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2023.07.22
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カテゴリ: 識別について
コゲラの頭部にある赤い羽について、図鑑ではいろいろに記載があります。
鳥友から斑点なのか、羽毛なのかと質問をもらいました。
というのも、千葉県柏市内でコゲラが木の幹で巣穴をほっており、その際に見えたとのこと。現地に出向いて撮影したのが一枚目の写真です。
二枚目の写真は、2013年4月に柏市内で撮影したものです。
(主な図鑑、文献の記載)
高野(1980)は、雄では目の後方に橙赤色の小斑があるが野外では普通の場合見えないと述べています。
永井(2014)は、雄は後頭部側面に赤い羽。2-4月の求愛の季節や警戒時によく見られるが見えないことが多いと述べています。
石田(2005)は、後頭には赤い羽がある。普段はほかの羽に隠れて見えない。
興奮するなどして頭部の羽毛を逆立てると見えることもあると記し、頭部と赤い羽根のを図示し全長は7.5mm程度と述べています。
叶内(2020)は、雄の後頭部両脇には赤い羽があるが、興奮したときや風が吹いたときなど以外は見えないことが多いと述べています。
(結論)
赤色の斑と記載しているものがありますが、石田(2005)が述べているように赤い羽が5-10枚存在していると理解するのが妥当だと思います。
また、興奮した時や風が吹いた時以外は見えないとの記載がありますが、一枚目の写真を撮影した際は巣穴を掘っていたので興奮状態とも考えられますが、二枚目の写真の個体では無風で、興奮していた様子もありませんでした。
(引用)
高野伸二.1980.野鳥識別ハンドブック.p213.日本野鳥の会.
石田 健.2005.コゲラ 分類と形態.Bird Research News Vol.2 No.5.p4
永井真人.2014.比べて識別野鳥図鑑670.p64.文一総合出版.










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最終更新日  2023.07.22 18:34:41
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