inti-solのブログ

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2019.05.04
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カテゴリ: 政治
安倍首相、改憲20年施行の目標維持=立憲民主の枝野代表「立憲主義が危機」


9条への自衛隊明記に関しては、「私は先頭に立って責任を果たしていく」と重ねて表明。教育分野の改憲にも意欲を示した。ただし、自民党改憲案の国会への提示時期には言及しなかった。(以下略)

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日本国憲法には、以下のような条文が規定されています。

第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。

憲法記念日という節目の日に、首相が改憲派の集会に「憲法を変える」とメッセージを送ることは、この条文との整合性は果たしてどうなのか、「この憲法を尊重し擁護する義務」を完全にないがしろにしているのではないか、という疑念を抱かざるを得ません。

ちょうどその2日前に即位した新しい天皇は、「常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い~」と発言しています。その憲法への言及も、先の天皇の即位時は「皆さんとともに日本国憲法を守り、これに従って責務を果たす」と護憲の姿勢を強くにじませていたのに比べて、かなり弱まっているという指摘もあります。が、ともかくも、憲法を守る姿勢は示しています。
それに比べても、首相のメッセージの憲法に対する姿勢はきわめて敵対的で、99条無視の姿勢がありありとしています。

そもそも、元号が変わると「新時代」という考え自体が、どうもわたしの理解を超えます。元号が変わるのは数字の節目でしかなく、社会の何かが変わる、ということではありません。それは、必ずしも元号だけのことではなく、例えば西暦だって、20世紀から21世紀に変わったから、何かが変わった、というものででもないでしょう。
そのような、わけの分からない「新時代」のために憲法を変えられてたまるか、と私などは思ってしまいます。

それで今の憲法より優れたものが出てくるならともかく、自民党の憲法草案を見れば、およそ今の憲法より「酷い」内容でしかありません。





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最終更新日  2019.05.04 21:47:37
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