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幸運なことに、明日から始まる京都国立博物館の特別展『憧れのヨーロッパ陶磁―マイセン・セーヴル・ミントンとの出会い』の内覧会に急遽出かけることになりました。思いがけないお年玉とはこのこと、そもそも本日は出勤日だったはずが転勤(1月1日付)のため休日に変更、それだけでも十分嬉しかったのですが、内覧会前にいただいたランチ(特にパン)が予想以上に美味だったことに舌鼓を打ち、展覧会の協力団体となった日本テレマン協会の中野振一郎氏のチェンバロ生演奏まで味わえるという特典つき、本当に贅沢な休日になったのでした。展示構成は、「ヨーロッパ陶磁との出会い」「京都伝来の阿蘭陀焼」「ヴィクトリア時代のイギリスから」「欲しかったセーヴル焼」「伯爵様の贈り物/マイセン・ベルリン」「ジャポニズムからアール・ヌーヴーへ」の6つのテーマから成るものでしたが、従来からよく語られてきた「欧州陶磁への(陶磁器の先進地であった)東洋の影響」という視点のみならず、「近世~近代日本における欧州陶磁への関心の高さ」にも目を向けたものになっていたこと、殊に京という土地柄と欧州陶磁との関わりの深さに着目した点が面白かったと思います。特に、英国人デザイナーのクリストファー・ドレッサーが日本にもたらした作品群と、ドイツ人貴族フリッツ・ホッホベルク伯爵から京都の帝室博物館(現京都国立博物館)に寄贈された夥しいベルリン・マイセンの作品群には、目を見張るものがありました。『憧れのヨーロッパ陶磁―マイセン・セーヴル・ミントンとの出会い』の情報はこちら
2008年01月04日
昨年は、12月に入ってからも、忙しさに追われつつもいわゆる「師走」気分を味わうことがありませんでした。事実31日の早朝まで通常通り仕事をしていたわけですが(例によって東寺の横をタクシーで飛ばして帰宅!)、さすがに大晦日の年越し蕎麦でようやく「年末年始」モードに入ることができました。急に強い寒気が訪れたため、床暖房の部屋からなかなか出られず、自ら「怠惰な生活を送る」と豪語した通りの生活を実践しておりました。見逃した衛星放送番組の再放送や、舞台中継等をひたすら見続け、多少眼は疲れ気味ですが、普段はできない「テレビっ子」生活にすっかりご満悦です。中でも、 「千年の王宮 プラハ城 -刻まれた民族の記憶-」 「アニメのルーツ 鳥獣人物戯画の不思議ワールド」あたりはさすがに秀逸、感動的でした。プラハ城に関しては、前回の放送のときにちらっと見て感銘を覚えたため、今回は再放送予定を事前にチェック、しっかり録画予約までしたのでした。にもかかわらず、オンエア時は全くテレビの前から離れられず、最初から最後まで、それこそまばたきもそこそこに、画面に熱中してしまいました。絵巻シリーズも、結構お気に入りです。学生の頃、中世史の講義の素材としてよく絵巻が使われていたこともあって、私にとっては興味深い分野の一つです。昔お世話になった先生が画面に登場されるのを見るのもなかなか懐かしいことです。そうそう、「鳥獣人物戯画」の番組に関する家族のコメントをひとつ紹介しておきましょう。「あの絵巻に出てくる動物は、あのあたり(高山寺周辺)でよく出てくる動物ばかりだと思う」 ― ひとしきり番組を見た後ですが、やはりこの一言に尽きるなあ…と思う私でした。さて。概ね「ごろ寝テレビっ子」のお正月でしたが、さすがに新春恒例の散策も果たしました。今年のコースは次の通り。 古市駅~誉田八幡宮~誉田山古墳(応神天皇陵)~大鳥塚古墳~古室山古墳~ 道明寺~道明寺天満宮~市野山古墳(允恭天皇陵)~葛井寺~滝谷不動北野天満宮の近くに住んでいることもあって、道明寺と太宰府は一度足を伸ばしてみたいスポットでした。昨年は、何かと九州に行く機会が多かったので、先に太宰府詣でがかなうかなと思っていたのですが、道明寺が先になりましたね。それにしても、藤井寺・羽曳野・富田林といったあたり、仕事ではそれなりに出かけることもありましたが、仕事時の外出では史跡探訪というわけにもいかず、それだけに気になって仕方がなかった地域でした。ようやく念願がかなった気がいたします。このほかにも、南河内には私自身未体験の史跡がごろごろあるようですし、またの機会を見つけて散策したいと思っています。
2008年01月03日
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