たまにゃん1203さん、「異人（エイリアン？）」という言葉がミステリアスでね。今、この歌ぐらいしか使わないんじゃないでしょうか。死語ですね。

いったいどういうシチュエーションを歌ってるのかと、子供の頃からゾクゾクしながら歌ったり聞いたりしてました。

野口雨情という人は、なにげにコワがらせつつ、人の心のツボをつかむ天才だったんでしょう。

このあと引用する「シャボン玉」の２番の歌詞だって、けっこうコワイですよね。 (2007.08.17 11:40:52)

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うたのおけいこ　短歌の領分

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2007.08.16

野口雨情　赤い靴

(4)

カテゴリ：唱歌・童謡・民謡　桃源郷

紅い靴　はいてた
女の子
異人さんに　つれられて
行つちやつた

横浜の　埠頭はとばから
船に乗つて
異人さんに　つれられて
行つちやつた

今では　青い目に
なつちやつて
異人さんのお国に
ゐるんだらう

赤い靴　見るたび
考へる
異人さんに　逢ふたび
考へる

作曲：本居長世

「小学女性」大正１０年１２月号

註
表記は、原文のまま。

テキストを素直に読めば、人さらいの歌かと思う。
また今日（こんにち）では、新潟の海辺から、北朝鮮工作員によって連れ去られた（拉致された）横田めぐみさんを連想してしまうのは、日本人の人情のしからしむるところである。

この歌に限らず、野口雨情の歌詞には、謎めいて不思議で、不気味で怖いものが少なくない。
この歌にも、ドラマチックないわく因縁ともいうべき事実が秘められているらしいので、興味のある方はウェブ上で検索してみると詳細な解説が出てくるが、詞の内容に直接に反映しているわけではないと思われるし、僕個人としてはそうした“秘話”めいたものに興味はない。

こういう作詞の背景のようなことは、ポピュラー音楽でもよく語られるが、たいてい興醒めの効果しかないというのが、僕の経験から得られた教訓である。

本文テキストのミステリアスさは、ミステリアスさのまま受け止めたい気持ちだ。

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Last updated 2007.08.17 11:44:51
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■コメント

Re:野口雨情　赤い靴(08/16)

choco7933 さん

小さい頃から聞きなれているけど　その時そのときで思うことが違う不思議な曲ですよね。。。
横浜の山下公園に赤い靴はいた女の子像があり、娘に歌ったのを思い出しました(５年も前のことだわ・・・時間たつのは早いですね♪) (2007.08.16 18:17:36)

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Re:野口雨情　赤い靴(08/16)

たまにゃん1203 さん

異人さんを「ひいじいさん」と間違えていました。私のイメージとしてはお髭の杖をついたおじいさんが、赤い靴を履いた女の子を連れて行くというもので、これは間違いに気づいても頭から離れません。 (2007.08.16 23:40:07)

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Re[1]:野口雨情　赤い靴(08/16)

くまんパパさん

choco7933さん、コワ～イ歌ですよね。
子供の頃から、いつも心の隅に引っかかってました。
けっこう心胆寒からしめるものがある歌詞です（・・・難しい言葉だ）。

詞の背景には、秘められた事実のドラマがあるらしいんですが、詮索には興味がないので、割愛しますね。 (2007.08.17 11:34:55)

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Re[1]:野口雨情　赤い靴(08/16)

くまんパパさん