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Mさんのブログから写真を拝借してまいりました。前回のブログの続きですが、悲しい話と希望の話。授乳中に亡くなってしまったパンダ色の猫ちゃん。わずか97グラムだったそうです。Mさんが丁重に火葬に出してくださいました。次に生まれ変わるときは、もっともっと幸せに・・・・・もっともっとこの世の素晴らしい事をたくさん経験して欲しい。そう願ってやみません。あちらに私が行った時には、いっぱい遊ぼうね。しばしのお別れだね。またね。そしてもう1匹の仔猫。Mさんが同じパンダ色のシャチから『オルカ』と名づけてくれました。強く・・・・強く生きていくように!と願いが込められています。オルカちゃん現在118グラムです。直感ですが、この子は・・・絶対に元気になります!だって・・・オルカは海の覇者だもの!ミルクが冷めるのも待ちきれず指をしゃぶるそうです。指を吸っても吸ってもミルクが出ないので、「ブフヴ~」と怒るそうです(笑)。オルカ君。もう大丈夫だよ。可愛く健やかに育ってね。今日はお盆明けの初日出勤でバテバテなので、この辺で・・・ドロン!
2010年08月18日
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8月15日に毎年ベランダから観る平和記念花火大会のブログを書く予定だった。友人も呼んで盛大にパーティを行ったのだが、今回はそれを自粛しようと思ふ。8月15日当日、ボランティアのMさんから、公園の餌やりを夕方お願いできないだろうか?と言われたので、引き受けた。私は、ご飯を心待ちにしてる子の事をあまり考えず、「花火間に合うかなぁ~」などと呑気な事を思って公園に向かった。虫よけスプレーを全身に振り撒き、それでも猛烈にアタックする蚊を避けつつ、寄ってくる猫の姿を見ると、さっきまでの浮ついた心が一気に吹き飛び、久々に見る面々を見てとても嬉しくなった。水とドライフードを替えようと、餌箱の中を見た瞬間、思わず叫んでしまった。「ゆーくん!大変!大変だよ!!!」そこには、アルミ製の桶が置いてあり、黒い2匹の物体がいた。僅かに蠅がたかっていた。中には、汚い布切れと謎の紙コップ。「ぇ・・・」と思い恐る恐る見てみると、モゾモゾと動く・・・。それは紛れも無い生まれたばかりの仔猫2匹だった。母体から出てすぐに捨てられたのだろうか?体は体液でベタベタになり、乾ききっていた。私は野良猫を多く見てきたが、生まれたばかりの猫を見るのは初めてだった。動揺してしまい、バックの中から自分のハンカチを取り出し入れ替える。用事があったであろうMさんに連絡するのを躊躇したが、猫餌を与える訳にもいかず、電話をする。そしてMさんが急遽現場に駆けつけてくれて、猫を保護して急いで帰っていった。Mさんが去り際に「酷い事を・・・」と一言。本当だ。酷い事だ。自分の飼ってる去勢してない猫が産み落としたのか?それとも自宅裏の物置で野良猫が産み落としたのか?生まれた命に同情して、自分では手をかけられないから公園に捨てたのか?そんな同情はいらない。35℃近い暑さの中、虫が沸いている餌箱に生まれたての猫を放置する事がどれだけ残酷な事なのか、捨てたソイツはわかってない。その後、花火大会が始まり、家にもゲストが来たので、それはそれで毎年の如く楽しんで観た。ご飯も食べたし、お酒も飲んだ。友人をゲストルームに宿泊させ、夜中までいろいろ楽しい話をした。心のどこかで一瞬、一瞬ではあるが、桶に入った仔猫の姿がフラッシュバックで脳裏をよぎる。翌日の午後3時頃、M氏からメールが届いた。「あれから仔猫を受け取って、ミルクをあげました。出先につれていって、2~3時間置きに強制授乳しましたが、1匹は3回目の授乳の後に亡くなりました。力及ばずごめんなさい。」出先だった私は、猫の生死も気にせず買い物にうつつを抜かしていた自分に呆然とした。昨日生きていた命が、もうそこにはいない事。暑い暑いと騒ぎ、友人と冷房の効いたレストランで美味しい食事と冷たいレモネードを飲んでいた時に、一つの命が終わった事。言い出したらキリがないのだが・・・それでも・・・・その瞬間は、ただただ後悔し、後悔し、自分を恨み、捨てた人間を恨んだ。そして、その仔猫が天国に行った事を祈るしかなかった。話は変わるが、先日、私と仲良くしてくれた気風の良いクライアントの一人が癌で亡くなり、生まれて初めて通夜に参列した。飲みに行ったり、職場で愚痴を聞いてくれた彼は生前、いかに猫嫌いかを私に聞かせてくれた。「猫が庭に来たら、俺、水かけちゃうよ?」などと言っては、嫌がる私をからかっていたのを思い出す。そんな彼が発病してから、私のブログに足跡を残すようになった。そして職場では、あれだけ嫌いだと言っていた猫に対して、愛情とまではいかないが、ただただ生きるべくして生きている猫達の姿を見て、すこしばかり共感してくれるようになった。「好きで野良になった訳じゃねーし・・・頑張ってんだ。あいつらも。」命の大切さをわかってくれたYさん。ありがとうね!と言う前に逝ってしまわれました。心からご冥福をお祈りすると同時に、最後の1年間、野良猫を邪見にしなかった彼に感謝です。1人でも多くの人が、保健所に持ち込む前に、捨てる前に、命を絶つ前に、考えて欲しいんです。本当にそれが究極の選択なのか・・・・と。毎日、こうやって生かされる事がどれだけありがたい事なのか・・・と。Mさんのメールの続きです。「残った1匹は、よく鳴くしミルクも上手には飲めていませんが、飲む気満々なので、生命力は強そうです。まだまだ安心できる状態ではありませんが、できるだけ頑張ってみます!」まだ見ぬ愛する家族の元に巣立っていく為に、死んでしまった兄弟の為に、頑張れ!コヌコ!
2010年08月16日
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