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今号は、『環境にやさしい家』について解説しましょう。『環境にやさしい家』とは、環境になるべく負荷をかけずに快適な住環境を実現することです。『環境にやさしい家』の基本は、優れた住宅性能と耐久性です。断熱性能・気密性能に優れた家にすると、暖房・冷房のコストが下がります。また、耐久性に優れた家(家が長持ち)であれば、20年程度で取り壊すことがなくなりますので、家を取り壊すことによる廃棄物を大きく減らすことができます。なにより、優れた温熱環境を保つことができる住宅であれば、ヒートショックが原因となる住居内事故を減らす可能性が高まるほか、居室を断熱改修することで、アレルギー症状や血圧の安定化に効果のある可能性があります。 ※(独)東京都健康長寿医療センター 調査この住宅性能を向上させる取り組みとして、建築的な工夫をこらして快適な室内温度を維持するパッシブシステムと、住宅用太陽光発電システムなどのエネルギーを生み出す設備、蓄電池などのエネルギーを貯める設備などを採り入れるアクティブシステムがあります。代表的なパッシブシステムは、太陽がもたらす熱エネルギーを活用したソーラー住宅。先進的な工務店を中心に、現在では全国各地に普及しています。また、夏の日差しをブラインドなどでさえぎることで室内に熱を入れない工夫と冬の日差しを室内に取り込んで蓄熱する仕組み、室内の風の流れを工夫して夏の室内熱気を逃す設計などがあります。アクティブシステムの代表例として、住宅用太陽光発電システムを屋根に取り付け、昼間は発電した電気を使いながら余った電気を売電する仕組みが普及していますが、同様に太陽熱温水器を屋根に取り付けて入浴や暖房に活用すること、雨水収集タンクを備え、雨水をタンクに収集して庭の散水などに再利用する仕組みもあります。住宅性能の向上や設計の工夫をはじめ、高価な住宅設備を導入することなく、環境にやさしい=光熱費の削減につながる方法として、できるだけ高効率照明器具(LED照明器具やHf蛍光灯器具)に変えたり、エアコンや冷凍冷蔵庫を最新の省エネ家電に変えるだけでも、ある程度の効果が見込めます。現在は、環境負荷が少ない省エネ住宅を建てることが基本です。もちろん、リフォームでもいろいろな計画内容に応じて、環境負荷を減らすことができます。家を建てる、リフォームする計画を思い立ったら、住宅会社に相談するだけではなく、私たちのような中立的立場の家づくり相談もご利用いただくことで、より自分たちの暮らしにマッチした家づくり計画を検討することができます。 ハウスネットギャラリー 注文住宅 http://www.hng.ne.jp/ハウスネットギャラリー・リフォーム http://reform.hng.ne.jp/ネクスト・アイズ株式会社 http://www.nexteyes.co.jp/
2014年10月21日
前号に引き続き、マイホームで『ペットとともに暮らす』ときに考えておくことについて解説しましょう。住み始めてからも、人の思い込みによるペットのストレスが増えています。まず、ペットは体温調節が苦手です。夏場は、風通しの良い涼しい場所(玄関の土間など)やタイル貼りの床などを好みます。さらに、寒いからといって、冬に床暖房はいりません。ペットはもともと寒さに強いことから、床暖房を入れると冬場に暑くなりすぎて、体調を崩してしまうのです。見晴らしの良いバルコニーといった周囲が見渡せる環境も、人間に心地よくてもペットにとっては大きなストレスの原因。ペットの立場で観ると家の外とは警戒すべきなわばり。警戒すべきなわばりを増やしてしまうことが問題行動の原因にもなりえます。さらには、いつも人と一緒に居ること、来客なども、ストレスの原因となります。最後に、ペットも加齢に伴い筋力や視力が衰えます。ペットに対するバリアフリーの考え方も、基本は人間のバリアフリーと同じ。ペットも、家のなかで長い期間過ごすわけですから、ペットが歩く高さに壁からの突出物はつけない、床や段差がある箇所についても人やペットがすべりにくい素材にするなどの工夫が必要です。また、ハウスからトイレまで離れている場合は、常夜灯をつけることも有効です。こうした工夫の数々は、ご家族とペットの高齢化にとってもやさしい配慮になります。 ハウスネットギャラリー 注文住宅 http://www.hng.ne.jp/ハウスネットギャラリー・リフォーム http://reform.hng.ne.jp/ネクスト・アイズ株式会社 http://www.nexteyes.co.jp/
2014年10月14日
今回は、マイホームで『ペットとともに暮らす』ときに考えておくことについて解説します。『ペットと暮らす』にあたっては、計画段階からいろいろな配慮が必要です。まず、犬と暮らす場合を考えてみましょう。■犬と人がいっしょに居られるようにしてあげることが大切リビングやダイニングをはじめとする主要な部屋には、犬が自分の場所として落ち着ける小さい居場所をつくりましょう。三方を囲まれた天井の低い場所を与え、自分の居場所としてしつけることで、怒られた時に逃げ込んだり、不安な時に落ち着くスペースともなります。猫と暮らす場合■室内で運動ができる場所など必要な環境を整えることが大切室内で上下運動ができる場所や、不安を感じた時に隠れる場所、外の景色が眺められる場所、猫の草やおもちゃがある場所など、猫が必要な生活環境を整えてあげる必要があります。犬と違って単独行動が基本ですが、自由に外出できるようにすると、他の猫となわばりを共有することから、毎日自分のなわばりを点検する必要があります。その際、交通事故にあったり、伝染病に感染したりする可能性がありますので。室内飼いをおすすめします。なお、猫のなわばりは広さではなく質が重視されるので、室内でも問題ありません。次に、人とペットたちが居心地よく共存するために配慮すべきことを解説しましょう。■重要なことは、人とペット、おたがいの「専有」と「共有」スペースに メリハリをつけること。ペットたちが入ってはいけないスペースを覚えることで、ペットたちも叱られるストレスが軽減できます。また、「共有」のスペースは、人間にとって快適でもペットにとっては安全ではないことが大半です。たとえば、犬が室内で走ったり遊んだりすると、階段から転落したり床で滑って腰やヒザを痛めてしまうことがあります。フローリングの床や階段などは、カーペットを敷いたりあらかじめ滑り止め対策をしておきましょう。脚にからんだり噛んでしまうコード類、風で閉まってしまうドアなども危険です。さらに、ペットたちも小さな子どもたちと同じく、手が届くものは好奇心をくすぐる対象。薬やタバコ、アクセサリーなどは誤飲事故の原因になります。ペットたちが簡単に触れない、開けられない収納方法も考えておきましょう。 ハウスネットギャラリー 注文住宅 http://www.hng.ne.jp/ハウスネットギャラリー・リフォーム http://reform.hng.ne.jp/ネクスト・アイズ株式会社 http://www.nexteyes.co.jp/
2014年10月07日
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