inti-solのブログ

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2023.01.13
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テーマ: ニュース(95880)
カテゴリ: 政治
成田悠輔氏、物議醸す「高齢者は集団自決」発言は持論だった メタファーと説明も...「老害化」社会防ぐ「最強のクールジャパン政策」と直言


「僕はもう唯一の解決策ははっきりしていると思っていて、結局高齢者の集団自決、集団切腹みたいなものではないかと...」
「やっぱり人間って引き際が重要だと思うんですよ。別に物理的な切腹だけでなくてもよくて、社会的な切腹でもよくて、過去の功績を使って居座り続ける人がいろいろなレイヤーで多すぎるというのが、この国の明らかな問題」
などと話した。
22年1月にNewsPicksで配信された動画でも、スタジオのスライドには
「高齢者は老害化する前に集団自決、集団切腹みたいなことをすればいい」の文字。~
今後、国論を二分する可能性がある政策課題についても言及。軍事・防衛の次は
「安楽死の解禁とか、将来的にあり得る話としては安楽死の強制みたいな話も議論に出てくると思う」として、議論を進める必要があるとした。

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いやいや、こんな発言をする人が大学の教員ですか。日本の大学ではないのが不幸中の幸いですが。
一般論として「引き際が大事」というのは私も理解します。責任あるポジションにいつまでも高齢者が居座っていていいのか、という限りの話としてなら、分かります。しかし、「集団自決」「集団切腹」「安楽死の解禁」という言葉は論外なものであり、いかなる弁解も無意味にするものです。

しかし、こういう類の極論を正論であるかのように言う連中が少なくないこともまた事実です。「自決」「切腹」と言っていますが、それをみずから好んでする人などいないのであって、それを強要する、ということです。端的に言って、老人をまとめて殺せ、と言っているわけです。言葉を換えれば、大量虐殺の扇動です。

幸いにして、現在、あるいは近い将来、いくら自民党が滅茶苦茶でも、このような政策が実行されることはないでしょう。でも、こういう発言が普通になされ、それが20年30年続いた後はどうでしょうか?
さすがに政府の政策として、そのような愚行が実行されることはないと信じていますが、高齢者に対するいわれなきバッシングが今より更に横行する世の中になっている可能性は高いでしょう。
そのとき、私自身が、生きていれば70代80代になっています。バッシングされる当事者になるわけです。恐怖しか感じません。
もっとも、私に限らず、この世に老いない人などいません。この成田という人物も、現在38歳ということは、32年後には70歳になるわけです。今現在の出生率から考えて、32年後に高齢化が解決している可能性はないですから、自分自身の発言が、必ず将来の自分に降りかかってくると思うのですが、そのとき、どうするのでしょうね。

仮定の話として、もしこのような政策が本当に実行されたとしたら、日本は超高齢化社会を脱して「最強のクールジャパン」になれるんでしょうか。

いくら70年後80年後の話でも、我が子が将来自死を強制される、となったら、何とも思わず子どもを作りますかね。生まれてくる子の幸せな人生を願う人なら、子どもを作ることを躊躇するでしょうね。
つまり、少子化は一層ひどいことになる、そんな未来図しか描けません。

まあ、私自身もあんまり長生きしたいとは思っていないんですけどね。父は73歳で亡くなりました。私は、できることなら後期高齢者までは生きたいですが、それ以上あまり長く生きても、いいことはなさそうです。
なんて言っても無意味ではあります。自分で自分の寿命を決めることはできないですから。





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最終更新日  2023.01.14 12:17:10
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