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2009.01.13

麻生内閣の支持率急降下－「渡辺の乱」で先行き不透明

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テーマ：政治について(20281)

カテゴリ： Politics

為政者とは兎角に種々のクレームが付きつけられるものですが、麻生首相の場合、評判の悪い定額給付金を抱き合わせて2次補正を強行することで、「軽くて明るい」イメージが消え、支持率が急降下しレームダック状態となりました。
加えて、遂に渡辺元行革担当相が自民党離党宣言をする「渡辺の乱」が起こりました。渡辺氏は父親譲りの選挙地盤が強いことから、自民党の看板が欲しい他自民党議員の同調者は無く単独行動の様ですが、レームダック状態の麻生政権では何があっても可笑しく無く、先行き不透明となって来ました。

渡辺元行革担当相が、国民の関心が強い「公務員改革堅持、定額給付金撤回、即時衆院解散等」を麻生首相へ提言したが黙殺されたことで、自民党離党を正式に表明した。自民党内には冷ややかな声が多く、今回は単独行動と見られる。
今後、同調者が出るか否かが鍵となるが、同氏が狙う「首長等と連携した国民運動」の内容も不明で、有権者の共感を呼ぶ政策を掲げ行動出来るのか、真価を問われている。

「信無くば立たず」と言いますが、マスコミ各社調査では、不支持率が異常に高く既に政権末期の様となりました。

麻生内閣の支持率は19－21％で、いずれも前回調査に続いて低下した。不支持率は読売新聞で72.3％、共同通信で70.2％と70％を突破した。

共同通信調査では、内閣支持率は19.2％、不支持率は70.2％。
読売新聞では、内閣支持率は20.4％とほぼ横ばいだったが、不支持率は72.3％に上昇した。
朝日新聞調査の支持率は19％、不支持率は67％だった。
産経新聞・FNN合同調査でも、内閣支持率は18.2%、不支持率は71.4%だった。

各社は、2008年度第２次補正案に盛り込んだ総額2兆円の定額給付金についても調査。
共同では70.5％が「評価しない」と回答。
読売は「反対」が78％。
朝日では「やめた方がよい」が63％となった。
産経新聞・FNN合同調査でも、「好ましくない」が75.1%。「2兆円は他の政策に」が79.8%に上った。

やはり「定額給付金」施策の評判の悪さは酷いものがあり、強行することが支持率急降下の最大要因なのですが、今回の支持率調査を経て、「軽くて明るい」イメージ復権せずに何時まで頑張れるのか注目しています。

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