inti-solのブログ

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2019.12.21
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テーマ: ニュース(95880)
カテゴリ: その他
伊藤詩織さんが「この際ですから」と苦言。質問者に「私の下着を公開するな」
元TBS記者の山口敬之さんとの民事訴訟で勝訴したジャーナリストの伊藤詩織さんが12月19日、記者会見を開いた。会見終了後に別室で報道陣が伊藤さんを囲んで行った補足取材中、山口さんの主張を支持してきた文芸評論家の小川榮太郎さんが姿を現し、伊藤さんと直接やりとりする場面があった。
「カルテも動画も公開されておらず、(裁判所による)閲覧制限がかかっている。その状況で、世界中のメディアの前で、性被害を訴えるのはアンフェアだと思う。だから、きちっと全部情報を公開し、公開情報をもとにもう一度、世界のメディアと向き合われる方がいい」
伊藤さんは、まずカルテに閲覧制限がかかっている点について説明した。
「住所など個人情報が載っているからです」
ホテル側の映像は「他に映っている人にモザイクがかかっていないといけない」ため、伊藤さんがホテル側に数十万円もの金額を支払って提供された映像だと説明した。
「ですが、この映像を裁判以外の場所で公開すると損害が出かねないので、公開しないという一筆をホテル側に書かされました」
「それにも関わらず、裁判資料となっている映像を、誰かが外部に流していることも事実です」
「カルテの閲覧制限は住所等のみということですが、そうなると医師の診断部分は引用し、公に論じていいわけですね?」
村田智子弁護士が「裁判所で閲覧制限がかかっていない部分に関しては結構です。」と回答した。
伊藤さんは「この際ですから」と苦言を呈した。
「(小川さんが)第1回目に書かれた記事を拝読しました。そこで、一般に公開されていない下着の写真を、小川さんは見ています。山口氏を通して写真を見ていたそうなんですけれど、下着のブランド名と特徴が書かれていたんですよね」
「当時、私はすぐに全ての下着を洗濯してしまったので、(山口さんとのホテルでの件の際)どの下着を身につけていたか覚えていなくて、3つの黒い下着を警察に提出しています」
「それは(小川さんが)言及されていたものもあれば、他のものもありました。私はやはり女性として、下着を公開したくなかったです。それを公にされた。いろいろとお考えになって書かれてほしい」(以下略・要旨)

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小川榮太郎といえば、昨年「新潮45」を休刊(実質廃刊)に追い込んだ「LGBTが生きづらいなら痴漢も生きづらい」という意味不明かつ醜悪な「論文」を書いた人物として記憶に新しいところです。

屁理屈にもほどがある

「評論家」と呼ぶにはあまりに低レベルな、このネトウヨ文筆家が、いまだに文筆業を続けて、山口の支援をしている、まあ「いかにも」な話です。
それにしても、一読して、「LGBTが生きづらいなら痴漢も生きづらい」の時と同様に、クズすぎる主張と言わざるを得ません。

カルテを公開しないのは住所など個人情報が載っているから、という説明に対して、「そうなると医師の診断部分は引用し、公に論じていいわけですね?」という問いは、私に言わせれば「何言ってんだ、ボケ!」です。カルテに載っている情報は一から十まですべて最高度の個人情報に決まっているのです。裁判に訴えている以上、裁判所には証拠として提出しなければならないにしても、それを裁判所以外の場所で公開する必然性など、まったくありません。
にもかかわらず「裁判所で閲覧制限がかかっていない部分に関しては結構です」という伊藤さん側の回答は、ちょっと心が広すぎると思うくらいです。

裁判資料として山口経由で入手した伊藤さんの下着のブランド名や特徴を記事に公表するという行為も(私は、小川の文章を読む気にもなれないので、そんな論外の行為をしていたことを、この記事で初めて知りましたが)、まあ開いた口が塞がらない、という類のはなしです。

そして、もう一つ

伊藤詩織氏を風刺したイラスト拡散?「法的措置」発言受けて漫画家が苦しい釈明「フィクションであり…」
はすみ氏は騒動勃発後、ツイッターやイラストなどを通じ、たびたび伊藤氏を批判~「枕営業大失敗!!」「米国じゃキャバ嬢だけど私ジャーナリストになりたいの! 試しに大物記者と寝てみたわ だけどあれから音沙汰なし 私にタダ乗りして これってレイプでしょ?」と書かれ、「山口」と書かれたTシャツを着用した女性のイラストを公開。問題視されていた。
そんな中、伊藤氏は、記者がはすみ氏や雑誌「月刊Hanada」を挙げ、「もし東京高裁で勝訴した場合、そういうセカンドレイプ的な表現をしてきた人たちを訴える可能性はありますでしょうか」と訊いた際、「次にはこういった方々からの攻撃についての法的措置を考えています」と明言。
これを受け、はすみ氏は自身がこれまでアップした伊藤氏への風刺画と思われる画像を複数アップ。「『山ロ(ヤマロ)沙織~オシリちゃんシリーズ(計5作品)』の風刺画はフィクションであり、実際の人物や団体とは関係がありません」と風刺画は伊藤氏のものではないと表明し、「故に今回の地裁判決により作品を削除する意向は、当方にはございません」と削除の意思はないとした。

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反吐が出る

今回のこのイラストも、すさまじく醜悪ですし、「実際の人物や団体とは関係がありません」という「言い訳」自体が、それで言い訳をしているつもりなのか、信じがたいレベルです。

類は友を呼ぶといいますが、山口の擁護者は、こんな連中ばっかりだとすれば(他には杉田水脈とか百田尚樹とか)山口はもはや完全にネトウヨ界の住人ということになります。いや、元々が安倍礼賛者のひとりであり、伊藤さんの件で逮捕状まで取られていたのに、官邸に泣きついてその圧力で逮捕を免れたと言われる経緯からも、想像がつく話ではありますが。

それにしても、小川榮太郎にしてもはすみとしこにしても、もちろん山口自身にしても、その主張は、ほとんど腐臭を発していると表現しても過言ではないくらい醜悪なものとしか私には思えません。にもかかわらず、「ジャーナリスト」「文芸評論家」「漫画家」として活動できてしまう、要するに腐臭を発するネトウヨ著名人を支える人たちが少なからずいる、ということです。暗澹たる思いを抱く部分もありますが、この際民事裁判に訴えられて、自らの言動の落とし前をきっちりつけていただくしかないだろうと思います。





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最終更新日  2019.12.21 22:55:53
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