inti-solのブログ

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2021.06.01
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前回の続きです。(全4回予定)


大路池(初めての三宅島なので読み方を知らず、バスの運転手に教えていただきました。「たいろいけ」です)は、三宅島唯一の水源とのことです。ただし、地図で見ると他にも島の中央、雄山火口付近にいくつか火山池があるようですが、火口付近は立ち入り禁止です。この大路池も、数千年前の噴火口跡だそうです。そして、おそらく三宅島の中でも最大の野鳥観察ポイントであり、三宅島自然ふれあいセンターアカコッコ館が設置されています。ただ、緊急事態宣言が出ているため現在休館中ですが。

しかし、伊豆岬でウチヤマセンニュウの写真をたくさん撮影して、気を良くしてここまで来たのですが、まったく撮影できません(涙)
鳥がいないわけじゃないのです。ものすごくたくさんいます。コマドリ(タネコマドリ)、イイジマムシクイ、アカコッコ、カラスバト、あっちからもこっちからも、ものすごく鳴き声が聞こえます。
でも、姿が見えないのです。うっそうとした照葉樹林だから。
探し方の作戦ミスもありました。往路は、写真で赤く表示されている池のほとりの遊歩道を歩いたのですが、どうも黄色く表示されている、池から少し離れた林道の方が鳥は見やすいようです。復路はそちらを歩きましたが、確かにそちらの方が多少は鳥が撮影できました。


でも、池の周りを歩くのは楽しかったです。
一瞬コマドリが姿を現しましたが、うっそうとした森の中、暗くてカメラのピントが迷う間に飛んで行ってしまいました(涙)鳴き声は散々聞いたけど、姿を見たのはその時一度限り。


メジロが一番たくさんいました。これも亜種シチトウメジロで、本土とは別亜種です。





池の反対側まで行きました。


ここで、たっぷりと吹きました。ケーナとサンポーニャ三宅島初上陸か。実は伊豆岬でも何曲か吹いたんですけどね。


スダジイとタブノキを中心とする、うっそうとした照葉樹林。本土にも、深い森はたくさんありますが、照葉樹林のエリアは人間活動が最も盛んな場所なので、広大な照葉樹林はほとんど残っていません。
なお、火山島だけに足元はやはり火山岩でした。

往路、池のほとりの遊歩道は、先のシチトウメジロ以外鳥の写真は全滅でしたが、復路、少し高い位置の林道では・・・・。


オーストンヤマガラ。本土のヤマガラの亜種。ヤマガラで白、クリーム色の部分が全部茶色です。


ああ、やっと遭遇できました。三宅島の象徴、アカコッコ。ツグミの仲間です。そういえばアカハラやマミチャジナイによく似ています。


アカコッコ。しかし結局撮影できたのはこの時だけ。早朝、伊豆岬で撮りそこねたのは痛かった。
それでも撮れただけましです。コマドリは暗がりの中で一瞬目視しただけ、イイジマムシクイに至っては目視すらできませんでした。カラスバトも、鳴き声は頻繁に聞こえましたが見ることができず。


復路の林道から見下ろした大路池。鳥撮影はともかく、いい場所です。
そして、気づけば時間は11時近く。帰りの船は三宅島を1時半に出港ですが、3か所のどの港に入るかは、11時頃に決まります。ところが、この大路池あたり一帯は携帯の電波が届きません(少なくともドコモ回線のiijmioは圏外でした)。アカコッコ館は休館中なので聞くこともできず、車道に出て、更に電波を求めて大路池入口バス停から数十メートル移動して、やっと電波が届きました。この日の入港は錆ヶ浜港でした。

名残惜しいけど、あきらめて港に向かいました。


錆ヶ浜港に到着。


朝食は前夜竹芝近くのコンビニで買ったおにぎりとサンドイッチでした。ちょうどお昼時でしたが、錆ヶ浜港で食事できる場所は、ホテルが1軒だけだったので、そこで昼食。船内にも食堂はあるのですが、どうせなら三宅島の中で食事をしたかったし。


食事の後、まだまだ船の入港まで時間があったので、周囲を散歩。港の裏山にちょっと登りました。


モズがいました。





この日何度か撮影した大野原島。錆ヶ浜港からもよく見えました。


遊漁船の後ろをオオミズナギドリの群が追いかけています。
そしていよいよ竹芝への復路の船、本日3ヶ所目の探鳥スポットについては次回に。





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最終更新日  2021.06.01 19:00:07
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