inti-solのブログ

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2018.07.23
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もはや災害レベルの酷暑の中、涼しかった北海道の旅を思い出しつつ(笑)、霧多布湿原を縦断する道路の上から続きです。
湿原センターに着いたのは2時でしたが、湿原センターに少しいて、そのあと遊歩道を歩いて笛も吹いていたら、結局出発は3時近くになってしまいました。


池塘。湿原なので、水溜りは各所にあります。
元々は、最終氷期が終わった後の縄文海進の時代に、今より海水面が数メートル上昇したため、このあたり一帯は海になっていたようです。その後海水面が低下し水が退く過程で海岸に砂丘が形成され、内陸に取り残された海水が沼地化とたのがこの湿原の起源なのだそうです。湿原には川が流入して淡水を供給することから、数千年を経て海水の沼地は次第に淡水化し、ミズゴケを主体とする高層湿原が発達しました。でも、場所によってはまだ汽水域や海水域もあるそうです。


ここにも池塘。


低木はヤチヤナギでしょうか。南に下って海岸側の端に近付くにつれてこの木が増えてくる印象です。そして・・・・・・


南端に近付くにしたがって、花が増えてきました。このあたりはハナショウブの群落。エゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)も混ざっています。


すみません、この花はなんでしょう。分かりません。花というより、つぼみですけど。


そして、ようやく出てきました、エゾカンゾウの大群落。





ハマナスの花のアップ。バラ科です。浜の梨から転じたのであって(ハマナスもナシもバラ科)、茄子はまったく関係ありません。
さて、いよいよ霧多布湿原を縦断して、目的地も目前・・・・・・


いや、あとまだ5kmくらいあります。霧多布岬まで7kmですが、宿はその2kmくらい手前なので。
まだまだ歩かなくてはいけません。


湿原を渡りきると、向こうに太平洋、そして沖合いの島が見えます。


霧多布半島に入ります。便宜的に半島と書きましたが、基部は水路が貫通していて、つまり実は島になっています。橋を渡ったところが市街地です。宿は夕飯が出ないので、ここで夕飯を食べました。すし屋に入ろうとしたら、「出前で手一杯で出せません」というので、となりの蕎麦屋に入りました。
味はごく普通でしたが、翌日の天気から考えると、ここで夕飯に時間を消費するよりも、コンビニで夕飯を調達して、サッサと先に進んで写真を撮るほうが正解だったかな、と思います。このときは、翌日は午後から天気が崩れる、と見込んでいたので、「写真を撮るなら今日中」とまでは思っていなかったのです。
ずっと半袖Tシャツでしたが、湿原を渡りきった辺りから寒さを感じ始め、霧多布の市街地に入ったあたりで、これ以上は無理と長袖を着ました。

前述のとおり、霧多布湿原は元が海だったくらいなので、海抜高度はほとんどゼロメートル地帯です。霧多布の市街地もそうですが、霧多布半島は市街地のある根元部分は低地ですが、その奥はほとんしど高台になっています。海抜40m程度なので、比高では結構高い。


市街地を外れて、高台に登る途中の道端に咲いていました。外来種っぽい感じで、花の名前は分かりません。


高台の上に咲いていた花。見たことがある、どこかで見たことがある花だけど、思いだせないし、検索しても出てきません・・・・・・。





馬が2頭お出迎え。


そして、こちらがこの日の晩の宿です。
この日は、阿寒湖の早朝散歩で4kmくらい、そして茶内からここまでが14-15km、合計18kmくらい歩きました。到着は5時50分くらい。茶内の駅を出てから5時間以上かかりましたが、笛の練習だの夕飯(30分以上かかった)だのを除くと、実歩行時間は3時間半くらいです。





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最終更新日  2018.07.23 21:17:20
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