PR
Freepage List
きれい事で言っているのではない。
倫理や道徳の話をしているのではない。
人間の持つ本能、欲望からみれば、
人は皆、自分が可愛いに決まっている。
自分の利を欲する。
だから利を与え続ける人を求め、見つけたら放したくない。こうした気持ちは当然のことだろう。
これが逆に経営者が自分の儲けのため、自社のことだけを考える人であると、消費者が知ったとしたらどうであろう。。
最近の消費者は実によく商人の姿勢と行動を見ていて、いつも自分にとって、いわゆる「正義の味方」を支持している。
かりに2つの目では見逃すことがあったとしても、
夥しい数の大衆の目をだまし続けることは不可能なのだ。だから一時的に儲けを得ることはできたとしても、
その後、儲け続けることはまずできないのである。
繰り返すが、消費者、取引先、従業員、この3者から、支えられることによってのみ、事業の永続的存続が許される。
その関係は自分の利を主張した途端に崩れ、相手に利を与え続けると継続するからである。
こうした3者のが支えてくれる人問関係の構築こそ、私は、事業の本質と理解している。
このことが理解はできたとしても、
言うは易く行うは難し、勇気と根気がいる。
相手の利は充足されても、分かっていたとしても、自分の利は満たされないことは、はっきりしているからだ。
だからこそ、その苦しさに辛抱できない多くの経営者が、即効性を求め、売り込みを行う。
もちろんその時はそれなりに効果がある。
しかしそれは繰り返すが、あくまで一過性的であり、
そうしたことをいくら繰り返し、積み重ねようと、
「売れる体質づくり」には結びつかないのである。
続く
Calendar
Keyword Search
Comments