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March 31, 2007
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カテゴリ: 読書―時代小説

高校時代、友達の家にあった《山手樹一郎》の【お紺からす堂】にはまってから長い、長い、時代小説ファンで生きてきましたよ。

現在読んでいるのは、《鈴木英治》の「口入屋用心棒」シリーズ第7巻の【野良犬の夏】。

それと《藤原緋沙子》の「隅田川御用帳」シリーズ第3巻の【蛍籠】。

最近は時代小説の文庫本が、雨後のタケノコのようにいろんな書き手の手から産まれて発売されているが、まさに玉石混交。

購入して読み始めてすぐ、こりゃいかんわ、と投げ出す本もある。それほどでなく一応最後まで読むが、読後、ヤレヤレという疲労感に似たものを覚える本もある。そんなのを書いた著者の本は、その後まず本屋で手に取らない。

そんな中、シリーズ物が何巻も続いている著者の本は、さすがに何かがある。

実は上記の《藤原緋沙子》の「隅田川御用帳」シリーズ(これまで12巻まで発行済み)は過去読んだものを、本棚から引っ張り出して再度読み始めたもの。

大体が文庫本は読みっぱなしが殆どなので、読み返してみたいと思うのは珍しい。

つまらない、つまり自分の好みに合わない、そんな本に疲れると、過去に読んで、いい気持ちにさせてくれた本を読みたくなるらしい。

ところで、これほど時代小説の文庫本がいろんな書き手によって生み出されて、本屋に並ぶようになると、自分の待ち望んでいる著者のシリーズ物の新刊が出ても見落としてしまうことがある。

逆に次の巻が出るまでの間隔が空きすぎると、新巻だと勘違いして既に読んでいる巻を重複して買ってしまうこともある。

読む本の絶対量が少ないとそんなことはないだろうが、あれやこれや読んでいるとこんがらがってこんな馬鹿をやってしまう。

そんな馬鹿な自分の為に、数ヶ月前からe-honの「新刊パトロール」というのを頼んでいる。好みの著者を10名ばかり登録し、その著者の新刊が出るとメールで知らせてくれる。

さらに超田舎に住んで、品揃えの少ない小さな本屋しかないところでは、その新刊をオンラインで注文し、宅急便で入手できるので大いに利用させてもらっている。(これ、別に宣伝ではないですよ・・・)

話し変わって・・・上記新刊パトロールで知らせてもらったのですが、《佐伯泰英》の「吉原裏同心」シリーズの第8巻【炎上】が発刊されているのに注文したら在庫切れとのこと、売れてるんですな。

さらに、同作家の「居眠り磐音江戸双紙」シリーズの第22巻が4月12日に発刊予定(双葉文庫)だそうな。待ち遠しいですよ。

さらに、さらに、過日の新聞によると、NHKの定番「木曜時代劇」で、新年度の第三弾として、「陽炎の辻~居眠り磐音江戸双紙」が7月から全十一回で放送予定とのことですね。主人公の磐音には山本耕史が扮するそうですが、読書で培ったイメージを損なわないよう祈るばかりです。






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Last updated  March 31, 2007 12:11:03 PM
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