかくとして、いっそのこと、やってみればいいんじゃない?とも思います。以前にも書きましたが、現状の改元前1ヶ月の公表という現行スケジュール自体が、充分に異常なものなので、それを即位日に公表とすれば、この機に元号の使用をやめて西暦に統一する企業が激増するでしょうし、ひょっとすると自治体の中にもそういうところが出てくるかもしれません。
元号法という法律はありますけれど、あれは別に元号を定める、というだけの法律であって、使用を強制する法律ではありません。民間企業は当然のこととして、役所といえども元号を使い続けるのは、慣習と横並び主義(他自治体もみんな元号なのに、うちの市町村/都道府県だけ捨てるのは、みたいな)の結果に過ぎません。

わたしは、元号などという不便な年号の慣習はいらないと思っているので(とはいえ、仕事上はそれを使わざるを得ません)、元号が社会的に衰退することは万々歳でしかありません。その意味では、日本会議系のこういう狂信的主張を押し通すのも悪くないんじゃない?という気持ちが、半分はあります。が、この愚行に最後まで付き合う役所や企業も、おそらく少なくないであろうことを考えると、システム障害やシステム関係者の過労死の多発による社会の混乱が容易に想像できるようなスケジュールを、「よい」と言うわけにはやはりいきません。

何となく、こういう超トンデモな暴論を前面に立てて、「それに比べれば1ヶ月前はまだマシ」みたいなトンデモの正当化を図る気じゃないのか、という気がしてしまいます。1ヶ月前というスケジュール自体が、充分に異常なものだということは、改めて付言しておきます。






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最終更新日  2018.06.09 10:19:49
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