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週末の夜中に、アーノンクール/ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスによるモーツァルト「レクイエム」の演奏が放映されました(11月16日・NHKホール収録分)。先日の演奏会の感動さめやらぬうちに、東京公演の模様が放映されたものですから、この週末は、すっかりアーノンクールの音楽の虜になってしまっております。
今回の東京公演の演奏ですが、隅々にまで神経が行き届いた緻密な構成と、楽曲の新たな解釈の可能性を提示するものだったと思います。私にとってのモーツァルトの「レクイエム」は、高校の合唱部時代自らも歌い、また数々の録音を聴きこんだなじみの曲、ところが、アーノンクールのような演奏に接すると、よく知ったはずの曲なのに、全く新しいものにでも触れたような驚きがあって、従来自分が抱いていたこの曲に対する既成概念を一旦白紙還元したくなるような衝動にかられるから不思議です。「なるほどそこはそのように表現するのか...確かに理にかなっている気がする...」まさに、この連続でした。
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