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今年も、桜の季節がめぐってまいりました。残念なことに、4月以降仕事が忙しくなりそうな見込みですが、「桜の期間は案外長い」ものですから、今のうちに楽しむことにしようと心に決めました。平野神社で、こんな愛らしい花を見つけました。「陽光」という桜だそうです。他の写真は、例によって、以下のサイトに掲載しています。http://www.photohighway.co.jp/AlbumPage.asp?un=58318&key=1861803&m=0
2009年03月29日
ジョン・ノイマイヤー率いるハンブルク・バレエの来日公演に出かけてまいりました。前回来日時の「ニジンスキー」の衝撃以来(そのときの記事はこちら)、すっかりノイマイヤーの世界の虜になっている私ですが、今回の「人魚姫」で、いよいよ彼の才能の豊かさの前にひれ伏してしまいました。何よりも心揺さぶられたのは、その濃密で演劇的な演出です。舞台上のダンサーはもはやダンサーというよりもアクターであると言ってよいでしょう。今回の「人魚姫」を演じたシルヴィア・アッツォーニは、人間ばなれした魚の感覚と、少女のような可愛らしさを余すところなく表現していて圧巻の一言。人間の世界を西洋的な様式美で描く一方、人魚姫の属する海の世界は東洋的な様式美をとりいれる工夫(日本の歌舞伎・文楽からの着想だとか)もなかなかなもの。空間演出も、曲線を活かした海の世界と、鋭い直線で構成された人間界といった対比が見られて、興味深いものがありました。照明・美術・衣装、どれをとっても、隅々に至るまでノイマイヤーの知性と美意識が貫かれており、その天才的な総合芸術家ぶりに圧倒されてしまいました。
2009年03月01日
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