inti-solのブログ

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2022.10.28
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テーマ: ニュース(95880)
カテゴリ: 医療・衛生
不登校、いじめとも過去最多 コロナ影響か 文科省、21年度調査

不登校と判断された小中の児童生徒数は9年連続で増えた。今回の増え幅は特に顕著で、過去最多だった前年度から24・9%増加した。一方、高校の不登校は18・4%増の5万985人だが、過去10年でみるとほぼ横ばいで推移している。小中の不登校の主な要因で最多なのが「無気力、不安」(49.7%)で、「生活リズムの乱れ、遊び、非行」(11.7%)、「いじめを除く友人関係をめぐる問題」(9.7%)が続いた。
小中学校で1000人当たりの不登校の児童生徒数は平均25・7人となり、都道府県でばらつきもあった。~
不登校とは別に病気や経済的理由などによる長期欠席者数も調べた。コロナの感染回避を理由に登校を控えた小中学生は、初集計だった前年度の約3倍となる5万9316人となった。
いじめの認知件数は全校種合わせ61万5351件で、新型コロナによる影響などで大幅減少した前年度の51万7163件から一転し過去最多になった。(以下略)

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これは、色々と思い当たる節があります。うちの子が、高校生でもろにコロナ禍の影響を受けました。うちの子は、中学から高校1年にかけてはそれほど問題なく登校しており、特に高校生活は非常に楽しそうな様子でした。ところが、2020年2月末に、都内の高校は臨時休校となり、それが5月まで続きました。
この臨時休校は、明らかに子どもの生活リズムを乱しました。後日、子どもが自分で「あのときはヤバいと思った」と言っていましたが、毎日自宅にこもるだけの日々は、生活リズムを乱すばかりだったのです。途中、家族旅行で九州に行ったのですが、それがなかったら、どうなっていたかと思います。

結局、5月に授業が再開されて以降も(しばらくは分散授業で登校が一日おきだったり半日だったりした)、リズムは完全には元に戻らず、やや休みがちな高校生活になってしまいました。不登校の定義に入るようなレベルではなく、進級や卒業にも問題はありませんでしたが(そして、高校では学校生活自体は楽しそうだったので、そこまで深刻な問題ではありませんでしたが)ちょっと気になったことは確かです。

コロナによる緊急事態宣言や外出「自粛」は、あの時点での判断としてはやむを得ないものだったと思いますが、学校の休校はあまりに長すぎたと言わざるを得ません。うちの子のような例は多かったのではないかと思いますし、中には不登校の範疇にいたる場合も少なくなかったことは容易に推察できます。その影響は、多かれ少なかれ、今後に残っていくのではないかと思ってしまいます。

あちらを立てればこちらが立たず、不登校の解消とコロナ対策は両立し難い面はあります。2020年3月頃の状況では、学校の休校やむを得ない部分はあったと思いますが、緊急事態宣言と比しても休校は早すぎたし、終了も遅すぎました。子どもにとっての学校は、決して不要でも不急でもありませんから。
思えば、うちの子は充実した高校生活と呼べるものは1年弱だけで、あとの2年あまりは不自由だらけの高校生活でした。修学旅行はなし、文化祭は1年の時だけ、体育祭は学年別の「分散開催」だったとか。部活もコロナ以降は大幅に制約があったようです。これらはうちの子だけに限ったことではありませんし、小学生から大学生までの全児童生徒学生が同じ状況だったわけですが、人生のもっとも多感な時期が制約だらけの生活になってしまったことは、可哀想と思わざるを得ません。
願わくば、このような事態が今後はもう起こらないでほしいものです。





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最終更新日  2022.10.28 19:00:07
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