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歴史小説が好きなのだ。人物中心のものが一番いいんですが。日本もの、中国もの、西洋もの(漢字圏以外)、と自分なりに分けてます。日本ものはもちろん多い、中国ものもわりと多い、西洋ものはやっぱり少ない。 バイオリズムというか、全然読みたくないときもあるし、日本ものは読みたくても、他のものは全然読みたく無い時もある。 今は、西洋ものが読みたい季節?なのだ。少し前、夢枕獏の「シナン」を読んだ。シナンとは、ミマル・シナンのことで、16世紀のオスマン帝国の建築家で、イスラムのモスクをたくさん設計した人物。 歴史上の人物のことを知りたいのなら、人物事典を読めば事足りる。でも、小説で読みたいのは、その時代の空気や、その人物の生き生きとした息吹を感じたいからだと、自分は思う。 「竜馬がゆく」のファンが多いのは、そこだと思う。「竜馬がゆく」を読むと、坂本龍馬が150年前の日本で砂ぼこりをあげて道を駆けている姿を容易に想像できる。 残念ながら、「シナン」のミマル・シナンはあんまり生き生きしてなかった。 日本の西洋歴史小説家といえば、やっぱり佐藤賢一。この人の書く人物はいつも生命感があり、文章もしっかりしていて新刊がでるのが本当に楽しみ。 ちなみに今後読みたいのは、スペインのフェリペ2世の物語。たぶんまだ誰も書いてないと思う。少なくとも日本人の作家は。誰か書いとくれ。
2007年01月30日
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梅がほころび始めた。例年より1ヶ月は早いんじゃないだろうか。 村上春樹のエッセイに 、「上を向いて歩こう」を国歌とまでは言わないが、準国歌にしてもいいくらいだ、という文章が載っている。 この意見に僕も賛成で、「上を向いて歩こう」は本当にいい歌です。日本が異常気象その他で滅んでも、地球上に日本語がある限り歌い継がれると思う。 少しまえ、「日本の歌百選」というのが発表されて、「上を向いて歩こう」も選ばれている。それは、まあ当然として、ひとつ文句が。 美空ひばりの「川の流れのように」が選ばれてる。確かに美空ひばりの最後の歌でよく唄われてるけど、歌そのものは、凡庸だと思う、私見だけど。 「川の流れのように」より「愛燦々」だと、絶対思う。すべての歌詞がいいけど、特に それでも過去たちは 優しく睫毛に憩う のところ。 「過去たち」が「優しく」「睫毛」に「憩う」んですよ。(そのまんまですが)過去に「たち」をつけるのもすごいけど、「優しく睫毛に憩う」なんて、イメージするだけでも幸せな気分になるし、なかなかこんな美しい日本語の歌詞には出会えないと思うんだけどなぁ。
2007年01月27日
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去年の12月の読書量は自分としては、多かった。1日1冊とまではいかないが、読書好きの人のブログなどで、そんなに読めるのかぁと、うらやましく思ってたくらいの数だった。 「十二月の奇跡」と呼んでいる。一人で。 読み易い小説ばかり読んでもなんなので、夏目漱石の「草枕」を読む。(最近「草枕」についての文章をどこかで読んだのだ)170ページぐらいの小説なのだが(小説の長さは、普通原稿用紙の枚数であらわされるが、僕はわかりにくい)、注解(注釈)が330もある。容易に読み進めない。 このような小説を読むとき、人はどうしているのだろう? 読みつつ、注釈があると、ページをめくり(「草枕」の場合、小説が全部終わった次のページから注釈がまとめて載っている)その意味を確かめるのか。注釈を読むたびに文章は途切れる。これを読書というのか。 注釈を無視して読み進むのか。読書は進むが、意味はほぼ不明のまま、読み進む。これも読書といえるのか。 結論。知識も無いのに、難しい文章を読まないこと。
2007年01月25日
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全国的には、知名度は低いかもしれないが、広島東洋カープの監督は マーティ・ブラウンというアメリカ人なのだ。今日は彼の話を。 ブラウンは、2月のキャンプイン前に来日して、球団に何かイベントがあれば よろこんで行くと言い、今月末には、ノロ・ウィルスの影響で売り上げが減り、 元気のない牡蠣業者のために、牡蠣まつりの応援に行く予定だ。 就任1年目の去年の今頃も、野球を見に来てくれと、県内各地に出かけていた。 名前はあえてださないが、ブラウンの前のカープの監督は、広島生まれ、高校まで 広島で育ち、選手時代もカープ一筋の人だったが、そのようなイベントや、野球ファンの 新たな開拓のために、県内に出かけていったなど、ほとんど聞かなかった。 本筋の監督としての才能もほとんどなく(ずっとBクラスだった)、選手は監督のために 存在していると、勘違いしている人だった。 ブラウンは、選手が気持ちよく、力を存分に発揮するために、監督は存在していると 常々言っているし、行動でもあらわしている。 ブラウンのためにも、カープの今シーズンの成績が良いことを、願っているのだ。
2007年01月18日
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昨日1月15日はかつての「成人の日」。 ハッピーマンデー制度によって、今は1月の第二月曜が「成人の日」になったため 年によって違う日にやってくる。 このことで、少なからず被害を受けたであろう人を僕は知っている。 それは、僕の友人である。 彼の誕生日は1月15日。かつて彼の誕生日は必ず祝日だったのだ。 「成人の日」が変わって少しショックだろうと思う。 さらに付け加えると、1月15日が第二月曜になることは、どんなに頑張っても無理なのだ。 1月15日が「成人の日」になることは、今の制度では、あり得ない。 同じくハッピーマンデー制度の「体育の日」は10月10日にあたることはあるのに。 この差は大きい、と思う。 せめてもの救いは彼の名前が「成人」(なるひと)などではないことか。
2007年01月16日
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今、広島現代美術館で開催中の「ロシアの現代美術」展の招待券が当たった。 僕は、懸賞が必ず当たる方法をあみだした。 それは、懸賞に応募するはがきをポストに入れた時点で(最近はネットで、 というのも多そうだけど)、すべて忘れること。 すると、突然当たった品物が送られて来る。当たった幸運だけを感じることができる。 (「残念ながら当選されませんでした」という丁寧なはがきは難敵だが) 正確に言えば、すべての懸賞に当たってるような気持ちになる、ということだけど。 はずれた懸賞のことを、覚えてなければ、当選率は100%ということに...ならないか。 ぐだぐだと屁理屈を並べたけど、とにかく今回もはがきを出したことを本当に忘れていた。 いつ行こうかな?と考えてたところに、招待券が送られてきたのだ。 お金を払って見に行った後に、招待券が送られて来るという少しもったいない 事態はまぬがれた。 ものごとを、あとのばしにするとあまり良い事はないが、ごくまれに良い事もあるというお話。
2007年01月13日
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不定期連載、私の好きなアート 今、宇都宮美術館で亀倉雄策展をやってる。見には行けないけど。 亀倉雄策といえば東京オリンピックのポスターや明治のチョコレートのパッケージ などをデザインしたグラフィックデザイナー。 でも、僕にとって亀倉雄策といえば、1983年のヒロシマ・アピールズのポスター。 思い返すと、初めて芸術というものを意識したというか、「なんだ、これは!」と インパクトを受けた美術品だと思う。 熱に焼かれ落ちていく蝶、原爆の怖さがすごく表現されていると思う。 この作品には、モチーフになった作品があると書いてある記事を最近読んだ。 速水御舟の「炎舞」 確かにそのようだ。でも、亀倉雄策のポスターのインパクトはやっぱりすごいと今も思う。
2007年01月11日
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昨日は舞台「みんな昔はリーだった」を観に行った。 あまりに端の席で怒ってたんですが、席番号は3列目だったけど、端のお陰で 実質最前列でした。こんな前で観劇したことないので、席に着いたとき、思わず 「近っ!」と言ってしまいました。 役者さんとは眼も合うし(勘違いか?)、「乱入しようと思えばできるな」と、 芝居を見ながら何度も考えてた。 作品自体も一番好きな脚本家の後藤ひろひと作品、期待どうりでした。 「ダブリンの鐘つきカビ人間」などより小ぶりな作品だけど良かったと思う。 ホリケンは主役というより、たくさんいる主人公のうちの一人という感じ。 (ちなみにホリケンは午前中、宮島に観光に行ったらしい。) 板尾創路は、思ったよりおとなしい役だった。 この舞台のコンセプト「男のカッコよさは男が決めていた時代」というのもいい。 男くさいドラマでよかったと思う。
2007年01月09日
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今日7日は七草粥を食べる日。 テレビで料理人の柳原さん(だったと思う)が「七草にこだわらなくてもいい」と おっしゃってたので、家庭菜園のかぶと大根の間引き菜と正月の残りの三つ葉の 「三草粥」に。 うまく育てば、1キロぐらいになるらしいかぶ。小さすぎる。お粥にはちょうどいいと 負け惜しみ。 雪が降ったので、抜くのも、砂をはらうのも冷たかった。 たった一本のかぶを抜くのに弱音を吐く。 農家の人達は偉いなぁ。豆腐を作る人も偉いし、北国の漁師さんも偉い。
2007年01月07日
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あけましておめでとうございます。もう、4日ですが... 作れるうちは、作ろうと、母親が頑張ったおせち。だいたい片付きました。 年末は、30日に高校の同級生とデパートで偶然会って、メールアドレスの交換。 ご飯を食べに行く約束(たぶん社交辞令ではない)をする。楽しみ。 31日はダウンタウンの番組を見てたら年が替わってた。なんかすっきりしない。 新年1日は、朝日、読売、毎日、産経新聞を買ってきて、だらだら読む。 2日にして既に、正月らしいテレビもなく、なんか普段通り。 僕の記憶が間違ってなければ、子供の頃、広島にはフジテレビ系列の局が 無くて、「かくし芸」が時間がずれて、夜遅くやってた。それを、夜更かしして、 見るのが、正月らしくて好きだった。 もう、おじさんだから、テレビが楽しくないのもしょうがないけど。 でも、ひとこと。タレントさんが、ドライブしたり、だらだら飯食ったり、レジャーを 楽しむのはいいけど、できれば、カメラの回ってないところでやってください。思う存分。 テレビにでるのなら、紅白歌合戦の舞台の真ん中で、ブレークダンスする ぐらいの芸をみせてほしいもんです。 今年も、よろしくお願いします。
2007年01月04日
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