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いやあ今年2025年ですが、早くも4か月が経過しました。月日が流れるのは本当に早いですね。 さて今月ですが、我々株クラの間ではIDやパスワードがフィッシング詐欺やマルウェア感染によって流出して乗っ取られる、不正売買の話題で持ちきりでした。 口座を乗っ取られて持ち株を売り払われそのお金でクソ株を買われる、なんだったらそれを何度も繰り返しお替りされる、という形で数千万円、数億円という損失を受けた方が続出しています。更に被害者の数は日に日に増加している印象です。そして今日4月30日にはついに実際の知り合いの歴戦の株クラの方からの被害報告も出ました。 私はこれらの状況をずっと観察し続けていました。全員が不注意でフィッシング詐欺に引っかかったとはとても思えず、インフォスティーラーなどのマルウエア感染によるものも相当数あるのではないか?と個人的には推察しています。また同時に何らかの方法でグーグルに保存しているパスワードが抜かれて悪用されているような気が直感的にはしています。 そしてこの乗っ取り対策には「既にIDもパスワードも流出してしまっている」という前提で、それでも被害を防げるような状態にしておくことが必要と感じています。個人で出来ることには限界がありますし、最終的にはネット銀行の様に取引ごとにワンタイムパスワードを必須化するしかないと思っています。 さて、口座を乗っ取られて好き放題されてしまうとなると、これは投資家として致命傷になります。ナシーム・ニコラス・タレブの言う「ブラックスワン」が現実に襲い掛かってきたということになります。 「自分が一発で吹っ飛ぶリスクがあるなら、その対策がすべてだな。」と考えたので、今月は基本的に株の売買はほとんどせずに乗っ取り対策に全力を注ぎました。 具体的にはデバイス認証、スマホアプリのFIDO認証、ログイン通知、サイトのセキュリティ情報の毎回確認、ウイルス対策ソフトによる頻回なマルウエアチェック、各種パスワードの変更、パスワードは頭の中だけにジューとコテで焼き付けて絶対にパソコンに保存しない、などの対策を行いました。 特にスマホアプリのFIDO認証は盲点になっている気がするので、やっていない方は今すぐにするべきと思います。何故かというと、パソコン用のデバイス認証をしていても、悪意のある第三者がスマホアプリを使ってログインを試みた場合、FIDO認証をしていないとIDとパスワードだけで入れてしまう可能性があるのでそこがセキュリティホールになっているからです。なのでスマホアプリを使っていない場合でも対策は必須と思います。 更に偽基地局によるスマホ傍受もあるようなので、証券口座へのログインは自分で決めた少数のパソコンのみから行うようにし、スマホを使うのは一切止めました。突発的な美味しい取引機会を失うことになりますが、「資産が一発で吹っ飛ぶ」リスクには代えられないので仕方がありません。 ふー、投資家稼業も世知辛くて厳しい時代に入りました。自分としては「まだやれるな。」と考えているセキュリティ対策がいくつかあるので、更に知恵を絞っていきたいと考えています。 ま、いずれにせよ、引き続き集中力を切らさずに戦っていきます。それでは皆様、来月もよろしくお願い申し上げます。
Apr 30, 2025

さて今日は通常の2021~25PF概況シリーズです。 554位 4951 エステー(東P、3・9月優待) ○ PF時価総額554位の中堅銘柄は、家庭用消臭芳香剤トップ3、衣類防虫剤1位の日用品メーカーのエステーです。 現在の株価は1499円、時価総額345億円、PBR0.96、自己資本比率は71.9%と良好、今期予想PER12.51、配当利回り2.9%(44円)、総合利回り3.6%(44+10=54円)で、優待は100株保有で3月株主に1000円相当の日用品、1000株保有で3・9月株主に3000円相当の日用品です。 愛用のドイツ靴ブランド、ビルケンシュトックの愛靴にエステーの消臭剤をセットしたところ。 さて、エステーは指標的には実に妥当な株価位置ですが、優待を楽しみに1枚ホールドしていくのには特に大きな問題は無いものと考えています。
Apr 29, 2025

さて今日は通常の2021~25PF概況シリーズです。 553位 3048 ビックカメラ (東P、2・8月優待) 〇 PF553位は、家電量販大手のビックカメラです。 現在の株価は1533円、時価総額2884億円、PBR1.67、自己資本比率は29.9%、今期予想PER15.44、配当利回り2.6%(40円)、総合利回り4.6%(40+30=70円、優待券はメルカリ平均価格の額面の100%で換算)で、優待は100株保有で2月株主に2000円相当、8月株主に1000円相当の買物優待券などです。また長期株主優遇優待制度もあります。 ビックカメラには何でもありますので、私は過去に様々な品物を優待券で楽しく買物しています。 ビックカメラは指標的には今一歩ですが、優待内容には非常に魅力がありますし、現行の優待制度が続く限りはこれからものんびりとホールドしていく予定です。
Apr 28, 2025

さて今日は、2024~25主力株概況シリーズです。58位 9267 Genky DrugStores (東P、非優待) ◎~◎◎ PF時価総額58位の上位銘柄は、福井地盤のドラッグストアで岐阜、愛知、石川、滋賀などへも侵攻中のGenky DrugStoresです。「フード&ドラッグ戦略」が当たり躍進が続いています。 現在の株価は3370円、時価総額1045億円、PBR2.06、自己資本比率は41.4%、今期予想PER15.29、配当利回り0.4%(13円)で、優待はありません。ここは以前から優待を出したり引っ込めたりガチャガチャやっている非常に落ち着きのない会社なのですが、今は廃止されています。 ゲンキーは既存店月次推移も好調ですし、成長意欲が強いですし、非優待株であるという極めて大きな減点材料を加味してもなお、PF上位で戦える総合戦闘力を維持していると考えています。(上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用) ちなみに私は今年に入ってポートフォリオ上位銘柄の「選択と集中」を加速させており、TOP50から既に10銘柄以上が戦闘力不足と判断されて母なる「優待株いけす」へと舞い戻っていきました。その中で専門外の「非優待株」になってしまったここゲンキードラッグストアは当然何度も処分対象となりました。というか、むしろ「筆頭リストラ候補」でした。 そのため多分10回くらいは「優待を出したり止めたりガチャガチャしてて嫌だし、ここはもういいでしょう。」と思ったのですが、そのたびに「いや待て、ゲンキーには、正確には藤永社長には、凶暴で偏執狂的な成長への意志と情熱がある。売り場構成を見ても完全に何かが憑いている。こういう銘柄は大化けすることがある。ここは我慢して売らない方がいい。」という結論となりました。 例えば、ナショナルブランド(NB)とプライベートブランド(PB)を真横に並べて、その価格差を殊更に強調するえげつなくて生々しいやり方も「ザ・サイコパス☆」って感じで、個人的には超好き。↓ また2023年6月から直近の2025年4月の2年弱でも店舗数は409から461と大きく増えていますし、最近注力している滋賀県への侵攻状況を見ても、16から24と1.5倍になっています。 滋賀県と言えば食品スーパーの 8276平和堂 が「絶対的王者」として君臨しているわけですが、 そういう中で「福井から来た狂犬」こと、時代の趨勢にも合っている「フード&ドラッグ戦略」で突き進んでいるゲンキーがどこまでやれるのか、果たして王者平和堂の喉元にガブっと喰い付けるのか?をとても興味深く感じています。(上記データはゲンキーHPより引用)P.S. ゲンキーのプライベートブランドのオイルサーディン、うまかった。。。。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、既に知らずして死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にねちこくしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 27, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト147位 身銭を切れ(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2019年、ダイヤモンド社) の第7弾です。ここも最重要回の1つです。後、私はこのブログで「リンディ効果」について良く言及するので、今後もこの記事にリンクを張って頻繁に参照できるように気合を入れて書いたので、長文となっています。ご了承ください。 それでは今日は、第8章 リンディという名の専門家 から。 反脆弱性とリンディ効果 リンディーズは、観光客相手に殿様商売をしているニューヨークのデリカテッセンだ。チーズケーキを売りにしているが、物理学者や数学者たちのあいだでは、むしろその店で生まれた経験則のおかげでこの50年近く知られている。 この店によく出入りし、ほかの役者たちの噂話をしていた役者たちが、ある法則を発見した。たとえば、現時点で100日間続いているブロードウェイ・ショーは、もう100日間続く。200日間続いたショーは、もう200日間続く。この経験則は、店名にちなんでリンディ効果と呼ばれるようになった。 脆いものは、変動性などのストレス要因に対して、非対称的な反応を示す。つまり、利益よりも害を多くこうむる。 確率の世界では、変動性と時は同じものだ。脆さという概念によって、「時だけがモノの運命を評価できる」という概念に厳密性が加わった。ここでいうモノとは、思想、人々、知的生産物、自動車モデル、科学理論、書籍などのことだ。 リンディにごまかしは利かない。現在の「ニューヨーク・タイムズ」の売れっ子論説コラムニストが書いたような本は、出版当時は多少話題になったとしても、その5年生存率は膵臓がんよりも全般に低いだろう。 スペインのアルフォンソ10世(通称「賢王」)もこんな格言を述べた。「古い薪を燃せ。古いワインを飲め。古い本を読め。古い友を持て。」 私はリンディ効果という言葉をタレブの前作、「反脆弱性」 の中で学んだのですが、読んだ瞬間に「これは滅茶苦茶いいこと聞いた。言われてみると人生に広く当てはまる、滅茶苦茶に有益な概念だなあ。」と思って、その日からずっと心の真ん中に留め置いています。 ちなみにリンディ効果と言うのはウィキペディアによると以下の通りです。 テクノロジーやアイデアなど、腐りにくいものの将来の平均余命が現在の年齢に比例するという理論上の現象です。したがって、リンディー効果は、何かが存在するか、または現在使用されている期間が長いほど、平均余命が長くなる可能性が高いことを示しています。 つまり、時の試練に耐えて10年、20年とずっと黒字を続けて利益を積み上げてきている企業は、この先も更に10年、20年とずっと黒字でしっかりと稼ぎ続けることが期待できるということです。なのでそういう銘柄が好ましいよね、という事です。 そして「リンディ効果」がある銘柄かどうかを確認するために、私は「かぶたんプレミアム+エレフォロ拡張」で過去25年間の長期業績やキャッシュフロー推移を常に確認したうえで、ポートフォリオ上位で戦う銘柄を選定するようにしています。 例えば下に示した 4365松本油脂製薬 は界面活性剤、高分子関連製品、熱膨張性マイクロカプセル技術に強みを持つ高収益企業ですが、過去25年間一度も赤字がなく、常に営業利益率は高く、じりじりと成長を続けています。こういう企業は「リンディ効果」があると言って良いと思いますね。(上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用) そしてこれは投資手法のアイデアについても完全に当てはまります。私は「バリュー株として買い、モメンタム株として売る、バリュー → モメンタム投資家」を自称しています。 バリュー投資は1934年にベンジャミン・グレアムが歴史的名著 「証券分析」 で体系化して以来、90年以上有効であり続けています。一方のモメンタム投資は1935年にジェラルド・M・ローブが同じく名著 「投資を生き抜くための戦い」 で概念を発表して以来、同じく90年有効であり続けています。つまり両者ともに「リンディ効果」があるアイデアであるということです。 後、ちょっと余談になるのですが、この「リンディ効果」は株の銘柄選定だけでなく人生のあらゆることについてほぼ完璧に当てはまります。私はずっと昔からこれにぼんやりと気付いていたのですが、今では「確信」に代わり、実際に日々の様々な重要な決断時に多用&愛用しています。 具体例をいくつか挙げましょう。 信頼できる投資家の選び方 長年市場を生き抜いてきて大きな資産を築き上げている投資家は信頼できる。出来れば2005年以前から存在している投資歴20年以上の勇者が良い。その理由はライブドアショック、リーマンショック、民主党ショック、コロナショックなどの多くの修羅場を潜り抜けてきているから。 彼らは一般に「コサカス(古参のカス)」と表現され、どんな相場環境下でもしぶとく生き残る、煮ても焼いても食えない精神的にタフな猛獣が多い。X(旧ツイッター)での立ち居振る舞いが極めて悪い ジャパニーズオルガルヒ 的な傲慢で横暴な方も中にはいるが、それは彼らの有能さや持っている特異能力の裏返しであることも多い。 彼氏や彼女の選び方 過去に同じ人と誠実に長く付き合ってきた方は、今後もそれが期待できる。 車の選び方 頻繁にモデルチェンジしない車は今後も市場で永くその商品価格を維持しやすい。代表例は2018年に39年振りに全面改良してフルモデルチェンジした「1代目にクリソツな2代目」 メルセデスベンツGクラス 。 ちなみにメルセデスベンツ本社は「これは決してフルモデルチェンジではない。Gクラスは当社の最も大切なアイデンティティであり、変わることは絶対にない。これはただのちょっとしたマイナーチェンジに過ぎない。」と強く言い張っているのだが、これは会社側がリンディ効果を明白に意識しているため「1代目のままである」と強引に主張していると考えられる。また日本車だと スズキのジムニー や マツダのロードスター が当てはまる。 聞く音楽の選び方 例えば、1970年代や1980年代のアルバムで今でも名盤とされているものは、今後も更に40年、50年と愛聴出来るポテンシャルが高い。洋楽のTOTOとかスティーリーダンとかが当てはまる。 このように、リンディ効果は投資だけではなく広く人生全般に役立つ概念です。そしてタレブの著作にはこういった叡智が宝石のように散りばめられており、だからこそ私はタレブの本が大好きなんですね。(続く)
Apr 26, 2025

本日、10年前に目標として定め、長年そこだけをずっと見つめて戦い続けてきた純金融資産額を突破しました。 どうすればそこに辿り着けるのか、どういう銘柄にどのくらいの資金を配分したらいいのか、たくさんのことを考え逆算しながら試行錯誤を繰り返し、ついに到達しました。 正直に言うと、10年前には「そこまで行くのはちょっと無理かもしれないな。」という思いもありましたが、同時にマーケットの魔術師の1人で、「1970年代で世界最高のトレーダー」として知られたエド・スィコータ の 利益を増やす最良の方法の1つは、目標を立て、それを実現させていくこと。つまり意識と潜在意識を金儲けと調和させること。 という言葉を胸に、やや無理目の目標を掲げて何があってもそこに辿り着くんだという強い気持ちを持って日々を過ごしてきました。 実際にそこに辿り着いてみると、長年焦がれてきた「約束の地」に到達出来て本当に嬉しいという気持ちと、自分は投資家としてはまだまだ若くてかつ成長出来ているという実感もあることから更にこの先を目指していかなければならないという緊張感の両方が込み上げています。 でも今日の一日だけは「夢を叶えた」喜びに浸りたいと思います。そして明日からは、数年前に既に立ててあった次の目標に向けて新しい気持ちで邁進していく所存です。
Apr 25, 2025

さて今日は 2024~25主力株概況シリーズ です。57位 4754 トスネット (東S、9月優待) ◎~◎◎ PF時価総額57位の上位銘柄は、建設現場やイベントの交通誘導警備が柱のトスネットです。 現在の株価は1401円、時価総額66億円、PBR0.83、自己資本比率は70.5%と良好、今期予想PER8.90、配当利回り2.4%(33円)、総合利回り2.5%(33+2=35円)で、優待は、1000株保有で2000円相当、2000株保有で3000円相当、5000株保有で4000円相当のブルーベリージャムまたはブルーベリー商品セットです。 実際の優待品を見ておきましょう。左側が5000株優待品、右側が1000株優待品となります。尚、内容は過去数年全く同じです。 次に実際の使用例をいくつかご覧いただきましょう。 トスネット優待ブルーベリージャムのトースト フタが固くてなかなか開かない。! うまい! トスネット優待ブルーベリージャムのホットケーキ ブルーベリーがゴロゴロでいい感じ。 トスネットは地味ですが、しっかりと利益を上げ続けておりとても良い銘柄と思います。(上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用) また株主構成を見ると、将来的に大株主2位のセコムによるTOBが来ても不思議ではない感じが個人的にはしています。というか、言い方を変えると自分がもしもセコムの社長さんだったら、割安なここは丸っと頭から骨ごと食べたいですね。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) ま、いずれにせよ、自分としては優待MAXとなる5000株はこのまま保有しながら引き続き楽しくホールドして応援していく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 24, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。552位 7135 ジャパンクラフトホールディングス (東S、3・9月優待) △ PF552位は、手芸店『トーカイ』を全国展開しているジャパンクラフトホールディングスです。 現在の株価は157円、時価総額59億円、PBR1.65、自己資本比率は29.3%、今期最終赤字予想、配当利回り1.9%(3円)、総合利回り10.8%(3+14=17円、優待券はメルカリ平均価格の額面の70%で換算)で、優待は100株保有で年2回1000円相当の優待券などです。 買い物の一例です。↓ 1000株以上を1年以上保有していると、追加の特別優待品も戴けます。↓ ジャパンクラフトHDは、連続大赤字で「継続前提に重要事象」の灯る非常に苦しい状況ですが、何とかプラマイ0の均衡圏に近づきつつあります。頑張って欲しいですね。
Apr 23, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。56位 9404 日本テレビホールディングス (東P、3・9月優待) ○ PF時価総額56位の上位銘柄は、テレビ放送草分けで視聴率首位継続中の日本テレビホールディングスです。 優待メディア株バルクプロジェクト の一員として2023年にはポートフォリオTOP10の一角に据えて激アツの大戦闘をした銘柄ですが、株価上昇によって勝負を終え、今は保有コスト0分の恩株がPFの片隅に静かに眠るのみです。 現在の株価は3447円、時価総額9094億円、PBR0.91、自己資本比率は77.9%と鉄壁、今期予想PER23.37、配当利回り1.2%(40円)、総合利回り1.7%(40+18=58円、huluの1か月チケットのメルカリ平均価格は900円)、優待は100株保有で年2回huluの1か月チケットなどです。 また過去には議決権行使で500円相当のクオカードが頂けてもいます。 ちなみに、日テレの動画配信サイトであるhuluでは私は以下の番組が面白いと考えています。 1番は北海道ローカルの「オズ・ブラウン」です。オズワルドとトム・ブラウンと言うM-1決勝進出歴を持つ超実力派の地下芸人出身の2組が「粗削りな化学反応」を起こし続けていて、自分は非常に良いと思います。 2番はこれまた九州ローカルだった「福岡人志」です。現在お休み中のダウンタウンのまっちゃんが、2009年M-1チャンプのパンクブーブーの黒瀬さんのナビゲートで、2人が福岡で軽自動車でアドリブドライブ旅をするだけの低予算のものですが、内容は抜群です。 まっちゃんがなぜ天才と呼ばれているのか、代わりになる人間がどうしていないのか、これを見るとはっきり分かると思います。今の所全9話で止まってしまっているのですが、まっちゃんの地上波復帰にもローカル番組は適している気がするので、続編があったらいいなと個人的には期待しています。 3番はド定番ですが、「ガキ使の罰ゲームシリーズ」です。多分これを見るためにhuluに入っている人が多いだろうと思います。日本のお笑い史に燦然と輝く歴史的傑作シリーズですね。 ちなみに私は最初の体育館での24時間耐久鬼ごっこからの全作品をDVDかブルーレイで所有していて、特に最初の頃の数作は多分10回とかは見ています。笑いの構造、楽しい会話の組み立て方、すべてこの番組から、そしてダウンタウンから学びました。とても感謝しています。 2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Apr 22, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。551位 3182 オイシックス・ラ・大地 (東P、9月優待) △ PF551位は、安全配慮のミールキットなどを販売し、M&Aで成長しているオイシックス・ラ・大地です。 現在の株価は1590円、時価総額605億円、PBR1.90、自己資本比率は20.8%、今期予想PER17.26、配当利回り0%(0円)、総合利回り0.9%(0+15=15円、優待品は1500円で換算)で、優待は100株保有で自社取扱商品(クラフトバターケーキ)4個などです。 バター滲み沁みでなかなか美味しかったです。 オイシックス・ラ・大地は指標的にはやや高いと思いますが、成長意欲がありますし、PF中位としては許容できる銘柄と考えています。
Apr 21, 2025
さて今日は2021~25PF概況シリーズです。550位 1967 ヤマト(東S、3月優待) ○ PF550位は、空調・衛生等の管工事が主力のヤマトです。 現在の株価は1600円、時価総額431億円、PBR1.01、自己資本比率は70.6%と良好、今期予想PER11.03、配当利回り2.8%(45円)、総合利回り4.7%(45+30=75円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で(1)3000円相当の地元特産品または(2)「赤城の湯」入浴券5枚などです。 私はここに2024年12月23日に参戦しました。ヤマトは業績も好調ですし、指標的な割高感もありませんし、PF中位としてはとても良い銘柄であると考えています。
Apr 20, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト147位 身銭を切れ(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2019年、ダイヤモンド社) の第6弾です。 今日は、 第5部 生きるとはある種のリスクを冒すこと の中の、 第5章 シミュレーション装置のなかの人生 から。 ある日のディナー・パーティーで、私は巨大な円卓を挟み、デイヴィッドという礼儀正しい人物の向かいに座った。 ディナーの途中、デイヴィッドがおもむろにアイスピックを手に取り、手に貫通させた。私は彼が何を生業にしているのか知らなかったし、主催者のエドガーが大のマジック好きであることも知らなかった。そのデイヴィッドが実はかなり有名なマジシャンだということを知ったのは、あとになってからだった。 私はマジシャンについてはからきし疎く、すべては目の錯覚の問題なのだろうと思っていた。。。ところが、パーティーの最後で、あることに気付いた。デイヴィッドが手荷物預かり所のそばに立ち、ハンカチで手から流れる血をぬぐっていたのだ。 そう、彼は本当にアイスピックを手に貫通させたのだ。あらゆるリスクを承知で。その瞬間、彼への見方が変わった。こいつは本物だ。リスクを冒した。身銭を切ったのだ。 数か月後、彼と再会すると、私は握手を求めた。アイスピックの貫通した傷跡が、まだくっきりと残っていた。 次に、シグナリングの観点から、あからさまな欠点が持つメリットを考えてみよう。 あのドナルド・トランプが勝ったのは欠点のおかげ 私はよくテレビを消音にして観る。共和党の予備選挙で、ほかの候補者と並んで立っているドナルド・トランプを見たとき、私は言動の内容にかかわらず、彼が予備選挙を勝ち抜くと確信した。なぜか? 彼には目に見える欠陥があったからだ。つまり、彼は本物だった。 日頃からリスクを冒している一般大衆は、口先だけの人間ではなく、いつだってアイスピックを突き刺して血を流した人間のほうに票を入れるのだ。 トランプが失敗した起業家だという主張は、仮に正しかったとしても、次の主張を裏づけるだけだ。成功した人間よりも、失敗した本物の人間の方が優れている。汚点、傷跡、性格上の欠点は、人間と幽霊の距離を遠ざけるのだから。 傷跡は身銭を切っていることを示す一種のシグナルである。 また、 人々にはフロント・オフィスとバック・オフィスの人間を見分ける能力がある。 このタレブのアイスピックの話は強烈で、本書中で最も印象に残りました。そして私は何故か、 マーケットの魔術師 大損失編 (アート・コリンズ著、パンローリング、2006年) の中の、 大物トレーダー リンダ・ブラッドフォード・ラシュキ のインタビューを思い出しました。 少し引用してみましょう。 知り合いのプロフェッショナルのほとんどは、損や失敗トレードについて語ることはあっても、成功トレードについては絶対に口にしません。 言ってみれば、戦争の古傷を見せ合うのに似ています。市場の剣闘士となる資格を得たことをそうやって証明しているんです。 つまり、投資家として大損をしたことがある、深い傷跡があるということは、「身銭を切り、リスクを取って戦い、そして生き抜いてきた。」ことの証明であるということです。 私は良く他の投資家に自分の エスクリ事件 などの大損した話の鉄板ネタを面白おかしく話した後で、「あなたが、これまでに一番損した投資はどんなものですか?」という質問をします。 そして経験上、優れた投資家の損失話はべらぼうに面白いことが多いです。つまり、「体にたくさんの傷跡があり、同時に長く生き抜いてきた投資家はとても信頼できる。」ということなんですね。(笑)
Apr 19, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト147位 身銭を切れ(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2019年、ダイヤモンド社) の第5弾です。 今日は、第4部 犬に紛れたオオカミ の中の 第3章 合法的に他人を支配するには から。 犬に紛れたオオカミ あるとき、ネクタイを着けない理由を訊かれたことがある。当時は、5番街を裸で歩くに等しい行為だった。「ひとつは傲慢さ、ひとつは美学。ひとつは利便性」というのが私のお決まりの答えだった。儲けが出ているあいだは、トレーダーは上司に好きなだけたわごとを並べられた。上司はそいつがいなくなると困るし、自分の仕事を失うのが怖かったので、そのたわごとを飲みこむしかなかった。 リスク・テイカーは社会的に予測のつかない人間だ。自由はリスク・テイクと絡みあっている。リスクを冒すと、歴史を作っている気分になる。リスク・テイカーがリスクを冒すのは、それが野生動物の本能だからなのだ。 私のトレーダー時代、人前で悪態をつくのは、ギャングの構成員か、さもなくば自分が奴隷でないことを顕示したい人々だけだった。その点、トレーダーは船乗りと同じように悪態をつきまくった。そして、私は書物のなかや家庭生活を除いて、あえて汚い言葉を使う習慣を貫いている。 ツイッターなどのソーシャル・ネットワークで汚い言葉を使う人々は、自分が自由の身であり、逆説的にも有能であるという高コストなシグナルを送っている。リスクを冒さないかぎり、自分が有能だというシグナルは発せられない。 つまり、モスクワのオリガルヒが特別なイベントに青いジーンズを穿いていって権力を顕示するように、現代の悪態は一種のステータスシンボルなのだ。 イギリスの”礼儀作法”は、人々を飼い慣らし、規則や社会規範を破ることへの恐怖を植えつける手段として、中流階級に課せられたものなのだ。 ふー、タレブ節、スロットル全開ですね。 さて2025年現在のX(旧ツイッター)には資産3桁億越えや2桁億後半のS級・超A級投資家がそこそこいますが、全体として彼らは傍若無人で口が悪いことが多いです。 「自分はあんまりこういう風にはなりたくないな。」とちょっと感じる方もたまにいらっしゃいますが、同時に「いや待てよ、そういう資産ステージに到達して真の自由を手に入れると、無意識にそんな無敵のジャパニーズオリガルヒ的な態度になってしまうものなのかもしれないな」とも考えています。 なので今の自分の目標は、「謙虚さを保ったまま、そのまま資産だけ大きな投資家になる」ことです。先は途轍もなく長いですが、頑張ります。(滝汗)
Apr 18, 2025

さて今日は当ブログ1番人気の 2024~25主力株概況シリーズ です。 55位 7520 エコス (東P、2・8月優待) ◎~◎◎ PF時価総額55位の上位銘柄は、東京・多摩地区から北関東へ展開する食品スーパーのエコスです。2020シーズン3位、2021シーズン15位とここ数年最上位の一角で戦った銘柄ですが、他の最上位銘柄との比較で「やや劣勢にある」と判断し、一旦「保有コスト0」分の恩株のみを残す「得意の戦法」の手堅い形としました。ただ、依然として極めて良い銘柄であり続けていると思います。 現在の株価は2470円、時価総額288億円、PBR1.03、自己資本比率は43.8%、今期予想PER6.93、配当利回り2.8%(70円)、総合利回り3.5%(70+17.6=87.6円、優待はお米1キロ440円で換算)で、優待は100株保有で年2回1000円の買物毎に1枚使用できる100円の優待券を30枚、もしくはコシヒカリ2キロなどです。 私がエコスを上位銘柄として戦っている理由は以下の通りです。0. 自分には、「投資を通じて極上のスリルやサスペンスを味わいたい」という潜在的な要求がずっとあったことにこの数年でようやく気付いた。それは過去に 7523アールビバン や 6425ユニバーサルエンターテインメント の様なリスキーで値動きの激しい銘柄を平気でポートフォリオ1位に据えてしまう様な投資行動に端的に現れている。そしてそのせいで、トータルで見ると投資成績を大きく落としていた。ちなみにこの点に関してですが、しばらく前にWWW9945さんに「みきまるさんのポートフォリオは、実は2位が手堅くて良い銘柄が多い。」とお褒めを戴きました。(笑) また同時に、過去実際に大きな利益になった銘柄を改めて分析すると、地方スーパー、地方ドラッグストア、小型飲食チェーン、大衆的な小売店などの、「どこにでもあるありふれた、飽き飽きする程に地味な、でも非常に分析しやすい銘柄」が多いという事が分かった。 つまり、自分には「値動きがマイルドで眠気を催す様な、そして事業内容が平凡で革新性が全くなくて凡庸で、多くの投資家にスルーされている、ここエコスの様な銘柄」こそが向いているとようやく理解したこと。1. 指標的に割安 であること。更にこの数年で「経費削減や管理強化、店舗のスクラップ&ビルドや改装などの地道な努力の積み重ね (IRへの取材より)」によって、以前とは見違えるほどに利益が出る筋肉質の体質に変貌 している。具体的に言うと、2011年以前は1%以下だった営業利益率が、現在は4%超にまで上がっている。(上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用) また同時に、積極的かつ巧みなM&Aによる成長力 があること。最近だと2020年7月に 埼玉県に15店舗を展開する食品スーパーの株式会社与野フードセンターを完全子会社化 し、更に 2024年9月には東京都で7店舗を展開する食品スーパーのココスナカムラを完全子会社化 した。 以上を簡単にまとめると、 指標的に割安でかつ同時にマイルドながら一定の成長力があり、とてもバランスの良い銘柄である ということ。(上記データはかぶたんプレミアム+エレフォロ拡張より引用)2. 更に言うと、地方スーパーの多くは人口減少に苦しむ衰退中のエリアにあることが多い。例えば2742ハローズは広島・岡山、7475アルビスは富山・石川・福井、7643ダイイチは北海道、9993ヤマザワは山形。 ところが エコスは東京多摩地区から北関東と言う人口減少の心配のない、日本で最も活気のあるエリアを根城 としている。つまり、 他の地方スーパーに較べて「地盤」が優れていること。 以上、「いぶし銀」で激渋な魅力に溢れたエコスを、引き続きPF上位の一角として、十分に集中しながらホールドして戦っていく所存です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 17, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。549位 8089 ナイス(東S、3・9月優待) ◎ PF549位は、建材と戸建て・免震マンションの2本柱で、木材市場で最大手のナイスです。 現在の株価は1502円、時価総額183億円、PBR0.34、自己資本比率は31.2%、今期予想PER5.57、配当利回り4.3%(65円)、総合利回り5.0%(65+10=75円)で、優待は100株保有で年2回、500円相当のクオカードなどです。 ナイスは指標的にもまずまず割安ですし、高い総合利回りが出ていますし、PF中位としては十分に合格レベルの、社名通りナイスな銘柄と評価しています。
Apr 16, 2025
さて今日は2021~25PF概況シリーズです。548位 2801 キッコーマン(東P、3月優待) △ PF548位は、しょうゆ最大手でシェア約3割、北米が利益柱に成長したキッコーマンです。 現在の株価は1505円、時価総額14590億円、PBR2.91、自己資本比率は75.8%、今期予想PER23.08、配当利回り1.4%(21円)、総合利回り2.1%(21+10=31円)で、優待は「6か月以上の継続保有を条件として」100株保有で1000円相当の自社グループ商品(しょうゆ等調味料)などです。 キッコーマンは「国際優良株」として有名ですが、私は何故かこれまで縁がなくて保有していませんでした。ずっと欲しかったけど、指標的に割高で下がってこないので我慢していたのです。ただ今年2025年2月に「ここをずっと全く持ってないのも逆におかしいよな。100株だけ買おう。」とあきらめてようやく参戦を果たしたのでした。
Apr 15, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。547位 9006 京浜急行電鉄(東P、3・9月優待) ○ PF547位は、京浜、三浦半島地盤で羽田空港関連が成長の核の京浜急行電鉄です。 現在の株価は1525円、時価総額4205億円、PBR1.14、自己資本比率は35.8%、今期予想PER19.21、配当利回り1.2%(18円)、総合利回り1.6%(18+6=24円、優待券は1冊300円で換算)で、優待は100株保有で年2回株主優待割引券1冊などです。 京浜急行電鉄は指標的な割安感はあまりありませんが、優待が手厚いですし、PF中位としては十分に満足できる銘柄であると考えています。
Apr 14, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト147位 身銭を切れ(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2019年、ダイヤモンド社) の第4弾です。ここが今回の書評の最重要回となります。 今日は、第2部 エージェンシー問題入門編 の中の 第1章 自分で捕まえた亀は自分で食べよ から。 自分の持ち株を勧める 「自分の持ち株を勧める」という行為には、ふたつの種類がある。ひとつ目は、自分の気に入った株を買い、それからその株についてコメントする(そして、株を所有していることを明かす)という行為。製品のいちばん信頼できる推薦者は、その利用者なのだ。 もうひとつは、その企業の質の高さを宣伝するために株を買い、それから株を売却し、その差額で儲けるという行為。この行為は相場操縦と呼ばれ、間違いなく利益相反に当たる。 私たちは相場操縦を防ぐほうが社会にとってプラスになると考え、ジャーナリストが身銭を切るのを禁じてきた。しかし、相場操縦や利益相反のほうが、間違ったアドバイスをして罰を受けないことよりも、まだましであるというのが本書の主張だ。 その最大の理由は、これから説明していくように、身銭を切らないジャーナリストたちは、自分の身を守るためにほかのジャーナリストの意見に同調し、単一文化や集団的な幻想を生み出す恐れがあるからだ。 一般的に、身銭を切るという行為は利益相反を伴う。私は本書で、身銭を切ることのほうが利益相反よりも重要性が高いということを示したいと思っている。本人がダウンサイド・リスクを背負っているかぎり、利益相反があっても問題はないのだ。 いやあ、これは個人的にはとてもありがたい言葉でした。と言うのは今書いているこのブログは、身銭を切って命金を市場にビタビタに晒しながら、自分が良いと思う銘柄をひたすら全力でプレゼンし続けるだけのものだからです。そしてこのスタイルでもう20年間もやっているからです。 「ワイは極限のダウンサイド・リスクを背負って毎日フルチンの素っ裸で戦っているんだから、これでいいんだな。」と言うタレブ先生の御朱印状を得られたのは大きかったです。(笑) 後、逆に私は「自分が持っていない株を勧める」方がはるかに大きな問題があると以前から思っています。具体的に言うと、たまにオフ会でふにゃふにゃであやふやな綿菓子みたいなロジックの銘柄プレゼンをされる方がいます。 「言ってることが分からないな?」と感じて良く聞いてみると、「いや、ちょっといいかなーと思って発表しただけで、実際にはまだ1株も買ってはいないんです。煽りになるのも嫌ですしねー。」とキリッとした表情で答える投資家がいます。ただ個人的には「そういうのはつまんないな。言葉に命が灯ってないし、こないだ廃止になったマクドナルドの優待スライストマトよりもぺらっぺらで内容が薄い。そんなの聞きたくないな。」と感じています。 また非常に力のあるガチンコ系の個人投資家の方々の中でも、資産が少なかった頃は個別銘柄について自由闊達にアツく語っていたのに、一旦自分が「上がり」の資産額に到達すると、今度は何故か「個別銘柄に言及するのは全て煽りであり厳に慎むべきだ」と言う様な頑迷な謎理論に到達される場合もあります。 私はずっと以前からですが、個人的にはまさに今回のタレブの言葉通りの立場です。つまり、身銭を切ることのほうが利益相反よりも重要性が高いのであり、自分がダウンサイド・リスクを背負っているかぎり利益相反があっても問題はないと思っています。 何が言いたいかというと、「これまでも、そしてこれからも、好きなようにブログやXで書かせてもらう。自分は文字通り命を、そして全財産を懸けて市場で戦っているのでそれで何の問題もないと思っている。」ということです。「ポートフォリオ上位で勝負に出ていて激アツで語っている銘柄がもしも暴落したら、嘘偽りなく、間違いなく身銭を切ってるワイは実際に大損をするんだから、それでチャラでいいだろ。」と考えているということです。とてもいい機会なので、今日ははっきりと明白に書かせて頂きました。(続く)
Apr 13, 2025

さて今日は2021~25PF概況シリーズです。546位 2908 フジッコ (東P、3月優待) ○ PF546位は、昆布、煮豆の総菜食品で首位のフジッコです。 現在の株価は1585円、時価総額476億円、PBR0.66、自己資本比率は85.1%で有利子負債は0と財務は鉄壁、今期予想PER45.16、配当利回り2.9%(46円)、総合利回り3.5%(46+10=56円)で、優待は「6か月以上の継続保有を条件として」100株保有で1000円相当の自社製品などです。 フジッコの昆布をおかゆさんに入れると、凄く美味しくなります。 実はフジッコでは結構な含み損が出ているのですが、お粥を食べると余裕で許せます。 癒される味。 フジッコは「稼ぐ力」が弱くて指標的には「くすみちゃん」ですが、優待内容には非常に力があると思います。ワイとしては現行の優待制度が続く限りはのんびりホールドで特に問題はないな、と思っています。
Apr 12, 2025

いやあ、今週は「トランプ関税」で混迷を極めましたね。私はこの1週間をとてもとても長く感じました。ようやく週末に辿り着けて、正直ちょっとホッとしています。 さて激動の日々でポートフォリオの状態が大きく動いていることもあり、自分自身の備忘録代わりに2025年4月11日現在の最新のPF含み損ランキングを見ておきます。 保有全776銘柄中のランキング1位には、青森県をほぼ掌握している地銀グループの7384プロクレアHDが輝きました。ここは元々は146株しかもっていなかったのですが、今年地銀株が全体に株価が好調に推移する中で、「相対的に出遅れてるし、青森県を完全制覇した統合効果が今後出てくるかもな。」と期待して2025年2月に優待MAXとなる1000株越えの位置まで買い増ししました。ところが突如降って湧いた「トランプ関税砲」で日銀の今年の段階的な利上げ予測に暗雲が灯ったことから地銀株が全体に暴落してしまい、それで今回栄えある1位の座に躍り出てきてしまいました。(汗) ランキング3位には同じく地銀の8377ほくほくフィナンシャルグループが登場しました。ここはずっと狙っていたものの持っていなかったのですが、優待権利落ちで株価が下がった2025年3月(つまり正確にはほんのちょっと前)に優待ミニマムの500株だけ買いました。「いい位置で買えたかな?」と内心ちょっと思っていたのですが、その直後に市場を襲ったトランプ砲が直撃して株価が暴落し、一気に3位で初登場となりました。「株って短期間でこんなに暴力的に下がることあるんだなー。」と、投資家25年生なのにびっくりしています。(玉汗) 18位に登場している8541愛媛銀行、同じく25位の5844の京都FGも全く同じ理由です。すべて「優待地銀株バルクプロジェクト」がとてもうまくいっていたので、利益を更に上乗せしようと欲張って「スケベ買い」してしまい大きく被弾しました。株って難しいなー。(滝汗)(上記データはSBI証券より引用) ま、現時点で目立つのは「地銀株の圧倒的な弱さ」ですかね。来週以降の相場も荒れそうですが、「パンパース完全装着」でお漏らししながら頑張りたいと思います。
Apr 11, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。 54位 4676 フジ・メディア・ホールディングス (東P、9月優待) △ PF時価総額54位の上位銘柄は、「若年層強いが視聴率は低迷中」と四季報には書いてあるものの、周りの若い人に聞いてもフジテレビ好きの方を何故かほとんど見かけない、民放キー局の一角であるフジ・メディア・ホールディングスです。 2023~24年の一時期にはポートフォリオTOP10圏内の主力で戦った銘柄ですが、今は勝負を終えいわゆる「恩株」を残すのみの状態となっています。 現在の株価は3304円、時価総額7738億円、PBR0.80、自己資本比率は57.5%、今期予想PER70.00、配当利回り1.5%(50円)、総合利回り2.1%(50+20=70円、100株優待品は私の独断で3・9月優待合わせて2000円として換算)で優待は100株保有で3月株主に1000円相当のクオカード+株主優待冊子、9月株主に自社オリジナル手帳などです。 さて混迷を極める今のフジ・メディアHDには、最強のファミリーオフィスである「村上ファンド」を始めたとした大量の強面のアクティビストがオラオラと集まってきており、今後どうなるのか全く分からない状況です。 特に村上ファンドは過去のいざこざからフジに対して「深い私怨」を抱いていて「リベンジ」の意図があるのではないか?という見方がマーケットの一部にあります。 もちろんただ単にフジ・メディアHD傘下のサンケイビルが持つ不動産の含み益が狙いなのかもしれませんが、それ以上の強烈な意思を隠しているような気も個人的にはしています。村上ファンドは常勝のファンドです。そして何故彼らがいつも勝つかというと、意思が極めて強く同時にとても執念深いからです。 ま、私は前述の通り既にここを保有コスト0の恩株として持っている状態であり、戦の行く末を物陰から「低みの見物」というところです。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の無重力の自由過ぎるステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 10, 2025

さて「トランプ関税ショック」の余震が収まりませんが、今日も通常の2021~25PF概況シリーズです。 545位 7819 粧美堂 (東S、9月優待) ◎ PF545位は、卸から発した化粧・服飾雑貨のファブレスメーカーの粧美堂です。 現在の株価は505円、時価総額68億円、PBR1.01、自己資本比率は43.8%、今期予想PER8.24、配当利回り4.6%(23円)、総合利回り5.5%(23+5=28円、優待品はヤフオク平均落札価格の1500円で換算)で、優待は300株保有で自社企画商品です。また3年以上継続保有(9月の株主名簿に同一株主番号で連続4回以上記載)の場合は1000円相当のクオカードが追加されます。 さて粧美堂は指標的にも割安ですし、優待品にもまずまずの魅力がありPF中位としては非常に良い銘柄であると考えています。これからも優待を楽しみにのんびりとホールドしていく予定です。
Apr 9, 2025

さて今日は通常の2021~25PF概況シリーズです。544位 4301 アミューズ (東P、3月優待) △ PF544位は、桑田佳祐、福山雅治などを擁する大手芸能プロのアミューズです。そういえば最近はサザンオールスターズのプロモーション量がえげつないですね。 現在の株価は1579円、時価総額294億円、PBR0.78、自己資本比率は52.7%、今期予想PER74.83、配当利回り2.5%(40円)、総合利回り3.8%(40+20=60円、優待は私の独自判断で2000円で換算)で、優待は100株保有でクーポンなどです。 アミューズは指標的にはやや高いかな?というところですが、優待内容には一定の力があります。総合的に考えると、PF中位でホールドしていけるかな?という印象ですね。
Apr 8, 2025

いやあ、トランプ関税ショックが収まりませんね。マーケットは依然としてその全てを織り込めていないようで、本日も日本株市場は超暴落となりました。(上記データはSBI証券より引用) さて市場では年に数回は必ずこういった暴落局面がある訳ですが、私はいつも以下の3つだけはとにかく絶対に守るようにしています。相場の急落時には私を含めてどの投資家も脳みそがピヨピヨになって知的レベルが下がってしまうものなので、複雑で難しいルールはとても守れないからです。 その3つは具体的には、 1. パニック売りをしない。 2. 絶対にナンピン買いをしない。 3. とにかく感情的な取引をしない。 の 「暴落時の3原則」 です。 これは過去の自分の苦い経験から、この3つをしなければパフォーマンスを大きく落とすことはないということが分かっているからです。逆に言うと、精神的に激しく動揺してしまってこの3つを守れないと、年間成績に洒落にならない甚大なダメージを与えることもあります。 とてもシンプルな原則ですので、是非皆様も頭の片隅に留めて置いて頂けたらなあ、と思います。。。 それにしても、私はもう株式市場に25年もいるのですが、こう言った時には毎回精神状態が揺さぶられますし、持ち株が暴落しているのを見れば原始的な「生きるか死ぬか」の生存本能が「これは危ないぞ、今すぐにすべてを放り投げて逃げ出せ!」と絶え間なく緊急のシグナルを送ってきます。 投資家と言うのは、そういう人間と言う生き物の宿命的な本能や自らの心の中の状態を良く良く理解し同時にモニタリングしながら、「幽体離脱したもう1人のクールヘッドな自分」に迫りくる恐怖を客観した上で冷静で理知的な判断をさせなくてはなりません。でもそれは「言うは易し、横山やすし」で簡単なことではありません。 投資家稼業というのは「肉体的には楽でも、精神的には途轍もない重労働」なのです。こういう暴落時にそれが良く分かります。とっても過酷なビジネスなんですね。
Apr 7, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト147位 身銭を切れ(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2019年、ダイヤモンド社) の第3弾です。ここが今回の書評の最重要回の1つですね。 今日も、第1部プロローグその2 対称性の簡単なおさらい から。 身銭を切らないと私は愚鈍になる スリルや楽しみは学びを助く。人間には2種類の脳がある。ひとつは身銭を切っているときの脳、もうひとつは身銭を切っていないときの脳。身銭を切ると、退屈な物事が急に退屈でなくなることがある。 企業への投資家であれば、財務諸表の脚注(真の情報が隠れている場所)を読むとかいう超退屈な作業が、あら不思議、それほど退屈でなくなる。 ここで、ひとつ告白を。私は身銭を切っていないと、たいてい愚鈍になる。 数学を初めて面白いと思ったのは、ウォートン・スクール在学中、友人から先ほど説明した金融オプションについて教わったときだった。 私は直感的に、従来のベル・カーブを用いた理論、テール(極端な事象)の影響を無視した理論に間違いがあると悟った。 リスクを背負ったとたん、私の第二の脳が目を覚まし、複雑に並んだ確率を難なく分析し、解読できるようになった。火事になると、人は誰よりも速く走れる。だが、実際に行動していないと、私はたちまち愚鈍な自分に戻ってしまう。 リスクを背負うという極限の状況や集中から得た知識は、ずっとあとまで手元に残る。鋭さこそ失うかもしれないが、誰もその教訓を奪い取ることはできない。 私がこの25年間、常に全財産の98~99%を市場に投じてフルインベストメントを続け「戦場最前線の砲弾投資家」であり続けているのも、一言でいえば「生きているという確かな実感があり、それによって人生がキラキラと輝くから」です。 逆に言うと、自分は適切なリスクを取っていないとアドレナリン不足でふにゃふにゃのダメ人間の状態に陥ってしまいます。正にタレブの言うとおり、「身銭を切らないと私は愚鈍になる」んですね。 ちなみにこの視点に関しては、タレブの以前の傑作 「反脆弱性」 でも 「逆ホルミシス」 として言及されています。ちなみに 「ホルミシス」とは、通常は少量のストレスや毒素が生物に与えられると、それが逆に健康や強さを促進する現象 を指します。例えば、適度な運動や日光浴や軽いストレスが体を強くするようなケースです。タレブはこの考え方を「反脆弱性」の文脈でよく参照し、適度な混乱や挑戦がシステム(人間や組織など)を強化すると主張しています。 次に、「反脆弱性」から実際のタレブ節を少し引用してみましょう。 名馬は、遅い馬と競わせると負け、強敵と競わせれば勝つといわれている。ストレスややりがいが欠如し、補償不足になっている状態、いわば”逆ホルミシス”の状態は、どんなに優れた者でも堕落させる。。。多くの人は、初級の微積分学よりも上級の微積分学のほうが成績がいい。 ほとんどの人は暇な時間を無駄にしてしまう。暇な時間があると、人は機能が低下し、怠け、やる気をなくすからだ。忙しくなると、ほかの仕事もがむしゃらにこなすようになる。 ちなみに私は未だに兼業投資家で「とんでもなくクソ忙しい」毎日を過ごしていますが、それでも何とか無理やりに時間を捻出して投資家としての「本丸」であるこのブログを毎日更新しています。 ところが面白い観察があって、私と同じような兼業投資家の方が資産が増えて働く必要がなくなり無事にFIREして「専業投資家成り」すると、使える時間が無限大に増大したはずなのに、今は投資家稼業が専業になったはずなのに、兼業投資家時代よりもブログを書かなくなる、全体のアウトプットが激減して無気力になってしまう、という事例をたくさん見ています。 つまり、 我々人間という生き物にとって、身銭を切らない、適切なストレスややりがいがない「逆ホルミシス」の状態は、無気力や愚鈍を引き起こす極めて危険なものである ということなんですね。(続く)
Apr 6, 2025

さて今日は2024~25主力株概況シリーズです。53位 8367 南都銀行(東P、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額53位は、奈良県「唯一の地銀」にして、県内融資&預金シェア5割と地元では圧倒的なパワーを誇る、「奈良県の帝王」こと南都銀行です。 「奈良県では預金・貸出金とも圧倒的なシェアを誇っています。」と、帝王らしくちゃんと自分で書いています。(笑) 現在の株価は3365円、時価総額1111億円、PBR0.35、自己資本比率は4.2%、今期予想PER7.95、配当利回り4.9%(165円)、総合利回り5.0%(165+3.3=168.3円)で、優待は300株保有で1000円相当のクオカード、1000株保有で2000円相当、5000株保有で3000円相当の奈良県産品などです。 私の選択品をご覧頂きましょう。「大和牛切り落とし」です。 肉じゃがにしました。 さて私は現在、「指標的に割安でかつ魅力的な優待が付いた地方銀行株を片っ端から集めて、それらを1つの塊として運用しその中長期的なパフォーマンスを楽しく観察してみよう。」という、 優待地銀株バルクプロジェクト を立案実行中です。 そしてここ南都銀行へもプロジェクトの一環で参戦しました。 最初は2021年8月に優待ミニマムの300株買ってポートフォリオに放り込んでみたのですが、「ん?、ここはかなりいい銘柄だな。もうちょっと行こう。」と感じて2021年11月に優待ランクアップの1000株まで買い増ししました。 そして「次は優待MAXとなる5000株を目指したいな。」と思って2022年9月に更に2000株まで乗せました。ただ、その後地銀株が全体に急騰してしまったせいでそれ以上追加できなくなり、仕方なく今に至っています。ただ、2025年4月現在「トランプ関税ショック」で地銀株が全体に暴落しているので、もしもビッグチャンスがあれば5000株まで行きたいな、という秘かな願望は依然として持っています。 今後の業績推移をしっかりと見ながら引き続きホールドしていく予定です。2024~25主力株概況シリーズ 免責事項2024~25主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 5, 2025

いやあ、トランプ関税の破壊力半端なかったですね。 私は元々内需中心の中小型の優待バリュー株でポートフォリオをカチカチに固めていたので、「トランプ砲への防御力は高めかな?」と密かに自負していましたが、実際に砲弾が着弾すると全くそんなことはなく普通に炎上して大損害を受けました。(汗)特に、今年好調だった 「優待地銀株バルクプロジェクト」 の下落は凄まじく、ちょっと息を吞むほどでした。 さて今回のトランプ関税に関して、「世界の自由貿易のルールが破壊された」、「これは今までとは違う」、「株式市場のゲーム法則が変わった」などと様々な意見が飛び交っています。でも私には何が正解なのかは全く分かりません。 自分は以前から「ミクロの戦士」であり、日本株市場のすみっこで中小型の優待株をウキャウキャいいながらお手玉みたいに触って楽しく遊んでいるだけだからです。そしてマクロ経済のような複雑で難しいことは理解できないからです。 ただ過去25年間の経験から、「市場が恐怖で覆われ、参加者の知性が低下して頭がピヨピヨになっているときには買い出動しなくてはならない」と決めているので、今日は大きく買いました。 株式市場では少なくとも数年に1回は大きなバーゲンセールが開催されます。ところがこれはとても不思議な催し物で、 セールの開催中には参加者はそれがバーゲンだとはまず気付けない 蜃気楼のようなものなのです。それが何故かというと、「みんなが認識できる様な分かりやすいチャンスの形をしていない」からです。それどころか、「絶対にもっと下がるから今日は死んでも買うのは止めよう」と確信するくらいの日が、後から考えると実はセール日だったということがほとんどなのです。つまり、 マーケットは「普通の感性だとほぼ負ける」 奇妙奇天烈な所なんですね。
Apr 4, 2025

さて今日は株式投資本オールタイムベスト147位 身銭を切れ(ナシーム・ニコラス・タレブ著、2019年、ダイヤモンド社) の第2弾です。 今日は、 第1部 「身銭を切る」とは何か の中の プロローグその2 対称性の簡単なおさらい から。 身銭を切るという行為は、個人と集団の両方のレベルで、ブラック・スワンのような不確実性の問題を解決するのに役立つ。要するに、今まで生き延びてきたものは、ブラック・スワン的な出来事に対する頑健性を示している。 しかし、身銭を切るという行為がなければ、そのようなふるい分けのメカニズムは働かない。身銭を切らなければ「時の知性」(あとでまるまる1章かけて説明するリンディ効果の一種の表れ。(1)時は脆いものを排除し、頑健なものを生き長らえさせる、(2)脆くないものの余命は時がたつごとに長くなっていく、という性質を持つ)は働かない。思想は間接的に身銭を切っているし、その思想を抱く人々も同じく身銭を切っている。 タレブは難しく書いていますが、要は「身銭を切らないと成長しない」ということかな?と自分は単純に思います。私がアクティブ投資家であることに拘り続けインデックス投資をしないのも「角を失って平均点しか取れなくなる」ことが嫌だからです。 定義から、有効に機能するものは非合理的ではありえない。 ビジネスで万年うだつの上がらない私の知人たちは、ほぼ例外なくそういう思考の欠陥を抱えている。どれだけバカげた方法でも、それが有効に機能するなら(そしてそれでお金が儲かるなら)、バカげた方法などではありえない、ということがいつまでたっても分からないのだ。 私はこの部分を読んでいて、「あれ?、これ日本の株主優待制度にも丸々当てはまるな。」と思いました。優待制度はマーケットで知性溢れる投資家の方々からは常に散々にディスられ続けています。 優待族は「欲望まみれの市場の猿」と見なされ「一段低い存在」として蔑まれていますが、同時に「なかなか死なない、マーケットで最も長命な種族」の1つとしてしぶしぶながら認知されてもいます。 つまり、どれほど優待族が強欲な愚か者に見えるとしても、「優待投資が実際にワークし、それでお金が稼げる限りはそれは合理的なやり方である」ということなんですね。タレブ先生のお墨付きを得たようで、この道25年のワイはとっても嬉しかったです。(笑)
Apr 3, 2025

さて今日は通常の2021~25PF概況シリーズです。 543位 1379 ホクト (東P、3月優待) ○ PF543位は、長野地盤できのこ最大手(ブナシメジ、エリンギ、マイタケ、オリジナルきのこで白いブナピーの4品が主力)のホクトです。 現在の株価は1820円、PBR1.10、自己資本比率は50.1%、今期予想PER15.03、配当利回り2.8%(50円)、総合利回り3.6%(50+15=65円、優待品は私の目分量で1500円で換算)で、優待は100株保有で自社グループ製品詰合せセットです。 優待の段ボール箱が可愛いんだよね。 私は毎回様々なアイテムを楽しく選択しています。 今日は1つだけ実際の利用例を御覧戴きましょう。 ホクト優待きのこ水煮の和風パスタ 優しくてふんわりした仕上がり。 ホクトは指標的には妥当な所と思いますが、地味ながら成長力がありますし、優待きのこは抜群に美味しいですし、PF中位としてはまずまず良い銘柄です。これからも楽しくホールドして応援していく予定です。
Apr 2, 2025

いやあ桜舞い散る素敵な季節、4月になりましたね。今日から新しい生活をスタートさせる方も多いのではないでしょうか? 私もここまでは厳しい戦いが続いていますが、心機一転頑張りたいと思います。 さてマーケットでは昔から 4月は平均して1年で最高の月だが、問題の兆しがないか用心する必要がある。過去63年の統計によると、4月に利食いをして守りの体勢に移ることが賢明だったと分かる。(出典 アノマリー投資、ジェフリー・A・ハーシュ著、パンローリング、2013年 P181) とされています。「利食いの、そして別れの季節」でもあるということですね。ワイは今「利食い」出来そうな、仕上がっている子の在庫がほとんどないのであんまり関係ないですが。(玉汗) いずれにせよ皆様、今月もよろしくお願い致します。
Apr 1, 2025
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