inti-solのブログ

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2021.06.17
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テーマ: ニュース(95879)
カテゴリ: 医療・衛生
コロナワクチン、年少者接種に抗議殺到 戸惑う自治体、背景にSNS 過激化も
年少者への新型コロナウイルスワクチン接種が始まった自治体に、抗議の電話が殺到している。
ワクチンのリスクを過度に警戒する人たちがSNSで呼び掛け、集団で電話しているとみられ、中には脅迫めいた内容も。対応に追われ業務が滞る役場も多く、担当者は「接種は強制ではないのに」と頭を抱える。
厚生労働省は今月から、米ファイザー製ワクチンの接種対象を16歳以上から12歳以上に拡大した。これを受け、京都府内のある町では希望した12歳が接種を受けたところ、町外から抗議電話が殺到。「10代は死亡事例がないのに」「ワクチンの危険性を認識しているのか」といった内容のほか、「人殺し」「殺すぞ」とののしるものもあり、町は警察に相談した。
高校生への優先接種方針を示した北海道や愛知県の自治体にも、同様の電話やメールが相次いだ。他にも小中学生に集団接種を行うと表明した岡山県の市など、抗議対象は全国に広がりつつある。(以下略)

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いやはや、と思います。
確かに、私自身当ブログで指摘していますが、新型コロナで10代の死亡は(日本ではまだ)一人もいません。重症化事例も若年層では低く、それに対してワクチンの副反応は若年層ほど大きい傾向があるので、若年層がワクチン接種を受けるメリットは少ない、と私も思います。自分が10代だったら受けないかな、と思います。
一方で、ワクチン接種率が上がれば、周囲への感染を防ぐ効果はあります。本人にはメリットがないけれど家族、知人友人、社会的には接種のメリットはある。
それをどう判断して、接種を受ける儲けないも、本人(子どもなら親も)が判断すればよいことです。年少者に接種を強制、だったらそれはとんでもないことですが、「希望者は接種できる」その選択肢が増えることに何の問題があるのか、私には理解できません。

ちなみに我が家では、うちの子はまだ10代ですが(16歳未満ではないけれど)「受ける」と言っています。私は正直、前述のとおり若年層が受ける必要はないんじゃね?と思っているわけですが、「必要はない」であって「受けちゃいけない」じゃないですから、本人が接種を受けると言っているものを「受けるな」という理由はありません。
私自身も接種は受けるつもりです(予約にあまり気力を消耗したくはないので、急いでは受けないかもしれませんが)。一方相棒は受けないと言っています。職場でも、当ブログの常連さんでも、受ける人と受けない人がいる、その判断は人それぞれです。正解なんかないのですから、それぞれに判断が分かれるのは当然のことです。
子どもに接種を受けさせるなんてもってのほか、と思うなら、自分の子どもに受けさせなければ済む話。他人の選択肢を奪うなよ、と思います。

その一方で、こんな記事もあります。

【東京五輪】某競技団体幹部は〝ワクチン辞退5%〟に強い危機感「厳しい〝バブル〟も全員が打ってこそ」
東京五輪選手団の一部が新型コロナウイルスのワクチン接種を拒否し、波紋が広がっている。対象者は計約1600人。原則は「個人の判断」とされ、すでに95%が接種を受け入れているが、残りの5%は辞退している。この状況に強い危機感を募らせる某競技団体幹部は本紙に問題点を訴えた。
JOCの籾井圭子常務理事は「最終的に接種するかしないかは本人の判断」と強調したが、公表直後から一部の該当者は拒否の姿勢を表明していた。依然として5%は「打たないつもり」と回答している。
拒否を決めた人の主張は「打った後にどんな症状が出るか分からないので怖い」というもの。最近ではワクチン接種後の死亡例なども報道され、不安を募らせる参加者も存在する。この状況に強い危機感を募らせているのが五輪競技団体幹部A氏だ。本紙が直撃すると――。
「そもそもワクチンは全ての人が接種しないと意味がない。それにワクチンを怖がっている理由が釈然としませんよ。医科学的なデータに基づいているならいいけど、ちゃんと調べずに危険だと言って敬遠するのはナンセンス。(重い副反応は)10万人に1人の確率なのに過度に怖がる人もいる。結局、自分が感染するだけではなく、他の人にうつしたらどうするつもりなんでしょうか」
拒否している人はアスリートだけでなく、指導者も含まれている。大会中はGPS機能によって海外選手の行動が管理され、選手村と宿泊先、競技会場の動線以外は外部と接触できないが、A氏は「こういう厳しい〝バブル〟も全員がワクチンを打ってこそ」と主張。また、接種を推奨する別のJOC関係者は「今の状況で五輪をやらせてくれるのだから、せめてワクチン接種は義務にした方がいい」と話す。
もう一つ頭を悩ませているのは、接種を義務化できない点だという。(要旨・以下略)



先の記事と正反対の意見ですが、同根と私は思います。
私は東京オリンピックには反対だし、その理由の一つは感染拡大です。その限りでは、選手団にはできるだけ接種は受けてほしい、でも限界というものは当然あります。人間の集団に「完全」なんて求めても無理に決まっているじゃないですか。
接種率95%というのは、「驚異的に高い」と私は思います。1600人もの母数があって、接種率100%なんて、絵空事も大概にしろ、と言うしかありません。当然、そんな絵空事を前提にした「安全な大会」なんてものもまた絵空事、ということです。
世間一般では、高齢者ほど接種希望が高く、若年層ほど希望率が下がります。それは前述のような理由があるのだから当然でしょう。20代では、調査によっても異なりますが、接種を受けたい人の割合が6割から7割程度です。
世間一般がそうなのに、選手団だけ全員接種なんて、あり得るわけがないのです。しかも、競技団体幹部Aなる人物の発言が、なかなかふるっている。

「医科学的なデータに基づいているならいいけど、ちゃんと調べずに危険だと言って敬遠するのはナンセンス。(重い副反応は)10万人に1人の確率なのに過度に怖がる人もいる」

いやいや、注射部周囲の痛みは9割超、発熱、倦怠感などは、2回目の接種を中心に若年層では発生率5割を越える、これは医学的に明確な統計データです。
確かに、命に関わるような重篤な副反応はきわめてまれです。しかし、一般人とアスリートにとっては話が別でしょう。発熱くらいなら数日休めばいい、で済むのは一般人。一世一代の本番に向けて調整しているこの時期に、そんな体調不良に見舞われても良いと思うアスリートなんて、本心では誰もいないんじゃないでしょうか。

ワクチン推進にしても、反ワクチンにしても、こうやって全部を同じ色に染めないと気が済まない人たちって、一言で言えば「ウザイ」と思ってしまいます。自分がワクチンを打つかどうかくらい、自分で決めるから。





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最終更新日  2021.06.17 20:28:22
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