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いやあ2021年6月相場も終わりましたね。 さて今月は「優待株いけす」内の徹底的な探索から非常に良い銘柄を発掘することができ、そこに思い切り資金を寄せる形となりました。 次に今月の成績ですが、対2020年末比で+11.3%となりました。先月の+9.5%からはやや改善しました。 それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Jun 30, 2021
ちょっと物足りないのでもう一丁。 今日の「お代わり日記」は2021PF概況シリーズです。526位 8945 サンネクスタグループ (東1、6月優待) ◎ PF526位は、借り上げ社宅管理代行首位のサンネクスタグループ(旧日本社宅サービス)です。 現在の株価は1008円、時価総額112億円、PBR1.23、自己資本比率は58.9%、今期予想PER20.57、配当利回り3.2%(32円)、総合利回り4.2%(32+10=42円)で、優待は100株保有で「1年以上の継続保有を条件として」1000円相当のクオカードなどです。 サンネクスタグループはマイルドながら成長力があり、また利益率もまずまず高い優待クオリティ銘柄です。私はこれまでに何度か、「サンネクスタグループはポートフォリオ上位で戦えるだけの力があるな。」と思いましたが、ここまでのところ大きく買うチャンスに恵まれず下位銘柄に留まっています。でも、運と機会があれば、いつの日か上位銘柄で登場するかもしれないですね。
Jun 29, 2021
さて今日も2021PF概況シリーズです。 525位 6044 三機サービス (東1、5月優待) △ PF525位は、空調機器・電気・厨房・給排水衛生設備などのメンテナンスを全国展開している三機サービスです。 現在の株価は1030円、時価総額61億円、PBR2.14、自己資本比率は58.0%、前期予想PER43.64、配当利回り1.0%(10円)、総合利回り1.9%(10+10=10円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 三機サービスは指標的な割安感はありませんが、ま、PF下位としては特に問題はない銘柄であると考えています。
Jun 29, 2021
さて今日は2021PF概況シリーズです。524位 7539 アイナボホールディングス (東JQS、9月優待) ◎~◎◎ PF524位は、タイル、空調など住宅設備機器の販売、工事で業界首位のアイナボホールディングスです。 現在の株価は1069円、時価総額125億円、PBR0.56、自己資本比率は59.3%、今期予想PER8.14、配当利回り3.4%(36円)、総合利回り4.3%(36+10=46円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 アイナボHDは、指標的に割安で、地味ながら成長力もあり、更にはクオカードの盤面もスタイリッシュでお洒落と言う、3拍子揃った素晴らしい銘柄です。チャンスがあればもう少しポートフォリオ上位で戦いたい感じがしています。
Jun 28, 2021
さて今日は当ブログ一番人気の2020~21主力株概況シリーズです。 64位 8935 FJネクスト(登記社名 エフ・ジェー・ネクスト) (東1、3月優待) ◎◎ PF64位は、首都圏で『ガーラ』ブランドの投資用ワンルームマンション販売を手掛けるFJネクストです。 現在の株価は1022円、時価総額354億円、PBR0.62、自己資本比率は63.8%と良好、今期会社予想PER5.39、配当利回り4.7%(48~49円)、総合利回り5.3%(48+6=54円、優待券はメルカリ平均価格の額面の60%で換算)で、優待は1000株保有で自社子会社運営旅館優待利用券(10000円)1枚などです。以前は100株優待もあったのですが、来期2022年3月期からは廃止されてありませんのでご注意ください。 私はFJネクストの100株優待廃止があったときに、「代わりに来期の4円増配もあるし、何しろここは業界最強クラスの武闘派営業陣が強烈で何があってもオラオラで業績数字を作ってくるし、指標的にも非常に割安だし、財務状態も鉄壁だし、むしろ買い増しで行く局面だろう。」と考えて少し乗せました。それで今回初めてのポートフォリオ上位登場となりました。 (上記データはかぶたんプレミアムより引用) さてFJネクストはマンション購入を勧める勧誘電話が「ちょっとだけやんちゃ」(笑) なことで有名ですが、待ちの営業ではなかなか売れる商品ではないでしょうし、これはやむを得ないだろうと思います。 そして世の中には「もっと剛腕」の会社もたくさんあります。私は以前にFJネクストではない、当時「業界最凶」と言われていたライバル企業から何故か何度も電話勧誘を受けたことがありました。 普通に断って1回で済む場合もありましたが、ツワモノの方になると、「一切興味がありません。なので、2度と電話をかけてこないでくださいね。」と丁寧に言って切ったのに、「こらあ、俺の話はまだ終わってないんだよ。最後まで聞けや。おまえマジで社会人としてあり得ない、ふざけた態度だな。どういう教育受けてきたんだ。俺が叩き直してやる。これから追い込みにテメエの家まですぐ行くよ。首洗って待っとけ。!」見たいな感じですぐに連続コールバックしてくる強面営業の方もいたりして、割と精神的にキツかったです。 (^_^;) それにしてもこういう「イケイケ営業」系の銘柄には何故かとても良い株主優待制度を持つ、実に株主思いの会社が目立ちます。 あらゆる意味で、資本主義の原則にプリミティブに愚直に素直な企業が多い ということでしょうかね。(笑)2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jun 27, 2021
さて今日は通常の2021PF概況シリーズです。523位 1789 ETSホールディングス(旧 山加電業) (東JQS、9月優待) △ PF523位は、送電線、内線工事が主体のETSホールディングスです。 現在の株価は1070円、時価総額68億円、PBR2.80、自己資本比率は57.0%、今期予想PER27.23、配当利回り0.5%(5円)、総合利回り1.4%(5+10=15円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 ETSホールディングスはちょっとこのところ値上がりしてしまいましたが、ま、優待狙いで1枚保有していくのには特段問題はないレベルの株価であると考えています。
Jun 26, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベスト118位 貯金40万円が株式投資で4億円 (かぶ1000著、ダイヤモンド社、2021年) の第3弾です。 今日も、第3章 「ネットネット株」に注目 から。 ネットネット株の実例② 岩塚製菓(東証ジャスダック・2221) 昭栄薬品と同様に、岩塚製菓も超優良企業の株を大量保有しているネットネット株です。新潟県長岡市に本社を置く米菓メーカーで、「味しらべ」「田舎のおかき」と言ったロングセラー商品があります。 岩塚製菓の資産の中で大半を占めているのは、ワンワンチャイナホールディングス(中国旺旺)という香港証券取引所に上場している株式です。 ワンワンチャイナの株式だけを考えても、「221億円で買える財布に、500億円が入っていて、年間20億円増えている」状態なのですから、お買い得です。 はい、かぶ1000さんがおっしゃる通りで、 岩塚製菓 は典型的なネットネット株で本当に割安ですね。私もポートフォリオ上位で何年も保有しています。 ただ、「じゃあ、何故岩塚製菓が激安価格のネットネット株であり続けているのか?」というと、もちろんそれなりの理由があります。それは岩塚製菓はお菓子作りに真摯で、そしてあまりにも愚直で真面目過ぎて、ほとんど本業で利益が出ていないからです。そして利益のほとんどをかつて技術指導し、今は親を遥かに超えて成長した教え子であるワンワンチャイナからの配当金に頼っている「おんぶにだっこ」の状態だからです。 つまりネットネット株の多くには、「割安に放置されているそれぞれの個別の理由」が隠れていることが多く、理論的には最強の投資先ではあっても実際に投資すると、「市場がその魅力に気付くまで何年も何年も株価ヨコヨコの我慢の戦い」が続くこともあります。 そのため私は、 ネットネット株を買うときには優待付きがよりベター という持論を持っています。何故かというと、不人気の極みにあるからこそ割安であるネットネット株と優待と言うのは非常に相性がいいからです。 具体的に言うと、株価が上昇しないつまらない期間を優待を楽しみにご機嫌で過ごして凌ぐことが出来るのが良いのです。特に岩塚製菓は優待に力がありかつ半年毎の年2回優待なのでなおさらグッドです。ちなみに岩塚製菓に投資をすると、100株保有で年2回1000円相当などの自社製品を貰うことが出来ます。最後にちょっとだけ現物を見てこの記事を終わりにしましょう。(さらにご機嫌で続く)
Jun 25, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベスト118位 貯金40万円が株式投資で4億円 (かぶ1000著、ダイヤモンド社、2021年) の第2弾です。 今日は、第3章 「ネットネット株」に注目 から。 「かぶ1000流ネットネット株」とは? 資産バリュー株投資のなかでも、私が大きな資産を形成するうえでいちばん役立ったのは、「ネットネット株」への投資です。 ネットネット株とは、私の心の師匠ベンジャミン・グレアムから学んだもの。簡単に言うと、「1万円の入った財布が5000円で売られている」ような銘柄です。 もしそんな財布があったら、きっと誰でも買うはず。株式市場を丁寧に探していると、そうした財布が秘かに買えるのです。それがネットネット株です。 ネットネット株とは、流動資産から負債を差し引いた「正味流動資産」に対して株価が割安な株のことです。 グレアムによるネットネット株の定義は、次の通りです。 ●グレアム流ネットネット株 正味流動資産(流動資産ー総負債)×2/3 > 時価総額 私はグレアムよりもシンプルに「換金性」に重点を置いて、次の条件を満たす銘柄を「かぶ1000流ネットネット株」と定義しています。 ●かぶ1000流ネットネット株 換金性が高い流動資産ー総負債>時価総額 さてネットネット株と言うのは、かぶ1000さんがおっしゃる通り、「1万円の入った財布が5000円で売られている」ようなものです。そんなもん、見つけたら買うに決まっていますね。 もしもデパートの財布売り場で、「今から、お客様への長年の感謝の気持ちを込めまして、10000円の現金を入れた財布を特別に5000円で販売します。」などという館内放送をしたら、お客さんが殺到して財布は瞬時に全部売り切れるでしょう。もしかしたら財布の取り合いで殴り合いのけんかが発生するかもしれません。つまり、ネットネット株と言うのは、「そもそもあり得ないくらいに安い。」ものなのです。 そのため世界中の株式市場では今は「ネットネット株」は枯渇してほとんど消えてしまいました。コンピューターを使った単純なスクリーニングですぐに見つかる訳ですから、ある意味当たり前のことですね。 実際、バリュー投資手法の「始祖の巨人」 ベンジャミン・グレアム(1894~1976) の直接の教え子&一番弟子だった ウォルター・シュロス(1916~2012) は、2012年に行われた生前最後の奇跡の様なインタビューの中で、以下の様に述べています。 私はグレアム・ニューマン社にいた時と同じ投資手法を用いていた。すなわち、ネットーネット株を探していた。 ただそんなシュロスは45年の栄光の資産運用の旅を終えて2001年にビジネスを閉じます。それは次の理由でした。 85歳を過ぎていた。ある日、息子が言うんだ。”もう割安の株は見つけられないよ” つまり、ネットネット株の全滅によって、シュロスは投資家としての幕を下ろすことになったのです。 ところが私達日の丸投資家が戦うここ2021年現在の日本では、「失われた30年」のおかげでシュロスが探索を諦めた2001年から20年を経過して尚、未だにネットネット株が浜辺に打ち上げられたデブアザラシの如くにゴロゴロとのんびりご機嫌でたくさん生息しています。これは本当に、奇跡の様に素晴らしいことなんですね。(続く)
Jun 24, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第118位は、 貯金40万円が株式投資で4億円 (かぶ1000著、ダイヤモンド社、2021年) です。 著者のかぶ1000さんは、個人としては日本で最も知名度の高いバリュー投資家の1人であり、過去のリアルガチの戦績・知識・経験・人間力の全てが素晴らしい方です。多分ですが、今が数百年前の戦国時代だったとしても「軍師」として大きく成功するだろうな、という感じの懐の深い方です。 ちなみに私はこれまでに何度か勉強会で御一緒させて戴いたことがあり、以前から「かぶ1000さんの力量は抜きん出ている。自らの投資家としての秘密を開示することになるのでなかなか難しいかもしれないけれど、でもいつの日かはそれを最終的に本と言う形で残すべきと思うし、何よりも1ファンとして読みたいなあ。」と思い続けてきたので、今回の出版はまるで我が事のように嬉しかったです。(笑) 最初にこの本の総評を書いておくと、「かぶ1000節」全開でフレンドリーでとても読みやすく、投資初心者の方にも分かりやすいのが大きな魅力と思います。そして同時に、創始者である ベンジャミン・グレアム が1934年に名著 「証券分析」 で体系化した バリュー投資手法 が持つ「堅牢さ」が紙面からしっかりと伝わってくる良書でもあります。 それでは次回からは、この本の大トロの部分を一緒に見ていくことと致しましょう。(続く)
Jun 23, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベスト117位 ヘッジファンドのアクティブ投資戦略(ラッセ・ヘジェ・ペデルセン著、金融財政事情研究会、2019年) の最終回第12弾です。 今日も、第12章 マネージド・フューチャーズートレンド追随投資ー から。 トレンドのライフサイクル 図12.1はトレンドの「ライフサイクル」を定型化したもので、トレンド追随戦略の基礎にある経済学的根拠を表す。ファンダメンタル価値の変化に対して、当初の反応が過小であるために、新たな情報が価格に十分に織り込まれる前に、トレンド追随戦略は可能となる。その後、ハーディング(群衆行動)効果によってトレンドはファンダメンタルズを超えて拡大し、やがて反転する結果となる。 トレンドの始まりー情報に対する過小反応ー 図12.1に示した定量化された例では、ポジティブな利益公表、供給ショック、需要シフトといったカタリストが、株式やコモディティ、通貨、債券の価値を変化させる原因になる。実践で示したように、価値の変化は即座に起こる。市場価格(点線で示されている)は、カタリストの結果として上昇するが、当初の反応は過小で、上昇はしばらく続く。 i.アンカリングと不十分な修正:人々には、見通しをヒストリカルデータに強く結びつける傾向があり(アンカリング)、新しい情報を受けても不十分にしか見通しを修正しない。 ii. ディスポジション効果:人々には、勝者の売却を急ぎ過ぎ、敗者にしがみつき過ぎる傾向がある。早めに勝者を売るのは、利益の実現を好むことによる。これが価格の下方圧力となり、新たに得たポジティブな情報に対する価格の上方修正を遅らせる。 iii. 利益を追求しない行動:中央銀行は為替レートや金利のボラティリティを抑制するために、通貨や債券市場で操作(オペレーション)を行う。これはニュースに対する価格の修正を遅らせる可能性がある。また、機械的にウェイトを戦略的資産配分にリバランスる投資家もトレンドに逆らった売買を行っている。 トレンドの継続ーその後の過剰反応ー トレンドがいったん形成されると、ファンダメンタル価値を超えてトレンドを拡大させる可能性のある現象が起こることが多く報告されている。i . ハーディングとフィードバック取引:価格がしばらく一方向に動くと、ハーディングすなわちフィードバック取引によって、時流に乗ろうとするトレーダーが現れる。ii. 確証バイアスと代表性:このどちらもがトレンドの継続をもたらす。iii. ファンドフローとリスク管理:ファンドのフローは最近のパフォーマンスを後追いすることが多い(おそらくiとiiによる)。 トレンドの終焉 明らかに、トレンドは永遠に継続しえない。どこかで価格はファンダメンタル価値から乖離し過ぎて、人々がこれを認識すると、価格はファンダメンタル価値に向かって回帰し、トレンドは消滅する。 図12.1 トレンドの定型的なライフサイクル いやあ、このペデルセン先生による「トレンドのライフサイクル」の説明、凄く分かりやすくないですか? この図12.1だけで、自分には本の定価以上の価値があると感じました。 さてこれでこの本の紹介は終わりです。現時点でワークする、有効な投資手法の全てが詳細に開示されており、驚愕する程に素晴らしい一冊と思います。極めてレベルが高いですが、間違いなく挑む価値はあります。未読の方は是非。(終わり)
Jun 22, 2021
さて今日は通常の2021PF概況シリーズです。 522位 4929 アジュバンコスメジャパン (東1、3月優待) ○ PF522位は、美容室経由でスキンケア、ヘアケア製品を販売し、製造は外部委託で高価格品が多いアジュバンコスメジャパンです。 現在の株価は1031円、時価総額82.5億円、PBR2.01、自己資本比率は80.3%と良好、今期予想PER163.65、配当利回り2.3%(24円)、総合利回り7.2%(24+50=74円、優待品はメルカリ平均価格の額面の100%で換算)で、優待は100株保有で5000円相当、1000株保有で10000円相当の自社商品(シャンプー・トリートメント等)です。 今日は私が2020年に戴いた100株優待品を見ておきましょう。 非常に上質な優待品でした。 アジュバンコスメジャパンは強固な財務体質、高い総合利回り、魅力的で力のある優待品 の3拍子揃った素敵な銘柄です。PF下位としては全く文句の付け所がないですね。
Jun 21, 2021
さて今日は2021主力株概況シリーズです。63位 5217 テクノクオーツ (東JQS、3月優待) ◎ PF時価総額63位の上位銘柄は、私の準主力の一角である 7705 ジーエルサイエンス の子会社で、半導体製造用の石英部品に特化しているテクノクオーツです。 ちなみにあなたの知り合いの投資家に「テクノクオーツと言えば?」というざっくりとした質問をすると、その人のタイプを知ることができます。 業績は絶好調だけど、シクリカル(景気敏感株)だし指標的にもちょっと高いよね。 という方はバリュー投資家です。 この半年、出来高が細ってるし株価推移もヨコヨコだね。ちょっと入るチャンスはないね。 という方はモメンタム投資家です。 そして、元気よく一言、 さくらんぼ🍒! とだけ叫んだ方は間違いなく優待族になります。 さてそんな「投資家判別リトマス紙」でもあるテクノクオーツの現在の株価は30200円、時価総額236億円、PBR2.08、自己資本比率は73.7%と良好、今期予想PER13.35、配当利回り1.1%(330円)、総合利回り1.4%(330+100=430円、優待品は途轍もなく美味しく、尋常ではない高級品と考えられるので私の独断で10000円として換算)で、優待は100株保有で山形県産高級さくらんぼです。 私はテクノクオーツの高級さくらんぼが欲しくて、ずっとここを「買いたい優待株」というリストに入れてウォッチし続けていたのですが、2018年末の急落相場の闇のドサクサに紛れて、ようやく参戦することができたのでした。 それでは優待品の実際をご覧いただきましょう。 一体何なんだ。この美しさは。。。写真でもその「別次元の輝き」が明白に分かると思います。宝石みたいですね。💎 実食します。 、、、おいしい。。。。 みずみずしくて透明な甘さが口の中一杯に広がります。世の中にこんなに凄いさくらんぼが存在するなんて今まで知りませんでした。。。 さてテクノクオーツは前述の通りモロにシクリカル(景気循環により利益水準が大幅に変動する)な銘柄ですが、現時点では連続最高益更新中で業績爆裂絶好調ですし、少なくとも今しばらくは「さくらんぼの旅」を続ける予定です。2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jun 20, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベスト117位 ヘッジファンドのアクティブ投資戦略(ラッセ・ヘジェ・ペデルセン著、金融財政事情研究会、2019年) の第11弾です。 今日は、第12章 マネージド・フューチャーズートレンド追随投資ー から。 損切りは急げ、・・・・・利食いは待て。 ーデイビッド・リカード(David Ricard,1772-1823) 2世紀にわたって語り継がれてきたデイビッド・リカードの教えは、トレンドに目を向けるべきことを示唆している。!トレンドはまた、伝説的なトレーダーである ジェシー・リバモア が1世紀前に述べたことの根幹でもあり、アクティブ投資家にとって依然として重要な役割を果たしている。トレンド追随投資を最も実践するトレーダーは、マネージド・フューチャーズ(managed futures)のヘッジファンドとコモディティ・トレーディング・アドバイザー(commodity trading advisor,CTA)である。 マネージド・フューチャーズのリターンは、単純で実装が容易なトレンド追随戦略、特に時系列モメンタム戦略により、おおむね理解することができる。 時系列モメンタム は単純なトレンド追随戦略で、過去のある参照期間の超過リターンが正であった市場をロングし、逆をショートする。 さまざまな参照期間や資産クラスにわたってトレンドが存在することには強い証拠がある。 また、この戦略は株式市場の極端な上昇や極端な下落の時期に、パフォーマンスが最も良い。 トレンドフォロー/モメンタム投資がパフォーマンスキング であることは、現在様々なデータから証明されています。なので、私達投資家はこのやり方及び、なぜそれが有効なのかの理論的根拠についてしっかりと学ばなくてはなりません。 そして、「なぜトレンドが生じるのか?」についてのペデルセンの説明は極めて明快で説得力があり、分かりやすくて最高です。多分私がこれまでに読んだ中で最も素晴らしいと思います。次回の完結編ではそれを見ていきましょう。(いよいよクライマックスとなる最終回へ続く)
Jun 19, 2021
さて今日は2021PF概況シリーズです。521位 6044 マルイチ産商 (名2、9月優待) △ PF時価総額521位は、長野が地盤の水産物卸大手のマルイチ産商です。 現在の株価は1050円、時価総額243億円、PBR1.02、自己資本比率は42.9%、今期予想PER14.96、配当利回り1.6%(17円)、総合利回り3.0%(17+15=32円)で、優待は100株保有で1500円相当の自社オリジナル商品などです。 マルイチ産商は指標的には妥当な株価位置ですが、優待カレーも美味しいですし、ポートフォリオ下位としては十分に満足できる銘柄であると考えています。
Jun 19, 2021
さて今日は通常の2021PF概況シリーズです。 520位 4633 サカタインクス (東1、12月優待) ◎ PF520位は、印刷インキ3位で新聞、包装用に強みを持っているサカタインクスです。 現在の株価は1054円、時価総額660億円、PBR0.81、自己資本比率は53.1%、今期予想PER9.19、配当利回り2.9%(30円)、総合利回り3.3%(30+5=35円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカード(※1年以上3年未満継続保有の場合1000円相当、3年以上は2000円相当)です。 サカタインクスは指標的にも非常に割安ですし、PF下位としては十分過ぎるくらいに良い銘柄と思いますね。
Jun 18, 2021
さて今日は、2020~21主力株概況シリーズで紹介してきたポートフォリオTOP60銘柄をまとめておきます。 まず、ポートフォリオTOP50に関しては、こちらをご覧下さい。↓ 1~10位 11~20位 21~30位 31~40位 41~50位 51位 3954 昭和パックス 昭和パックスは指標的にも安いですし、過去25年間一度も赤字がないですし、着実に利益率が高まってきていますし、財務状態がどんどん良くなってきていますし、優待内容も超クールですし、激シブで実にいい銘柄と思います。 52位 2914 JT ここは配当利回りも総合利回りも十分過ぎる程に出ていますし、また独占企業で利益率が高いクオリティ銘柄ですし、優待族的には今の株価位置なら大きめに買えると考えています。 53位 3001 片倉工業 こういう、「会社を丸ごと買い取ってバラして売ったら儲かる、片倉的な銘柄」が、私は「控えめに言って大好き」なんですね。 54位 8877 エスリード ここは指標的に極めて割安で、総合利回りも出ており、また業績不安定なところが多いマンションディベロッパーとしては特異的に財務状態が良くて業績推移も安定している、という素晴らしいクオリティ銘柄です。本当に抜群に良い銘柄ですね。 55位 8908 毎日コムネット ここは着実に売り上げを伸ばしており、かつ利益率も比較的高い優待クオリティ銘柄です。今期はコロナの影響もあり厳しい業績に沈んでいますが、中期的に見た場合の輝きは依然として失われていないと個人的には考えています。 56位 4901 富士フイルムホールディングス ここは祖業である写真フイルム事業からの脱却に成功しています。チャールズ・ダーウィンの、「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びる のでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である。」という格言を実践できています。素晴らしい企業ですね。 57位 8334 群馬銀行 ここは、「地銀界では相対的に強い銘柄」であり、優待地銀株バルクプロジェクトの重鎮の地位が務まるものと考えています。それにしても優待族的には地銀株には抜群に魅力的に映るところが多いですね。 58位 7643 ダイイチ ここは地味な小規模地方スーパーで、市場からはほとんど完全に忘れ去れらたような存在です。ただ地味ながら着実に成長していますし、過去25年一度も赤字もなくしっかりと利益を上げ続けていますし、財務状態もどんどん良くなってめちゃ筋肉質になってきていますし、指標的にも十分に割安ですし、かなり良い銘柄と自分は思っています。 59位 9267 Genky DrugStores ここは指標的にはやや高いですが、それを補うだけの十分な成長力があり、ポートフォリオ上位で戦うだけの力が間違いなくあると考えています。 60位 3289 東急不動産ホールディングス 東急不動産ホールディングスはコロナ渦で業績を落としていますが、元々高い実力を持っており、ポートフォリオ上位で戦うに足るポテンシャルを持った銘柄であると評価しています。 以上、2020~21ポートフォリオTOP60銘柄のまとめ でした。 2021主力株概況シリーズ 免責事項 2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jun 17, 2021
さて今日は2020~21主力株概況シリーズです。62位 7272 ヤマハ発動機 (東1、月優待) ◎ PF時価総額62位の上位銘柄は、楽器のヤマハ発祥で2輪で世界大手のヤマハ発動機です。 現在の株価は3310円、時価総額11592億円、PBR1.52、自己資本比率は42.9%、今期予想PER12.85、配当利回り2.7%(90円)、総合利回り3.0%(90+10=100円)で、優待は100株保有で12月株主にポイント付与(※ポイントに応じて地元名産品・「ヤマハ発動機ジュビロ」Jリーグ観戦ペアチケット・自社関連施設利用割引券・寄付等と交換可)+1000株保有で6月株主に自社カレンダーです。 私はヤマハ発動機は10年以上前に手放した切りだったのですが、2019年に100株だけ買いました。そしてその後2020年にマーケットに「初代コロナショック」が襲い掛かって急落した時のどさくさに紛れて900株追加し、今は優待MAXとなる1000株を保有しています。 結果的に良い位置で買えたこともあり、今はご機嫌でそのままホールド中です。「株は結局、買値がすべて」なんですね。2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jun 16, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベスト117位 ヘッジファンドのアクティブ投資戦略(ラッセ・ヘジェ・ペデルセン著、金融財政事情研究会、2019年) の第10弾です。 今日は、 第9章 株式クオンツ投資 から。 クリフ・アスネス(AQRキャピタル・マネジメント)へのインタビュー クリフ・アクネスは、AQRキャピタル・マネジメントの共同設立者にしてマネージング・プリンシパルである。AQRはファイナンス理論と実践的応用の融合領域に設立された世界的な投資運用会社である。 現実の世界と学会の最大の違いは時間の遅れ(time dilation)です。 現実のお金を運用しているときには時間の感覚がまったく変わるということです。 不振に陥る期間を3年も過ごせば10年老けます。モデル変更の大きな圧力に直面し、上司と顧客の信頼を失いますが、それがどの程度の逆境かは筆舌に尽くしがたいものです。 もし最初2年間がうまくいっていなかったら、いま頃は何か運用とは違う事をしているでしょう。この業界はそういうものです。 このクリフ・アクネスのインタビューを読むと、資産運用業界がどれほど競争が激しく、また時間の流れが早くてタフなところなのかと驚きます。 翻って、個人投資家は不振の時期が長く続いても誰からも首にされることはないので気楽なものです。「長い時間軸で、長期的な視点を持って市場でゆったりと戦える。」というのは私たちに与えられた大きな武器なんですね。(続く)
Jun 15, 2021
さて今日は2021PF概況シリーズです。 519位 8081 カナデン (東1、3月優待) ○ PF519位は、三菱電機系商社でFA、ビル設備、インフラ、デバイスを手掛けるカナデンです。 現在の株価は1073円、時価総額307億円、PBR0.65、自己資本比率は64.9%で有利子負債は0、今期予想PER11.99、配当利回り3.0%(32円)、総合利回り3.9%(32+10=42円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードなどです。 カナデンは指標的にもまずまず割安ですし、PF下位としては十分に良い銘柄であると考えています。
Jun 15, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベスト117位 ヘッジファンドのアクティブ投資戦略(ラッセ・ヘジェ・ペデルセン著、金融財政事情研究会、2019年) の第9弾です。 今日は、第8章 ショートバイアス戦略 から。 空売り投資家は変わった人々だ。 空売り残高が大きい株価リターンの実証 株式が過大評価されて、空売りに対する強い需要がその後に低リターンを伴うことについては、多くの証拠が存在する。空売り残高が大きい(すなわち、現時点で空売りされている株式数が多い)株式は、その後のリターンが低い。さらに、貸借手数料が高い株式の将来のリターンは低い。 企業vs空売り投資家ー空売りは社会にとって善か悪か 空売りには重要な恩恵があることを多くの人は忘れている。第一に、ポジティブな意見とネガティブな意見の両方が市場で表現されるようになるため、空売りは市場をより効率的にさせる。 さらに空売りには他の恩恵もある。これによってヘッジが可能になる。また、市場の流動性ははるかに高まり、投資家の取引コストを引き下げる。 結論として、、、彼らは価格の発見に貢献し、社会が資本を最も生産的な会社に配分するのを促進している。 この章でペデルセンは空売りが持つポジティブな面に光を当てて解説してくれています。あまり意識したことのない視点であり、とても勉強になりました。 ただ「買いは家まで、売りは命まで」の格言で知られるとおり、空売りは理論的に「実現損失が無限大∞」になる可能性があるやり方なので、個人的には決してやろうとは思いません。のんびり&おっとり投資家の私には荷の重過ぎる手法であると考えています。(続く)
Jun 14, 2021
さて今日は2020~21主力株概況シリーズです。 ちなみに最近バリュー投資家の中で、「地銀株はいくらなんでも安過ぎるんじゃないか?」という機運が急速に高まっていますが、ワイは1年以上前に既に気付いていました。 でもそのせいで 現在絶賛含み損祭り開催中 です。(汗) 結局、我々投資家は戦場に馳せ参じるのが早過ぎても逆に遅過ぎてもいけません。戦争には時の運が大切であり、だからこそ投資は「運を用いる」、運用と称されるのです。 自分は過去20年の戦いの中で、「バトルフィールドに着くのが早過ぎる。」傾向があるので、今後も十分に注意していきたいと考えています。。。61位 8418 山口フィナンシャルグループ(東1、3月優待) ◎◎ 前置きが長くなりました。PF時価総額61位の上位銘柄は、傘下に山口銀、もみじ銀、北九州銀を持ち、証券やリースにも展開して金融コングロマリット化を標榜している山口フィナンシャル・グループです。 現在の株価は641円、時価総額1695億円、PBR0.23、自己資本比率は5.7%、今期予想PER6.09、配当利回り4.4%(28円)、総合利回り5.1%(28+5=33円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカード、1000株保有で5000円相当の地元特産品、5000株保有で10000円相当の地元特産品です。 地銀の地元特産品優待と言うのはどこも非常に内容が良いですが、ここ山口フィナンシャルグループも素晴らしいです。それがどのくらいかと言うと、私は1000株優待を頂いた後、どうしても我慢が出来ずに結局は優待MAXとなる5000株まで買い乗せてしまったくらいです。 これはいわゆる「優待発作」が起きたわけですが、並みの内容なら既に「眉一つ動かない」優待ジャンキーの私が思わず膝から崩れ落ちて陥落するくらいのレベルだったという事です。(滝汗) ↓ この「株主優待のお知らせ」を読んだだけで期待が高まりますね。 それでは実際の優待カタログを見てみましょう。 社長さん、イケメンで若々しくてカッコいいですね。🎵 迷った末に、 有限会社石川果樹園 ぶどうおまかせ3色セット を選んだのですが、これが凄かった。!! 様々な種類のブドウがぎっしり。!! 知らない名前の葡萄ばっかり。 食べるとどれもこれも抜群に美味しい。! さて山口フィナンシャルグループは、中核となる山口銀行が、地銀「不良債権耐久力」ワーストランキングで、101行中の97位、つまり耐久力が101行中で5位と評価されるなど、地銀界では相対的に強い銘柄です。(上記データは週刊ダイヤモンド2021年4月17日号より引用) また過去25年間の業績も安定していますし、過去10期連続増配中で株主還元への意識がしっかりしているのも好印象です。 (上記データはかぶたんプレミアムより引用) 以上、山口フィナンシャル・グループは、私の 「優待地銀株バルクプロジェクト」 で十分に重鎮を務めることが出来るいぶし銀の実力派銘柄であると評価しています。2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jun 13, 2021
さて今日は通常の2021PF概況シリーズです。 518位 3222 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス (東1、2・8月優待) ○ PF518位は、首都圏で展開する食品スーパーの最大手であり、マルエツ、カスミ、マックスバリュ関東が合併して誕生したイオン系のユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスです。 私は元々カスミのホルダーだったのですが、そのまま華麗に急流下りを決めて(要は何もせずただボーっとしていた)愛でたくここのホルダーとなりました。後、どうでもいいことですがちょっと社名が長すぎますね。 現在の株価は1101円、時価総額1450億円、PBR0.95、自己資本比率は51.9%、今期予想PER31.37、配当利回り1.5%(16円)、総合利回り4.7%(16+36=52円、優待券はメルカリ平均価格の額面の60%で換算)で、優待は100株保有で年2回 買物優待券(100円割引30枚)または食品(お米・レトルトカレー・ラーメン等5点より1点選択。)です。 私は毎回食品を頂いています。 ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスは規模はとても大きくなりましたが、利益水準はあまり高くないです。ただ、まずまず良好な総合利回りが出ていますし、優待族的には今の株価位置には十分な魅力がありますね。
Jun 12, 2021
さて今日は通常の2021PF概況シリーズです。 517位 9979 大庄 (東1、2・8月優待) △ PF517位は、居酒屋チェーン大手の大庄です。 現在の株価は1104円、時価総額234億円、PBR1.90、自己資本比率は36.1%で利益剰余金はマイナス、今期最終赤字予想、配当利回り0%(0円)、総合利回り3.8%(0+42=42円、優待券はメルカリ平均価格の額面の70%で換算)で、優待は100株保有で年2回3000円相当の優待飲食券です。以前は産地直送の特産品も選択できたのですが、コロナによる業績へのダメージが大きく飲食券のみとなりました。これはやむを得ないですね。 ちなみに以前の特産品優待の中では、私は やまと豚 ロース肉味噌漬け が大好きでした。 味噌がお肉の底まで滲みていて、ご飯が無限にすすむ味なんですね。🎵 大庄はコロナショックが直撃して悲惨な業績に落ち込んでいますが、何とか生き抜いて欲しいと願っています。
Jun 11, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベスト117位 ヘッジファンドのアクティブ投資戦略(ラッセ・ヘジェ・ペデルセン著、金融財政事情研究会、2019年) の第8弾です。 さて今日も、第7章 裁量的株式投資 から。 ウォーレン・バフェットー究極のバリュー投資家にしてクオリティ投資家 ウォーレン・バフェットは、過去半世紀にわたる投資の成功によって世界で最も富める人物の一人となった。。。 バフェットはどのようにしてこれを成し遂げたのだろうか?バフェットは最高のバリュー投資家として知られているが、彼のアルファはバリューのエクスポージャーをコントロールするだけでは説明できない。しかし彼のクオリティ株への着眼もコントロールすれば、パフォーマンスの大部分が説明できるようになる。つまり、バフェットが買い続けてきたのは割安かつ高クオリティの株式で、一般的にそうした株式のパフォーマンスがよかったことによって、バフェットの成功を説明できる。この発見は、バフェット自身の次の言葉と整合的である。 靴下(ソックス)であろうが株式(ストックス)であろうが、高品質の商品を値下げされているときに買うのがよい。 ーウォーレン・バフェット なぜウォーレン・バフェットが傑出した投資家になれたのか?について考察した文章や本はたくさんありますが、私がこれまでに読んだ中ではこのペデルセンの説明が一番説得力があって腹に落ちました。 またこの視点に関しては以前に、 バフェットの利益の秘密の源泉 という人気記事も書いていますので、未読の方はこの機会に是非ご覧下さい。(続く)
Jun 10, 2021
さて今日は2020~21主力株概況シリーズです。60位 3289 東急不動産ホールディングス(東1、3・9月優待) ◎ PF時価総額60位の上位銘柄は、東急電鉄系の総合不動産大手の東急不動産ホールディングスです。 現在の株価は735円、時価総額5291億円、PBR0.89、自己資本比率は21.7%、今期予想PER17.63、配当利回り2.2%(16円)、総合利回り3.5%(16+10=26円、100株優待は1冊まとめてのメルカリ平均価格の500円で換算。)で、優待は下記の通り色々です。詳しくは会社HPをご覧下さい。 私は元々は500株保有で戴ける東急ハンズの5%引きの優待カード目当てでここを保有していたのですが、その後10%引きになる上位カードがどうしても欲しくなったことから、2020年7月に優待MAXとなる5000株まで買い増ししました。なので、今2021シーズンにはついに待望のゴールデンカードを手に入れる予定です。 自分は、よくハンズで歯ブラシをまとめ買いしています。 東急不動産ホールディングスはコロナ渦で業績を落としていますが、元々高い実力を持っており、ポートフォリオ上位で戦うに足るポテンシャルを持った銘柄であると評価しています。2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jun 9, 2021
さて今日は2021PF概況シリーズです。 516位 9414 日本BS放送 (東1、2・8月優待) △ PF516位は、ビックカメラが親会社の無料BS放送局の日本BS放送(BS11)です。ここは2015年には「ほんのりとした成長力と指標的な割安さ」を評価し、「利益をもたらしてくれるポテンシャルがあるかな?」と考えて53位と上位で戦ったこともあるのですが、その後の業績推移が全くの期待外れで総合戦闘力不足と判断され、結局は「母なる優待株いけす」に戻ることとなりました。 現在の株価は1115円、時価総額199億円、PBR1.03、自己資本比率は89.6%と財務は鉄壁、今期予想PER14.59、配当利回り1.8%(20円)、総合利回り3.6%(20+20=40円)で、優待は100株保有で年2回1000円相当のビックカメラ商品券などです。 私は投資家としての勉強のために年に数回程度はBS11にチャンネルを合わせて見ているのですが、「良くぞここまで。」と感心するほどに非常につまらない、かつ低コストの番組が多いなあと実感しています。でもだからこそBS11は安定的に利益を上げてもいるわけで、これはこれで1つのやり方だろうと思っています。
Jun 8, 2021
さて今日は2020~21主力株概況シリーズです。 59位 9267 Genky DrugStores (東1、6・12月優待) ◎◎ PF時価総額59位の上位銘柄は、福井地盤のドラッグストアで岐阜、愛知、石川などへも侵攻中のGenky DrugStoresです。 私にとってはかつては最大でPF1位の超主力として勝負した銘柄ですが、その後東証1部昇格に伴って「もはや、おまえら優待族は無用かつ不要。さっさと失せろ。」とばかりにいきなり優待廃止を発表したり、その後我々優待族が当然の如く離散した結果として株主数が減少し東証1部維持が危くなると再び優待を再開し、更に頻繁に優待内容を変更するなど、「まあ、ここは色々あるなあ。。。」という印象の銘柄です。 現在の株価は3570円、時価総額553億円、PBR1.81、自己資本比率は36.4%、今期予想PER11.58、配当利回り0.7%(25円)、総合利回り1.8%(25+40=65円、優待の自社商品券のメルカリ平均価格は額面の100%。)で、優待は100株保有で年2回、2000円相当の自社商品券もしくは1000円相当のクオカードなどです。 最近のゲンキーは、300坪の標準型店舗が当たり業績絶好調です。指標的にはやや高いですが、それを補うだけの十分な成長力があり、ポートフォリオ上位で戦うだけの力が間違いなくあると考えています。2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、既に知らずして死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にねちこくしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jun 7, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベスト117位 ヘッジファンドのアクティブ投資戦略(ラッセ・ヘジェ・ペデルセン著、金融財政事情研究会、2019年) の第7弾です。 今日も、第7章 裁量的株式投資 から。 クオリティ投資と適正価格のクオリティ バリュー投資は買うものの価格に注目するが、一方でクオリティに注目する投資もある。クオリティ投資とは、簡単に言えば「よい」会社を買うことである。クオリティ投資をバリュー投資と組み合わせることができ、これを「適正価格のクオリティ」と呼ぶことができよう。 バリュー投資とクオリティ投資の双方が機能するため、これらの概念を組み合わせればさらに優れたものにできる。期待される成長率と比較して割安な成長企業を買うことを目指す投資は「適正価格の成長株」(growth at a reasonable price, GARP)投資と呼ばれることがある。 この考え方は、「適正価格のクオリティ」(quality at a reasonable price,QARP)投資、すなわち割安な価格で高クオリティ株式を買う戦略として一般化できる。 ペデルセンのこのQARP投資と言う概念を読んだ時、私は「おっ、これはガチで使える。強力な武器になる。」と確信しました。何故かというと、それまでにも「指標的に安くて、同時にマイルドではあっても確かな成長力があって利益率が高い、結局そういう銘柄って時が流れると上昇することが多いよな。結果として正解である確率が高いな。」とおぼろげに感じていたからです。 そしてペデルセンの文章を読んで、「霧がかかっていた頭の中が瞬時に晴れた。1つの重要な真実に辿り着いた。」という確かな感覚を覚えたからです。 それ以来、バリュー株であると同時にクオリティ株としての資質を満たしているQARP銘柄群を優先してポートフォリオ上位に多く組み込むようにやり方を変更しました。2021年6月現在で言うと、2153E・Jホールディングス 3020アプライド 3228三栄建築設計3467アグレ都市デザイン6073アサンテ7185ヒロセ通商7228デイトナ7508G-7ホールディングス7520エコス7533グリーンクロス7605フジ・コーポレーション7846パイロットコーポレーション8591オリックス8928穴吹興産9027ロジネットジャパン9057遠州トラック あたりが該当しますね。 (続く)
Jun 6, 2021
さて今シーズンは、主力株概況シリーズを例年よりも意識的に多めにオラオラで書いています。 「このシリーズはどこまで書くんだ。じれったいな。早く2021年の1位から新規にやれよ。」と思われている方がもしかしたらいらっしゃるかもしれないですが、実は過去のデータ上、PF時価総額50~80位のあたりに、「次世代のスター株がちょこんと目立たず静かにお行儀よく鎮座していた。」ことがとても多かったという事実があります。 これが何故かと言うと、その銘柄が現時点ではピカピカ・キラキラと輝いていなくても、潜在ポテンシャルが高い「ブラッドダイヤモンド」の場合は、「20年間の優待族としての経験と直感」でその匂いを嗅ぎ取っていて、無意識のうちにポートフォリオの相対上位にまでは買い進めていることが多いのです。 でもその魅力が未だはっきりとは顕在化はしていないために、伸び切れずに結局50~80位辺りで燻っていた、ということなのでした。 ところが 次の青い鳥 が目の前のすぐ手の届くところにいたのに、主力株概況シリーズの執筆をその直前で「足切り」してしまったために、きちんと調べきれずに見逃してしまったということが複数回あり、今回の2020~21シーズンはそこの「取りこぼし」を避けるためにも、念を入れてちょっと深めに見ているのです。 、、、ということで、2020~21主力株概況シリーズはもう少しの間続きます。「多分80位までは書くな。場合によっては100位までもあり得るな。」と今のところ考えています。御了承下さい。。。
Jun 6, 2021
さて今日は株式投資本オールタイムベスト117位 ヘッジファンドのアクティブ投資戦略(ラッセ・ヘジェ・ペデルセン著、金融財政事情研究会、2019年) の第6弾です。 今日は、第7章 裁量的株式投資 から。 バリュー投資 バリュー投資を定義するのは簡単で、割安に見える証券を買い、さらに場合によっては割高に見える証券を空売りする投資戦略である。バリュー投資の考え方は少なくともGraham and Dodd(1934)までさかのぼる。 とはいえ、バリュー投資は思うほどに容易ではない。多くの場合、株式が割安になるのは投資家を不快にさせる何かがあるからで、割高になるのは多くの投資家によって好まれるからである。バリュー投資とは、世間一般の通念に逆らって、大部分の人から好まれている株式の保有を避け(または空売りし)、嫌われている株式を買うことであり、決して簡単ではない。 このペデルセンの説明はいいですね。実際その通りで、バリュー投資の良さと言うのは何よりもその「分かりやすさ」にあります。PBRやPERなどの原始的で素朴な指標によって、どの株がバリューか?と言うのは簡単に判別できます。そして明確で堅牢な基準・物差しをもって投資に臨めることには大きな効用があると私は考えています。 何故ならマーケットは「究極の複雑系」&富士の樹海の様な所であり、道に迷わないためには必ず「投資家それぞれに最適されたコンパス」が必要だからです。 バリューの罠 「ディープ」バリューの投資家は、特売品価格がついた株に投資しようとする。ただ、非常に安い価格、たとえば株価純資産倍率が低い価格で株式を買うときには、必ず次の重要な問いについて考えなければならない。株式が割安にみえるのは、本当に割安だからなのか、あるいは安いなりの理由があるからなのか。 バリュー投資家が根本的な問題を抱えた会社を保有してしまうリスクをバリューの罠(value trap)と呼ぶ。 歴史的にみて、P/B(株価純資産倍率:price-to-book)に基づく投資は平均的に収益性が高い。しかし、多くのベットがバリューの罠によって損失を被る結果となってきた。バリューの罠は、株式のクオリティ特性に注目することによって、少なくとも部分的には軽減できる。 私はコテコテのバリュー投資家を自認しているので、過去に散々このバリューの罠(value trap)という煮え湯を飲んできました。またここ日本市場ではプレミアムの足りない、著しく不公正な価格であってもMBOが成立してしまうことが多い状況がこのトラップ発生率を高めているようにも個人的には感じています。 そしてペデルセンの指摘通り、クオリティ投資の観点を追加することによってバリュー投資の成績を改善できることに気付き、数年前から自らの投資手法の更なる改善に努めています。(続く)
Jun 5, 2021
さて今日は2021PF概況シリーズです。「熊猫の色恋沙汰」で何故か急に爆上げした銘柄がここで飛び込んできました。515位 8181 東天紅 (東1、2・8月優待) △ PF515位は、全国の都市部に高級中華レストランを展開している東天紅です。熊猫の住む地である上野に本店がある関係で何故か本日急騰し、ここで登場してきました。 現在の株価は1121円、時価総額29億円、PBR0.36、自己資本比率は67.9%、今期最終赤字予想、配当利回り0%(0円)、総合利回り1.0%(0+12=12円、優待券のメルカリ平均価格は2枚で300円。)で、優待は50株保有で年2回20%割引券を2枚、100株保有で同4枚などです。 今日はお店の実際をご覧頂きましょう。 空間がゆったりしていて、また同時に一品一品の料理が丁寧に作られていて、素晴らしい時間が過ごせました。 東天紅はコロナ渦が直撃して滅茶苦茶に苦しい業績に落ち込んでいます。ただ、お店はとっても素敵ですし、何とかこの窮地を乗り越えて欲しいと願っています。
Jun 4, 2021
さて今日は2020~21主力株概況シリーズ です。 58位 7643 ダイイチ (東JQS、9月優待) ◎~◎◎ PF時価総額58位の上位銘柄は、北海道・帯広地盤の食品スーパーのダイイチです。2018シーズン68位、2019シーズン50位、そして今シーズンもポートフォリオ上位の地位を安定的に維持して3年連続でここで登場してきました。 現在の株価は854円、時価総額98億円、PBR0.74、自己資本比率は63.7%と良好、今期予想PER8.13、配当利回り2.0%(17円)、総合利回り3.2%(17+10=27円)で、優待は100株保有で1000円相当のVJAギフトカードなどです。 ダイイチは地味な小規模地方スーパーで、市場からはほとんど完全に忘れ去れらたような存在です。ただ地味ながら着実に成長していますし、過去25年一度も赤字もなくしっかりと利益を上げ続けていますし、財務状態もどんどん良くなってめちゃ筋肉質になってきていますし、指標的にも十分に割安ですし、私はとても魅力的な優待バリュー株であると極めて高く評価しています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) また「バリュー投資業界の水戸黄門」とも称される、BBHフィデリティ・イントリンシック・オポチュニティズが大株主上位に登場しているのも、良いと思います。 ティリングハスト銘柄 は中長期保有に耐え得る、堅牢(ロバスト)で堅実なところが多いですからね。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 2021主力株概況シリーズ 免責事項2021主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Jun 3, 2021
さて今日はもう1本2021PF概況シリーズを出します。 514位 5018 MORESCO (東1、2月優待) ◎ PF514位は、独立系の化学品メーカーで、自動車向けなど特殊潤滑油、合成潤滑油、素材、ホットメルトが4本柱のMORESCOです。 現在の株価は1110円、時価総額108億円、PBR0.65、自己資本比率は58.7%、今期予想PER8.67、配当利回り3.6%(40円)、総合利回り4.5%(40+10=50円)で、優待は100株保有で「3年以上の継続保有を条件として」1000円相当のクオカードです。「石の上にも3年」ということわざがありますが、なかなかに厳しい条件ですね。 ま、MORESCOはまずまず低PBRでかつ総合利回りも出ており、PF下位としては十分に良い銘柄であると考えています。
Jun 2, 2021
さて今日は2021PF概況シリーズです。513位 2424 ブラス (東1、7月優待) △ PF513位は、直営の完全貸し切り型ゲストハウスでのウェディング事業を東海地方で展開しているブラスです。 現在の株価は585円、時価総額33億円、PBR1.45、自己資本比率は18.0%、今期予想PER10.02、配当利回り0.9%(5~10円)、総合利回り1.7%(5+5=10円)で、優待は「6か月以上の継続保有を条件として」100株保有で10万円相当の披露宴割引券・株主向け特別価格食事会招待、200株保有で1000円相当のクオカードです。クオカード以外は優待族的には0円換算ですね。 ブラスは、コロナ渦が始まる前には実はかなりポートフォリオ上位で保有していた時期があったのですが、今は200株を残して後は全軍撤退しました。でも実力のある企業ですし、今のコロナ地獄を何とか生き抜いて欲しいと願っています。
Jun 2, 2021
いやあ今年も6月になりました。梅雨の季節ですね。☔ さてマーケットでは昔から ダウ平均で見ると、6月は1950年以降での最下位に近く、9月よりもわずかに良いだけだ。(出典 アノマリー投資 、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P186) とされています。体調を崩しやすい長雨の季節ですし、「セルインメイ」の5月に続いて無理は禁物の1か月という事ですね。(汗) さて先月も書きましたが、5月から8月というのは過去データでは成績が上がりにくい「投資家に不利な季節」です。そのため自分はフルインベストメントはいつも通り貫くものの、極力ポートフォリオを資産バリュー・収益バリュー側に寄せて、大きなダメージを受けないように、手堅く保守的に「敗者のゲーム」を戦うようにいつも心がけています。 それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Jun 1, 2021
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