inti-solのブログ

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2019.12.01
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カテゴリ: 政治
中曽根元首相が死去、101歳 日米関係強化や民営化に功績


「戦後政治の総決算」を掲げ戦後歴史教育の見直し、靖国神社公式参拝、防衛費1%枠撤廃などを打ち出して左派勢力から批判されたが、自主憲法制定をライフワークとしていた。
冷戦が激化するなか日米同盟の強化を進め、「日米は運命共同体」「日本列島を不沈空母化」などと発言した。レーガン大統領とは「ロン・ヤス」と呼び合う親密な関係を築き、東京都日の出町の山荘に招き首脳会談を実現した。
演出家で劇団四季代表だった浅利慶太氏をブレーンに登用するなど幅広い文化人とのネットワークが持ち味で、ドイツ語でカントを読むなど読書家で知られた。

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中曽根元首相が101歳で死去した、とのことです。例によって、マスコミには中曽根の業績を高く評価する論調が満ち溢れているようですが、私はとても好意的に評価することはできません。
国鉄民営化をはじめとする新自由主義経済推進、「ロン・ヤス関係」などという対米従属の強化、「戦後政治の総決算」を掲げて、幸い実現はしなかったけど改憲を前面に押し出す主張、そのいずれもが、現在の安倍政権の方向性の嚆矢となるものです。もちろん、現在の安倍よりはまだマシだとは思いますが、それは程度の差でしかなく、目指す方向性は基本的には変わらないところです。

それはともかく、中曽根の首相在任は1982年から87年まで、私が中学生から大学生にかけての時期でした。ちょうど私自身の政治的な主義主張が固まっていく時期に首相だったのが中曽根、ということになります。その意味では、歴代首相の中でも自分にとって特別な存在(特別に反感を覚える存在)ではあります。しかし、それから30年以上、長生きはしましたね。101歳はさすがに驚きました。
戦後政治の総決算ではなく、中曽根~安倍政治の総決算を果たさなければならないと思う今日この頃ですが、まことに残念ながら、なかなかその実現の見通しが立たないことも確かです。





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最終更新日  2019.12.01 21:11:17
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