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商いで肝心なことは、
消費者のおひとりおひとりが、それぞれの生活の中で、
個々に感じておられる想いにどれだけ共感するか、できるか、
ここに意識のフィールドと重きを置いて、
考え、働くこと。
これができていない、またはここからはみ出ると、
商いが狂う、売れない、経営がおかしくなる、といったことが起きる。
私は、そんなふうに考えています。
よく「原点に戻れ」といいますが、その原点が、どこか、何か、
といったことが長い間私には分からなかったのですが、
今は、ここ、とはっきり言えます。
迷ったら、ここへ戻って考え、行動してみればいいのです。
「共感?そんなことわかっているよ。やっているよ」
と、よく言われます。
でも。
ほとんどの商人が、といったら叱られそうですが、
たいていは、自分の「想い」を、消費者に共感させる、
といったことに始終しています。
これを強い口調で言うとしたら、
「俺の思いがお客には分からないのか!」ということになり、
「いやでも判らしてやる。それチラシだ。それ激安だ」。
「なにくそ価格ではあいつらに負けてなるものか」、
ということで、平和で崇高な業が荒んできて、
いけいけ、どんどんと冒頭に述べた戦いの世界に
なってしまうのではないでしょうか。
間違ったとおもったら引き返せばいいのに、
「男(女)、前進あるのみ」、「敵に尻向けてなるものか」
と、突き進んでしまう。
その結果、自分が全然経営的ではない考えに陥っている、
そのことにも気づかない。
これ、やけくそ、というのですがね。
それいけどんどん、やけくそだ、と
自分の考えが勇ましくなったら要注意です。
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