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2004年11月11日
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カテゴリ: 私の愛する本たち


立冬も過ぎ、暦の上ではすでに冬を迎えました。

我が家には、二人の受験生がいるのですが、
新潟県中越地方の避難所にも、たくさんの受験生たちがいて、
様々な困難の中で、勉強をしているようですね。

避難所の多くは、消灯時刻が午後9時~10時で
追い込みの時期なのに勉強する場所もないとのこと。

多くの大学が授業料の減免などを決めているようですが
自宅の修理費などがかさめば、学費が残るだろうかと
心配しながら机に向かう高校生もいるらしい。

我が家の受験生のなんと恵まれたことか・・・。

被災地の受験生たちに、心から「がんばってね~!」と
エールを贈りたい気持ちでいっぱいです。

さて、先日ご紹介した絵本『ひろいそらのしたで』の著者である
長内りえさんの妹さん(長内希世さん)から、思いがけなく
メッセージをいただきました。

私の拙いHPにご訪問いただき、温かいメッセージをいただいて、
本当に感激しましたよ!

実は、11月に
『Rie Osanai』 という画集(原書房)も出版されました。

この画集は、ぜひ購入したいなあ!

長内りえさんの絵は希望に満ちていて
まるで日だまりの中にいるような世界に包まれます。

彼女の絵を見ていると、私はとっても幸せな気分になれるのです。

妹の希世さんのHP、 “BLOSSOM&POTAGE” では
長内りえさんのギャラリーもあり、関連のイベント紹介もされています。

希世さんが『ひろいそらのしたで』の朗読をされるイベントがあります。

演劇・絵詩・ダンス・映像など、様々なジャンルの芸術が集まった
2時間のステージです。

お近くの方は、どうぞ足を運んでくださいね。


『ひろいそらのしたで~May pease prevail on Earth~』

11月14日(日)13:00~15:00(開場 12:30)
場所は、千葉県柏市のアミュゼ柏、クリスタルホール
(JR常磐線・東武野田泉柏駅東口下車、徒歩7分)

※入場無料


残念ながら、私はこの日は仕事で、伺うことができないんです。

妹の希世さんが、りえさんの絵本を朗読されるのをぜひぜひ聴きたかったなあ!! 

よろしかったら、どなたかに行っていただいて、ぜひご報告くださいね!!(^_-)★




小川洋子さんの 『博士の愛した数式』 (新潮社)

どちらかというと文系で
数学は余り好きではなかった私ですが

「数字ってこんなにロマンチックで素敵なものだったの~?!」
という驚きと感動を覚えました。

時間がゆったりと流れ、穏やかな愛に包まれます。

“出会えてよかった”と思えた一冊でした。

なかにしれいの 『さくら伝説』 (新潮社)は
びっくりするほど官能的で、ドキドキしました。

桜のイメージが少し変わってしまったかもしれない・・・。

一番最近読んだのは、村上春樹の 『アフターダーク』 (講談社)

この物語は、深夜12時少し前から、早朝7時前までの出来事を
分単位で、あちこちと空間を飛び越えながら綴っています。

物語の背景には、いくつものBGMが流れています。
最初にBGMとして出てくるのは
デニーズの店内で小さな音で流れている
パーシー・フェイス楽団の『ゴー・アウェイ・リトル・ガール』
そして、マーティン・デニー楽団の『モア』が流れる。

実際、本の中でも、BGMが、雰囲気作りというか
演出をしています。

読書の秋から冬へ・・・村上春樹ワールドを堪能しました。









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最終更新日  2004年11月12日 00時06分19秒
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