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19位 9201 日本航空 (東1、3・9月優待)
△(バリュー株投資家としての評価)~
◎(優待族としての評価)
PF19位は、国際線1位、国内線2位の日本航空です。

現在の株価は3770円、PBR1.43、株主持分比率は41.7%、今期予想PER4.27、配当利回り2.7%(100~130円)、総合利回り4.5%(100+70=170円、優待券は1枚7000円の価値があると予測。その根拠は増資前の全日空の優待券のヤフオク平均落札価格が7000~8000円だったこと)で、優待は普通運賃の50%引き券を100株保有で3月のみ1枚です。200株だと9月にも1枚、300株だと3月2枚、9月1枚という具合に増えて行き、1000株だと3月5枚、9月5枚となります。まとめると「100株で年に1枚」ということですね。

JALは前回の上場廃止で株式が全て紙くずになった記憶が生々しく、「もうこりごりだ。」という優待族の方も多いと思います。私も再上場後のJALをずっとフォローしてきましたが去年はあまり食指が動きませんでした。
ただ、最近は株式市場が絶好調でどの株も急騰してしまった中でJALは上場以来ずっと株価がヨコヨコで相対的には安いこと、そして何よりも私自身が喉から手が出るほどJALの優待券が欲しかったことから買いました。
バリュ-投資家としての観点からすると、「空運株にはなるべく近づかないほうが良い。」という意識が強くあり理性では避けるべきと思ってきたのですが、実は1月に入ってからずっと「どうしてもJALが欲ちい病」に罹って、JALが気になって他の主力株候補の分析に全く集中できない状態に陥ってしまい、投資家生活に大きな支障が出ていることからリスクを覚悟で仕方なく参戦しました。優待族として、JALを買わないと前に進めない状況だったのです。
一応後付けでJALの良いところを見ておくと(笑)、皆様ご存知の通りですが前回の破綻で5000円億円以上の銀行からの借金は棒引き、企業再生支援機構からは3500億円以上の出資、しかもこれから9年間は法人税を払わなくて良いので利益は極めて高水準、というあたりです。また、実際の飛行機に乗ってみてもスチュワーデスさんも若返っていて、生き生きハキハキされており今や完全にANAよりも上です。

空運株は国際情勢の変化(最近で言うと尖閣問題)でダメージを受けやすい、飛行機自体のトラブルが慢性的に出る(最近のB787もそうですね)、万年過当競争で利益を出しにくいなどの構造的な欠陥があり、バリュー株投資家としては極力避けるべき業種とされています。世界一の投資家バフェットも「率直に言って航空事業は素晴らしいビジネスにはなり得ない。」と断言しています。
日本でも、頓死して個人投資家大量虐殺の惨劇を巻き起こしたJAL、大型公募増資爆弾破裂で同じく個人投資家を瀕死の重傷に追い込んだANAを見ても分かるとおり、過去の状況は散々です。
その一方で「空運株は本当にどうしようもない。」というのは投資家の中で漠然としたコンセンサスとなりつつあり、JAL、ANA、スターフライヤーなど空運各社はどこも株価推移は極めて軟調です。ただ、優待族的にはどこも「総合利回りではイケル」株価水準となってもいますし、空運各社の優待券というのは実に魅力的でもあります。またB787問題が出たのでちょっと微妙になりましたが、JAL、ANA共に今期は過去最高レベルの利益を上げそうでもあります。「空運株は実は中期的には悪くないのではないか?」という感じがするんですね。そのため私はこれらの3社を、しっかりと業績をチェックしながらホールドして行こうと考えています。
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