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さて今日は2021~24PF概況シリーズです。433位 8159 立花エレテック (東P、3月優待) ◎ PF433位の中堅銘柄は、電機、電子商社で、三菱電機のFAシステム、ルネサスエレクトロニクスの半導体デバイスが主の立花エレテックです。 現在の株価は3185円、時価総額797億円、PBR0.82、自己資本比率は51.9%、今期予想PER10.84、配当利回り3.1%(100円)、総合利回り3.8%(100+20=120円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で2000円相当、1000株保有で3000円相当のクオカードなどです。 立花エレテックは指標的にまずまず割安ですし、地味ながら成長力もありますし、過去25年間の業績を見ても一度も赤字もなくて極めて安定していますし、PF中位としてはとても良い銘柄であると評価しています。
Jul 18, 2024
さて今日は、2022~23主力株概況シリーズです。 98位 7925 前澤化成工業 (東P、3・9月優待) ○ PF時価総額98位の上位銘柄は、塩ビ製の上・下水道製品が主力で我々ジャンキー系のバリュー投資家の間ではいわゆる「前澤3兄弟(6485前澤給装工業、6489前澤工業、7925前澤化成工業)」として知られている前澤化成工業です。 「優待株いけす」内の絶え間ない吟味の中で見いだされ、2020シーズンに初めてのポートフォリオ上位進出を果たしてきました。そして今シーズンもその地位を維持して、3年連続での登場となりました。 現在の株価は1542円、PBR0.58、自己資本比率は81.9%と磐石、今期予想PER19.06、配当利回り3.2%(50円)、総合利回り3.9%(50+10=60円、優待は1ポイント0.5円で換算)で、優待は年2回、300株保有で3000株主優待ポイントなどです。以前は新潟県産の美味しいお米優待でしたが、上記に変更となりました。 過去の選択例をいくつか見て置きましょう。 ちょっと珍しい所で、シューケアセット。 甘塩紅鮭切身。 カリッカリに焼いて食べたらとても美味しかったです。 野菜たっぷりのホイル焼きにして、ヘルシーにもいただきました。 前澤化成工業は、低PBR、好財務、まずまずの総合利回りの3拍子が揃った、力のあるヘルシーな銘柄です。これからも現行の優待制度が続く限りはのんびりとホールドして応援して行きたいと考えています。2022~23主力株概況シリーズ 免責事項2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Nov 11, 2023
さて今日は通常の2021~23PF概況シリーズです。 301位 9347 日本管財ホールディングス (東P、3・9月優待) ○ PF301位はビル総合管理会社の日本管財HDです。 現在の株価は2451円、時価総額1009億円、PBR1.41、自己資本比率は76.9%、今期予想PER15.27、配当利回り2.2%(54円)、総合利回り3.8%(54+40=94円)で、優待は100株保有で年2回2000円相当の商品です。また3年以上継続して保有の場合は3000円相当にグレードアップします。 日本管財は何と言っても年2回優待銘柄なのがいいです。これは優待族としての根本的な大原則ですが、 優待は絶対に年1回よりも年2回銘柄の方がいい のです。株価が安定する、御褒美が2倍なので御機嫌でホールドしていきやすい、万一売却しなくてはならなくなってもその好機となるタイミングが多い、などの様々なメリットがあるからです。そしてそれは、例え優待が年1回で4000円相当が、年2回に分けることで2000円相当になるという、 「朝三暮四」的な事であっても、それで全然OK です。 こういう話をすると、 お前ら優待族は、本当に文字通りに脳みそがサル並なんだな。 という御批判と、 マリアナ海溝 よりも深い軽蔑を歴戦の凄腕バリュー投資家の方々から戴くことが良くあるのですが、 猿(優待族)が人間(バリュー投資家)に結果として勝つこともある のが、 メンタルの安定が投資成績に対して決定的に重大な役割を果たす株式市場の奥深さ なんですね。ウキキッ。(笑) すいません、話が大幅に脱線しました。それでは年2回の魅惑の日本管財優待の実際を見て行きましょう。私は過去に様々な商品を楽しく選択しています。今日は1つだけ代表例を見ておきましょう。 日本管財優待のかつおのたたき 艶々でウマウマ。 日本管財は地味ながら確かな成長力もありますし、指標的に特に割高感もありませんし、何しろ年2回優待銘柄ですし、優待族的にはなかなか良い銘柄です。これからも優待を楽しみに御機嫌でホールド継続の予定です。ウキキキッ。♪♪
Oct 20, 2023
さて今日はちょっと久しぶりとなる2021~23PF概況シリーズです。毎日書きたいことが多過ぎるのでなかなか進まなくて困るんですよね。 ちなみに今現在の状況で言うと、この概況シリーズの下書き在庫が25本、主力株概況シリーズの下書き在庫が13本、株式投資本オールタイムベストシリーズの下書きが多分40~50本くらい、投資コラムやポエムの下書きが10本くらいあります。 そしてこの豊富な在庫の中から、昨日みたいに特別に書きたいことが無い限り毎日気まぐれで記事を1つ出すという感じでのんびりやっています。294位 7939 研創 (東S、3月優待) ◎ PF時価総額294位は、企業向けサイン、ネーム板等金属銘板の国内トップの研創です。 現在の株価は503円、時価総額20億円、PBR0.63、自己資本比率は52.3%、今期予想PER8.63、配当利回り3.2%(16円)、総合利回り4.2%(16+5=21円)で、優待は100株保有で500円相当、1000株保有で1000円相当のクオカードです。 研創は指標的に十分に割安で、PF中位としては実に良い銘柄と思いますね。
Oct 5, 2023
さて今日も2021~23PF概況シリーズです。 224位 3174 ハピネス・アンド・ディ (東S、2・8月優待) ○ PF224位は、宝飾、時計、バッグ、雑貨など並行輸入品を中心にギフト商品を販売し、イオン系のSC中心に展開しているハピネス・アンド・ディです。 ここはかつて「優待株いけす」内の徹底的な探索から見出され、2013年にPF27位で初登場、そしてその後最高でPF3位の超主力にまで上り詰めていた時期もあったのですが、残念ながら業績推移が全く私の期待通りではなく、結局自分はとんでもなく大きな損切りを余儀なくされて、今は母なる「優待株いけす」に戻りました。 現在の株価は926円、時価総額24億円、PBR1.13、自己資本比率は20.8%、今期最終赤字予想、配当利回り1.6%(15円)、総合利回り3.0%(15+13=28円、優待は商品券+割引券をメルカリ平均価格の額面の65%で換算)で、優待は年2回2月&8月株主に株主優待割引券(10%割引)1枚+年1回8月株主に2000円相当の優待券1枚などです。 私の優待券を使っての買い物例を1つだけご覧いただきましょう。 G-SHOCKのソーラー電波時計です。 滅茶丈夫で全然壊れないし時間も常に正確なので、温泉で使うのにとても重宝しています。 ハピネス・アンド・ディは業績不振に苦しんではいますが、ポートフォリオ中位でホールドしていくのには特に問題のない銘柄であると考えています。
May 10, 2023
☆この記事はシリーズ連載 「サリーちゃんのポートフォリオ」 の第5弾です。未読の方は、第1弾 第2弾 第3弾 第4弾 と順番にご覧下さい。☆ み 「それではデンジャラスコースの説明に移りましょう。まず1番目が、家具、調理用品、小型家電等の専門商社で、ブランド品の小売りも手掛けている 8119三栄コーポレーション です。」み 「三栄コーポは業績不振に苦しんでおり、今期で3期連続の大赤字で株価もこの5年で3分の1くらいまで転げ落ちています。ただ構造改革を必死に進めており、私の見立てでは来期には黒字転換が期待できると思います。」み 「株式投資の世界では「変化」が一番の儲けの種であり、赤字から黒字へのダイナミックな業績改善は高く評価されることがあります。また三栄コーポレーションは既にPBRが0.3倍台前半まで売り込まれており、仮に来期以降も赤字が続くとしても下がってもせいぜいここからは20~30%くらいと思います。」み 「その一方で業績が回復すれば、株価2倍くらいは十分に期待できると思います。当然高いリスクのある銘柄ですが、それを上回るリターンが狙えるのではないか?と個人的には考えています。」み 「また別の視点で言うと、3期連続大赤字で業績ズタボロの今の三栄コーポを買えるのは、我々の様な奇妙奇天烈な視点を持った優待族しかいないという面もあります。他の市場参加者と全く異なる考え方でポートフォリオを組むことは、市場で生き残るためにとても大切なことです。」サ 「優待は何ですか?」み 「最近はかなり曇ってしまっていますが、三栄コーポには元々ブランドインキュベーターとしての高い能力があります。ドイツ製のコンフォートサンダルのビルケンシュトック、ベルギー製のカジュアルバッグのキプリングなどの力のあるブランドを多数手がけており、それらの製品をカタログから選びます。非常に魅力的なラインナップですよ。」サ 「それは惹かれますね。」み「2番目は、スキンケアなどの高級化粧品を自社製造、直営店販売している 4926シーボン です。業績不振でこの数年大赤字を連発しており株価も上場来安値水準に落ち込んでいますが、財務状態は鉄壁で十分に困難に耐えるだけの力があります。また100株で8000円相当の自社商品セットが頂けるのですが、これは大変女性に人気があります。」 ここで横でずっと話を聞いていた姫が乱入「うん、シーボンの優待、超いいよー。」サ 「それもちょっと欲しいですね。」み「はい、「優待を楽しみながら業績の回復を待つ。」という視点からはなかなかいいアイデアなのではないか?と思います。株式投資ではみんなと同じことをしていては基本的には儲からないですからね。」み 「3番目は 3863日本製紙 です。原燃料価格の高騰で大赤字に転落していますが、0.2倍台と言う超低PBRでまた業界大手でもあり、業績回復の際には大きな株価上昇が期待できると思います。ただしここはあまり財務状態が良くないので本当にリスクは高いです。優待の自社製品のティッシュペーパーは高級品であり、鼻を嚙んでもヒリヒリしません。」サ 「ここもとても良さそうですね。惹かれます。。。」み 「、、、一応ですね、デンジャラスコースはこの3つから2つを選んで貰うというものになります。予算35万円だと全部は買えないですからね。」サ 「あーどうしよう、悩むなあ。。。」(続く)
Feb 12, 2023
さて今日は久々に2021~22PF概況シリーズです。154位 9470 学研ホールディングス (東P、9月優待) ○ PF154位は、学習参考書や児童書でトップの学研ホールディングスです。 現在の株価は987円、時価総額441億円、PBR0.90、自己資本比率は38.3%、今期予想PER12.05、配当利回り2.5%(25円)、総合利回り3.5%(25+10=35円、優待品は額面の50%で換算)で、優待は「6か月以上の継続保有(2024年以降は1年以上)」を条件として、年1回9月株主に100株保有で2000円相当の自社ECサイト・自社サービスクーポンなどです。 私はここを2021年11月から2022年1月にかけてちびちびと拾って優待MAXとなる1200株保有としました。指標的な割高感もありませんし、優待族的にはまずまず良い銘柄です。今は自分にとって初めてとなる優待到着を楽しみにしています。
Nov 24, 2022
さて今日は 2021~22主力株概況シリーズ です。 86位 5902 ホッカンホールディングス (東P、3月優待) ◎ PF時価総額86位の上位銘柄は、食缶業界3位のホッカンホールディングスです。2019シーズンは40位で登場していましたが、その後の業績推移が私の期待通りではなく優待MAXとなる2000株を残して撤退したため、近年はポートフォリオの70~90位前後をウロウロと彷徨っていらっしゃいます。 というか、ホッカンホールディングスは過去の業績推移に大きな波があって全く安定していないんですね。私はその事実を本当はもう少し重く受け止めるべきでした。(滝汗) でも、自分は「缶詰優待株」が超大好物で、それでホッカンHDの総合戦闘力を過大評価してしまいました。缶詰パワーに幻惑されてちょっと目が曇ってしまっていたんですね。とても反省しています。 ちなみに、缶詰優待というものがどれほど素晴らしいものであるかについては、過去の大人気記事である、 缶詰優待株 私的ランキングベスト4 2021年編 を是非今すぐにご覧下さい。 さてそんなアンビバレントなホッカンHDの現在の株価は1249円、時価総額168億円、PBR0.29、自己資本比率37.2%、今期予想PER76.16、配当利回り3.6%(45円)、総合利回り5.0%(45+18=63円、優待品はメルカリ平均価格の額面の60%で換算)で、優待は100株保有で3000円相当、1000株保有で6000円相当、2000株保有で8000円相当の缶詰詰め合わせです。 それでは具体的に優待品を見ておきましょう。2021年の3000円相当の100株優待品(下記左)と8000円相当の2000株優待品(下記右)です。過去数年、優待はほぼ同じ内容です。 今日は優待品の過去の実際の使用例を1つだけ御覧戴きましょう。 ホッカン優待のべにずわいがにのトマトスパゲッティ 缶の中にはべにずわいがにがぎっしり。!! トマトソースの中に惜しげもなく全量投入します。! ぐつぐつぐつぐつと煮込んで。。。。 はい、出来上がり。蟹のうまみが凄い。! ゴロゴロオリーブの酸味とさっぱり感が加わって、無我夢中で食べる味。 さて前述した通り、ホッカンHDは過去の業績推移にはやや波があり、また財務状態も鉄板と言うほどではありません。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) ただし、ホッカンホールディングスの優待品に「リアルガチンコパワー」があるのは間違いのないところであり、また欠点はあるにせよ同時に超低PBRでもあり、自分としてはこれからも現行の優待制度が続く限りは楽しく優待MAX株をホールドして応援していく予定です。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Jun 6, 2022
さて今日は、 2021~22主力株概況シリーズ です。69位 6623 愛知電機 (名プレミア、3月優待) ◎~◎◎ PF時価総額69位の上位銘柄は、中部電力系の変圧器メーカーの愛知電機です。 現在の株価は2686円、時価総額255億円、PBR0.43、自己資本比率は58.5%、今期予想PER5.20、配当利回り3.7%(100円)、総合利回り4.8%(100+30=130円)で、優待は100株保有で3000円相当の選べるギフトです。 私は毎回いろいろな品物を選んでいますが、今日は過去の代表例として、伊藤ハム 伝承献呈 を見ておきましょう。 どれもとっても美味しかったです。実際の使用例もいくつか見ておきましょう。 愛知電機は指標的に十分に割安ですし、総合利回りも高いですし、非常に良い銘柄と思います。一応、過去25年間の業績推移を見ておきましょう。特に大きな問題は無いと考えています。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) さて名証プレミア(旧1部)は割安株の宝庫な訳ですが、今日は改めて復習として名証プレミア単独上場銘柄を見ておきましょう。 5461中部鋼鈑(PBR0.36×PER5.89=2.12) 6623愛知電機(PBR0.43×PER5.20=2.24) 7485岡谷鋼機(PBR0.34×PER5.08=1.73) 9402中部日本放送(PBR0.25×PER11.81=2.95) 以上の4銘柄です。そしてどこも、 「名証プレミア上場逆プレミアム」が効き過ぎており、指標的に驚異的に割安 です。 何しろ全銘柄 グレアムのミックス係数は超激安水準の3以下 という状況ですからね。こんなの見たら天国のグレアム先生も驚いて再び地上に舞い降りて来るんじゃないか?という様な、我々バリュー投資家もびっくりの水準です。 それにしても単独上場している全銘柄が地獄のような低評価に喘いでいるのに、「名証プレミア」というネーミングはどうなんですかね。プレミアのプの字もありませんし、悪い冗談にしか聞こえないです。 ところで愛知電機は元々旧名証1部単独上場という事もあって万年不人気だったわけですが、2020年2月13日に唐突に、株主層の拡大と流動性の向上を目的として、株式の売出し及び主要株主の異動に関するお知らせを発表しました。 そして元々日々の出来高もほとんど無いような流動性が完全に枯渇した銘柄だったのに、突然に大量の株式の売出しが行われたことによって需給のバランスが完全に崩れ、愛知電機の株価はそのファンダメンタルズとは関係なく超大暴落することとなりました。 私はこの時に投資チャンスを見出してちょっと買い増ししたのでした。今から考えると、この株式売り出しによる株価暴落はやはり良い機会だったようで現状はまずまずの含み益を抱えた状態です。これからも現行の優待制度が続く限りは末永くホールドして応援していく予定です。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Apr 14, 2022
さて今日は当ブログで1番人気を誇る 2021~22主力株概況シリーズ です。 45位 3097 物語コーポレーション (東1、6・12月優待) ◎~◎◎ PF時価総額45位の上位銘柄は、愛知県を地盤に焼肉・ラーメン・お好み焼き・和食店を路面店で展開し「食べ飲み放題が売り」の物語コーポレーションです。 凄くお若い社長さんに交代したんですね。1986年生まれとのことです。お肌が艶々ですね。 現在の株価は6350円、時価総額767億円、PBR3.91、自己資本比率は42.7%、今期予想PER17.44、配当利回り1.0%(65円)、総合利回り2.1%(65+70=135円、優待券はメルカリ平均価格の額面の100%!で換算)で、優待は100株保有で年2回3500円相当の優待食事券です。 物語コーポの稼ぎ頭の焼肉部門は、ほとんどが基幹業態の焼肉きんぐです。そしてこの 「焼肉きんぐ」は類稀かつ圧倒的な店舗戦闘力 を持っています。私も定期的にお店を探検しに行っていますが、いつでも激込みで店内は凄い賑わいですし、トイレも常にまずまず綺麗(ここ、非常に大切。)、良く訓練された店員さんの接客態度も非常に良く、店内の動線は考え抜かれておりメニューの提供も迅速、また脂肪を注入しコテコテに成形している肉が多いとはいえ、価格を考えればトータルでは十分に及第点で美味しいと思います。 私はたくさんの野菜、キムチを常に手元にキープしながら、 極力「緑レベル高く」 ヘルシーに焼肉を楽しむようにしています。 投資家として複利のマジックを享受するためには何よりも心身の健康が大切 ですからね。 尚、 基幹業態の 焼肉きんぐ フラッグシップ業態の 熟成焼肉肉源 共に2017年作成のスペシャルレポートを別にご用意していますので、上記リンクから是非ご覧下さい。 また新たなる成長ドライバーとして期待される しゃぶしゃぶとお寿司の食べ放題の新業態店「ゆず庵」 も順調に拡大しています。 ちなみにここゆず庵に関しては2016年に ゆず庵スペシャルレポート を作成していますので、こちらも是非併せてご覧ください。 更に看板メニューの「肉そば」が安定的な美味しさを誇る、全国の多くの店舗で行列の絶えない 丸源ラーメン に関しても、2017年作成の期間限定メニューの坦々麺を10倍美味しく食べる秘密の方法 と言う、緊急特別レポートをご用意していますので、是非こちらもご覧下さい。 さて私は、 「利益を上げるためには細やかなメニューミックスや見直し等の多くの高度で繊細なノウハウが必要とされる食べ放題業態の先導者である物語コーポは、 未だに強力なライバルが存在しないままに強い勢いを持って成長 している。 現在のところお店を作れば作るだけ儲かるという黄金郷の状態 が続いており、少なくともまだ数年は楽に今の成長力を維持できる。 」 という判断の元に、現在ポートフォリオ上位での戦いを継続しています。 また、 自分が消費者として様々な体験をする中で、「最も感銘を受けるサービス」を提供しているのがここ物語コーポレーション の各店舗であり、それもここを依然としてPF上位に据え置いている大きな理由です。 これからもそんな、「リアルガチで強い銘柄」である物語コーポレーションをポートフォリオ上位の一角として愛でながら、引き続き楽しくホールドして応援していく予定です。 2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Feb 9, 2022
さて今日は当ブログ一番人気の 2021~22主力株概況シリーズ です。 6位 8591 オリックス (東1、3・9月優待) ◎◎ PF時価総額6位の主力株は、総合リース国内首位のオリックスです。2020シーズンは7位でしたが、株価上昇により順位を上げて今年はここで出てきました。 現在の株価は2162.5円、時価総額27842億円、PBR0.87、自己資本比率は22.4%、今期予想PER10.45、配当利回り3.6%(78円)で、優待は100株保有で年2回株主優待カード(ヤフオク平均落札価格は100円)+ 3月株主にのみ自社取引先取扱商品(カタログより選択。3年未満はBコースで恐らく5000円相当。3年以上連続保有だとAコースで恐らく10000円相当)です。そのため 総合利回りは6.0%(配当78円+優待カード2円+優待Bコース50円=130円)と大型株としてはかなりの高さ となります。 私は今年2021年度は、スープストック東京のスープセットを選択しました。 届いてしばらくすると、何故か私の朝ごはんが急に豪華になり、「優待生活」の素晴らしさをしみじみと実感しました。 さてリース会社には、 8424 芙蓉総合リース 8425 みずほリース 8439 東京センチュリー 8566 リコーリース 8793 NECキャピタルソリューション など、指標的に割安で更に優待内容も良い銘柄がたくさんある訳ですが、オリックスはそのリース各社の中でも飛び抜けて良い銘柄であると思います。 その理由としては、 1. 業界最大手なのに総合利回りがとても高い。 2. 指標的に非常に安い上に、成長力も高い。 (上記データは、20210513決算説明資料より引用) の2つが上げられます。 ちなみにオリックスの今後に関してですが、個人的には大阪カジノ案件の獲得に期待しています。日本のカジノ(IR)は最大3か所に出来るわけですが、有力候補だった横浜が既に撤退を表明して脱落し、現在残っているのは大阪、和歌山、長崎となっています。 そして都市力・集客力の差を考えると大阪は「ほぼ当確」だろうと個人的には考えています。また 大阪IRの事業者が「MGMリゾーツ+オリックス合同チーム」に決定したことが9月16日に発表 となりました。ただ、今のオリックスには「日本カジノ本命としての期待値」はまだ乗っていないものと感じています。 次に指標的には激安水準のオリックスの株価が長期低迷している理由として、「リーマンショック時に株価が暴落しているなど、著しく業績の安定性に欠けることが市場で嫌気されているから。」と言う解説を見る事があるのですが、実際にはリーマンショックも黒字で切り抜けていますし、下記の通りかぶたんプレミアムで過去25年間の業績推移を見ても一度も赤字もありませんし、やっぱりちょっと過小評価され過ぎなんじゃないかなあ?と個人的には思います。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) もっと言うと、オリックスの決算説明会の資料を見ると 「設立初年度を除き、56年間毎期黒字を計上」 とあります。過去の日本経済を襲った無数の危機を、全て黒黒で切り抜けてきた実力は並大抵のものではありません。(上記データは、20210513決算説明資料より引用) ただ最近では、オリックスの株価が長期低迷している別の理由として、「オリックスは業務内容が多岐に渡っており、実態が分かりにくい。そのためコングロマリットディスカウント(積極的なM&Aなどを通じて事業を多角化している企業において、単体でそれぞれの事業を営む場合と比較したとき、市場からの評価が低下し、株価が下落している状況のこと)によって低評価に据え置かれている。」というものもあります。 これは一理あると思いますが、オリックスが多角化しているのはそれだけリスク分散が効いていて危機に強いという事でもあるので、私はむしろ長所なのではないか?と個人的には考えています。実際、現在はコロナ渦真っ只中ですが、オリックスは手堅く利益を上げ続けています。(上記データは、20210803決算説明資料より引用)(上記データは、20210803決算説明資料より引用) ところで私は現在このオリックスを、 「超主力株昇格への最後の番人」となる「絶対基準優待バリュー株」 に設定しています。 保有する全ての超主力株は、その総合戦闘力において、指標的には鬼激安なオリックスを上回らなくてはならない ということです。言い方を変えると、超主力足る銘柄は指標的な割安さ・成長力・利益水準の高さ・優待力・事業内容の革新性・もしくは株価上昇のきっかけとなるカタリストなどの点で、少なくとも最低何か一つはオリックスよりも大きく突出していなくてはならない、ということになります。これはなかなかに難しいことです。何故なら日本市場を広く見渡しても、これ以上の銘柄はぶっちゃけほとんどないくらいにオリックスはいい銘柄だからです。 これからも「事業内容が多岐に渡り過ぎていて、個人レベルでは分析しきれない超大型株であることだけが惜しまれる」日本株市場最強クラスの「優待スーパーバリュー株」であるオリックスを、「絶対基準優待バリュー株」=「みきまるポートフォリオの司令塔&心臓部」として楽しくホールドしながら応援していく所存です。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Sep 20, 2021
さて今日は 2021~22主力株概況シリーズ です。 4位 7605 フジ・コーポレーション (東1、4月優待) ◎◎◎ PF時価総額4位の超主力株は、宮城県地盤でタイヤ専門店「タイヤ&ホイール館フジ」を東北、関東中心に直営展開しているフジ・コーポレーションです。前回の2020シーズンでは15位で登場していましたが、好調な業績とは裏腹の軟調な株価推移を評価して大きく買い増しをしたため、数年ぶりに最上位の一角への返り咲きを果たしました。 現在の株価は1219円、時価総額256億円、PBR1.26、自己資本比率は76.1%、今期予想PER8.60、配当利回り1.4%(17.5~21円)、総合利回り3.5%(17.5+25=42.5円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」200株保有で5000円相当、2000株で10000円、10000株で20000円相当の三菱UFJニコスギフトカードです。 フジ・コーポは、専門とするタイヤ・ホイール販売に関して日本一の総合戦闘力を誇っています。社長さんも、 「勿論タイヤ・ホイールに関する品揃えは同業他社の追随を許さないでしょう。」 と絶対の自信を持っていらっしゃいます。 そしてこの戦闘力の源泉は、 1. フジ・コーポレーションは全店舗が直営であり、本部マージンが不要なこと、迅速な経営判断が出来ること、通信販売が可能等の点でフランチャイズの多いオートバックスやイエローハットなどのライバルに対して圧倒的な価格優位に立っていること。 2. タイヤ販売はブリジストンのタイヤ館などのメーカー直営店が圧倒的なシェアを握っている世界だが、それらはメーカーの都合のみで存在していて客の方を全く向いていないので品揃えが劣る。そのためほぼ全てのメーカーのタイヤを扱っていて「客の欲しい商品が何かを考えて仕入れている」フジ・コーポには敵わないこと。 などですが、過去の「一貫して伸び続けている」実際の業績推移が証明している通り、タイヤ販売業界においてはフジ・コーポに勝てる総合戦闘力を持った強いライバルは存在しません。ちなみにIRによると、「 カーポートマルゼン(2020年9月期の売上高182億円) さんが、当社と同じようなビジネスを展開してはいるが、(財務状態なども含めて)負けないと思っている。」ということでした。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) そしてフジ・コーポは利益率の高い美味しいビジネスであるタイヤ販売のみに特化しているという利点があるだけでなく、現在の店舗数は東日本中心に僅かに47に過ぎず、西日本には巨大な空白地帯が広がっており、これからまだいくらでも日本全国に出店余地があります。 ただ、実際の店舗展開を見ると「西日本を埋める」というよりは、「東日本のまだ出店余地のある隙間を深耕する」感じで出店しているようです。寒い地域の方がタイヤが売れやすくてビジネスに有利なのでしょう。 ま、いずれにせよまだまだいくらでも出店はできるだろうと思いますし、この数年新規出店を抑えていて、「じっくりとエネルギーを貯めている」感じがするのもとても良いと個人的には感じています。 ちなみにIRによると、「今のところ兵庫県の芦屋市が西の端のお店なのだが、これからどんどんと西日本にも店舗を広げていきたいと考えている。」という、力強い返答でした。 クレヨンでお子様にも簡単に説明できる分かりやすい業態、タイヤ業界の構造的な歪みに乗じたまだ今後も数年間は続きそうな恒常的な成長力、業績をチェックしやすい親切で詳細な月次発表、「もしも、 ピーター・リンチ が今でも現役のファンドマネージャーだったらきっとこういう銘柄を買うんだろうな。」と感じる、「隣の綺麗なお姉さん」的なフジ・コーポの気さくでフレンドリーな魅力は未だに色褪せていないと考えています。 そして実際、ピーター・リンチの後継者で愛弟子の、 ジョエル・ティリングハスト (上記データは手持ちの日経マネーより引用) が運営しているファンドが、ここの株式の6.7%を保有し第2位株主(BBHフィデリティ・イントリンシック・オポチュニティズ)で現在登場してもいます。(上記データはかぶたんプレミアムより引用) 以上を簡単にまとめると、 フジ・コーポは、勝てる優待グロース株を発掘するための、オニール変法の魔法の公式である YOU-CAN-SLIM法 のいくつかを高レベルでクリアしている極上の銘柄に再び戻っている と判断して、今回再び超主力化したということになります。 これから再び、フジ・コーポをPF最上位の一角として楽しくホールドして応援していく予定です。2021~22主力株概況シリーズ 免責事項2021~22主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の「無重力のステージ」に連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちてはいないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い、オラオラの独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Sep 12, 2021
さて今日は通常の2021PF概況シリーズです。なんだか久しぶりですね。 550位 8350 みちのく銀行 (東1、3月優待) ◎ PF時価総額550位は、地銀中位で青森2番手、函館にも営業地盤を持つみちのく銀行です。ちなみに青森銀行と経営統合で基本合意しています。 家庭の銀行、、、なかなか味わい深いフレーズですね。 またここは、私にとっては東日本大震災後の市場の修羅場の中で出会って参戦した、とても思い出深い銘柄でもあります。 現在の株価は897円、時価総額163億円、PBR0.23、自己資本比率は3.7%、今期予想PER8.79、配当利回り2.2%(20円)、総合利回り5.6%(20+30=50円)で、優待は「1年以上の継続保有を条件として」100株保有で3000円相当のカタログギフトなどです。 みちのく銀行のグルメギフトは、青森を筆頭とする東北・北海道の御当地グルメが満載で非常に素晴らしい内容です。 私の過去の選択例を1つだけ見ておきましょう。 みちのく銀行は十分に低PBRですし、優待を楽しみに1枚ホールドしていくのには特に問題は無い銘柄と思います。ここに限らず地銀株というのは、 魅力的な優待バリュー株の宝庫 なんですね。
Sep 3, 2021
今日は七夕ですね。 私も投資家としての大切な願い事をしました。 いつの日か叶うことを夢見て、これからも精進を続けます。☆
Jul 7, 2021
さて今日は通常の2021PF概況シリーズです。 527位 2792 ハニーズホールディングス(東1、5月優待) ◎~◎◎ PF527位は、10~60代向けレディスカジュアル・服飾雑貨の製造小売りのハニーズです。でも10年前の四季報には、「10代前半~30代後半向け」と書いてあったので、「日本社会の急速な高齢化」をダイレクトに感じますね。 現在の株価は1053円、時価総額294億円、PBR0.82、自己資本比率は82.7%と鉄壁、今期予想PER10.12、配当利回り3.3%(35円)、総合利回り5.6%(35+24=59円、利回りは100株保有時。また優待券はメルカリ平均価格の額面の80%で換算。)で、優待は100株保有で「1年以上の継続保有を条件として」3000円相当の商品券などです。 ハニーズの店舗は全国津々浦々に広がっており、優待券の利便性は抜群です。今日は優待券を使っての実際の購入例・コーディネート例をいくつか見ておきましょう。 さてハニーズは、赤字垂れ流しで諸悪の根源だった中国から完全撤退したことで、現在はしっかりと利益の出る状態に復活しています。ちなみに下の「生産国別仕入状況」を見ても、「脱中国」に成功しています。 中国での事業には、他国に比べた場合様々なリスクや難しさがあるので、非常に良い判断だったと個人的には考えています。「新生ハニーズ」を引き続き楽しくホールドしながら応援していく予定です。
Jul 6, 2021
さて今日は2021PF概況シリーズです。477位 8093 極東貿易 (東1、3月優待) ○ PF477位は、産業向け機械、設備、高機能材料の専門商社で、海外販路に強みを持つ極東貿易です。 現在の株価は1417円、時価総額92億円、PBR0.39、自己資本比率は50.8%、今期予想PER36.80、配当利回り4.2%(60円)、総合利回り4.9%(60+10=70円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 極東貿易は、今期はコロナのダメージで業績が優れませんが、十分な総合利回りが出ていますし、ポートフォリオ中位としては何の問題もない良い銘柄であると評価しています。
Feb 27, 2021
さて今日は当ブログの「看板記事」で大人気の 2020~21主力株概況シリーズ です。 23位 9324 安田倉庫 (東1、3月優待) ◎◎ PF時価総額23位の準主力株は旧財閥系の倉庫準大手の安田倉庫です。 現在の株価は980円、時価総額298億円、PBR0.42、自己資本比率は49.6%、今期予想PER10.91、配当利回り1.9%(19円)、総合利回り2.8%(19+8.8=27.8円)で、優待は100株保有で2キロ分のお米券などです。 さて安田倉庫は今の株価位置は非常に安いと思います。その理由は以下の通りです。1. 賃貸不動産だけでも約235億円の含み益がある こと。(上記は 安田倉庫 第152期有価証券報告書 P71より引用)2. 同業の倉庫業で優待付きの他の銘柄と比較した場合の相対的な割安感が濃厚である こと。尚IRも「株価的な評価が低いという認識は社内にある。」ということでした。具体的に他の銘柄も併せて見ておくと、9305ヤマタネ (PBR0.36×PER8.34=3.00 ただしここは実に安い)9319中央倉庫 (PBR0.58×PER18.86=10.94)9322川西倉庫 (PBR0.50×PER14.93=7.47)9324安田倉庫 (PBR0.42×PER10.91=4.58) となります。それにしても倉庫業というのは万年不人気なので、 グレアムのミックス係数 が非常に低い所が多いですね。ちなみに「正統派バリュー投資家 (・・? 」である私の基準だと、上記のすべてが「余裕で買えるレベル」となります。 3. アマゾンに代表されるインターネット通販(EC)の爆発的な増加により配送拠点としての重要性が高まっており、 いつの間にか倉庫業界は「隠れ成長産業」になっている こと。 実際にここ 安田倉庫の過去の業績推移を見ても、この数年で売上高が大きく伸びている ことがわかる。 そしてその割に、我々投資家サイドには「倉庫業界なんてもうオワコン。」という強い固定観念が残っていること。つまり、 「実態と認識のギャップ」が存在しており、そこに大きな投資チャンスを感じる こと。 ま、ここはのんびりと持っていればたまに「含み資産関連株」として吹くこともありますし、武運が無くて何もなくても、そもそも「資産バリュー株」として十二分に死ぬほど割安ですし、「ローリスク・ミドルリターン」でリスク・リワード比に優れた、 「プチ宝くじ」感覚で保有していける実に良い銘柄 であると考えています。2020主力株概況シリーズ 免責事項2020主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Dec 27, 2020
自分は、「新型コロナは今回の第3波がおそらく最後。」と現時点では考えています。 また様々な銘柄の値動きを広く俯瞰して見ていますが、その観察結果からもそれが正解なのではないか?と今のところ感じています。 そのため、最近は「アゲコロ銘柄疾風突撃隊」として、ポテンシャルが高いと考えるアゲインストコロナ銘柄への資金集中を加速しています。 しばらく前にはスポーツ専門小売大手の 8281ゼビオ を「THEアゲコロの最右翼」として主力化しましたが、今では「ゼビオクラス」の銘柄がどんどんと増殖しています。 ポートフォリオ上位がアゲコロだらけになってきており、その中には初めての主力化となる銘柄もたくさんあります。 それらの詳細な分析記事を書きたいのですが、現在様々なプロジェクトが同時進行で「地獄の超過密スケジュール」となっており、なかなか前を向いて進めない状況です。 でもなんとか時間を見つけて、「ミント香る」フレッシュな銘柄達の斬新・新鮮・鮮烈な煌めきを語っていきたいと考えています。
Dec 12, 2020
さて昨日も告知しましたが、来たる11月18日(月)に、 楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門 がいよいよ全国発売となります。 今日はチャプター2を紹介します。 チャプター2は応用編で、インデックスに勝つための秘密の8つの方法 を解説しています。多くの信頼性の高い複数の論文によってその有効性が確立されている、バリュー株効果、小型株効果、パクリュー効果、モメンタム効果をベースとして、マーケットで勝ち残るためのノウハウをぎっしりと、かつコンパクトに詰め込んでいます。 また株で一番難しいのは「株の売り時」なので、約40ページをかけて徹底解説をしています。その理由ですが、株の売却タイミングについて細かく丁寧に説明してくれている本というのはほとんどないけれども、投資成績に直結する一番大切な所なので、自分でやろうと思ったからです。 極限まで気合を入れ情熱を込めて書き上げました。このチャプター2を読めば、優待バリュー株投資の奥義が全て理解できると思います。(続く)
Nov 15, 2019
さて今日は2019PF概況シリーズです。 308位 9384 内外トランスライン (東1、12月優待) 〇 PF308位は、独立系の国際海上輸出混載首位の内外トランスラインです。2013~2016年くらいの期間は主力株として共に戦ってきた大切な銘柄でしたが、株価上昇に伴って持ち株の大部分を手放し、今は激戦の形見として僅かな「恩株」がポートフォリオの片隅に残るのみとなりました。 現在の株価は1321円、時価総額141億円、PBR1.55、自己資本比率は70.1%と良好、今期予想PER10.52、配当利回り2.6%(34~36円)、総合利回り3.7%(34+15=49円)で、優待は100株保有で1500円相当、200株保有で2500円相当、4000株保有で5000円相当のカタログギフトです。 さて内外トランスラインはビジネスモデルにも魅力がありますし、今でも一定の魅力のある銘柄と思います。そしてまたいつかチャンスがあったならPF上位で戦いたいなあ、と考えています。
Oct 12, 2019
さて今日は株式投資本オールタイムベスト92位 実践ディープバリュー投資 (イェルン・ボス著、パンローリング社) の第8弾です。 今日は、 第14章 三信電気 から。 本書のほかの章からは逸脱するが、三信電気は日本の上場銘柄である。ディープバリュー投資、とりわけベンジャミン・グレアムが焦点を当てるネット・ネット株はまさにあらゆる場所で等しく有効なのである。 日本市場は、ネット・ネットの手法を採る者たちにとっては、うれしい猟場であることは長く知られている。私は、ネット・ネット株は言うまでもなく、これほど多くのバリュー株が存在する外国市場に出会ったことがない。PER(株価収益率)も適度で、英語の決算報告もあり、また妥当である。 ヨーロッパの市場のなかには、会計処理があいまいで、時代遅れなものであるところもあり、高い格付けを得ながらも多額の負債を抱えている企業があったりもする。日本ではそのようなことはない。 日本市場にはイギリス市場に比べて多くの選択肢がある。イギリス市場で15件の投資候補を見つけることができるとしたら、日本では50件は見つけることができるであろう。 そのうえ、それらの日本株のほうが時価総額がはるかに大きく、それだけ取引も容易なのだ。しかし、見いだすのは難しくはないけれども、それら全体がイギリス株よりも優れているというわけではない。日本のネット・ネット株の多くが精彩を欠いたパフォーマンスしか示さない。それらはゾンビ株である。 日本で割安株を見いだし、取得することは容易であるが、それらの市場価値を変える現実的なキッカケがなければ、向こう何年にもわたり横ばいを続けることになりかねないのである。 日本市場は三信電気のような銘柄が数多くある。 この章でイェリン・ボスは、1. 日本株市場が、世界的に見てもトップクラスのバリュー株の宝庫であること2. ただそこから良好なパフォーマスを発揮する銘柄を選ぶことには意外なほどの困難が伴うこと の2点を指摘しています。 筋金入りのディーブバリュー投資家であるボスが日本株市場の魅力に太鼓判を押してくれていることは励みになりますし、私たち日の丸バリュー投資家には、「日本語を母国語としている」という非常に大きなアドバンテージもあるわけですから、猶更一生懸命に日々戦わなくてはならないな、との思いを新たにしました。(続く)
Sep 11, 2019
さて今日は通常の2019PF概況シリーズです。292位 9104 商船三井(東1、3・9月優待) ◎ PF292位は、海運大手の商船三井です。 現在の株価は2716円、時価総額3276億円、PBR0.62、自己資本比率は24.6%、今期予想PER8.12、配当利回り2.4%(65円)、総合利回り3.1%(65+20=85円、優待券のヤフオク平均落札価格は2枚で1000円。)で、優待は年2回100株保有で「にっぽん丸クルーズ」優待券2枚などです。 海運銘柄は2008年頃に大相場があったものの、その後は極端な低迷が続いています。ただ、業界全体にそろそろ光明が見えてきている気がしたので、しばらく前に勉強のためにここを1枚だけ買いました。ちなみに9101日本郵船もセットで買いました。今後の業績推移を慎重に見ながら勉強していく予定です。
Sep 5, 2019
coming soon。
Jun 26, 2019
さて今日は株式投資本オールタイムベストです。第89位は、 投資哲学を作り上げる (フィリップ・フィッシャー著、パンローリング社) です。 フィリップ・フィッシャーは、世界一の投資家である ウォーレン・バフェット の師匠の一人であり、また以前に紹介した第1作 株式投資で普通でない利益を得る は、「20世紀に発売された投資本の中でベスト3に入る不朽の名著」 として知られる、あまりにも偉大な人物です。 そして第1作の完成度が異次元に高かったために、彼の他の著作は軽視されがちなのですが、実は今回紹介する第4作は、 天才フィリップ・フィッシャーの投資哲学が洗練され、コンパクトかつ非常に分かりやすく解説 されており、 個人的には第1作とほぼ同等の評価を与えられる傑作中の傑作 であると考えています。 また更に言うと、1作目には「フィリップ・フィッシャーがあまりにも天才過ぎる」が故に、説明不足による分かりにくさがありましたが、この 第4作ではそういった角が取れて、まろやかな極上の緑茶に昇華されている そういった印象もあります。 それでは次回からは、天才フィリップ・フィッシャーの「最期の1冊」にして、その投資哲学が丸ごと分かりやすくパッケージされた傑作の世界を一緒に楽しんでいくことと致しましょう。(続く)
Jun 2, 2019
さて今日は通常の2019PF概況シリーズです。 250位 9869 加藤産業 (東1、3月優待) ○ PF時価総額250位の中堅銘柄は、食品卸4位で独立色の強い加藤産業です。 現在の株価は3555円、時価総額1356億円、PBR1.10、自己資本比率は29.4%、今期予想PER18.10、配当利回り1.7%(60円)、総合利回り2.3%(60+22=82円)で、優待は100株保有で2200円相当の自社製手造りジャムセットなどです。 実際の優待品を見てみましょう。 加藤産業の優待ジャムは非常に美味しいです。今日は実際の使用例を1つだけ見ておきましょう。 鶏肉の加藤産業優待マーマレード甘辛ダレ焼き 加藤産業は指標的な割高感もありませんし、地味ながら確実な成長力もありますし、連続増配中ですし、PF中位で保有していくのには全く過不足の無い実力派の優待バリュー株と評価しています。これからも優待を楽しみにホールドしながら応援していく予定です。
May 28, 2019
さて今日は当ブログ一番人気の2018~19主力株概況シリーズです。 49位 7516 コーナン商事 (東1、2月優待) ◎◎ PF時価総額49位の上位銘柄は、ホームセンター業界4位で大阪地盤のコーナン商事です。 現在の株価は2747円、PBR0.86、自己資本比率は34.3%、今期予想PER9.29、配当利回り1.9%(52円)、総合利回り2.2%(52+9=61円、優待券はヤフオク平均落札価格の額面の90%で換算)で、優待は100株保有で1000円相当の自社商品券です。1000株保有までは戴ける商品券はどんどんと増えていきます。 実際の買い物例を御覧頂きましょう。 コーナン商事は他の中堅ホームセンターの買収などによるマイルドながらも確実な成長力があり、また自社PB商品の拡充などを通じて着実に利益率も高まってきており、 更に同時に指標的に非常に割安で、過去10年間で一度も赤字がなくかつ常に営業キャッシュフローもプラスと、この数年でエクセレントな銘柄に変貌しつつあります。 (上記データは良かった頃の昔の四季報オンラインプレミアムより引用) そのため、優待MAX分を保有していくのに全く問題が無いばかりか、更にポートフォリオ上位で戦えるだけの総合戦闘力を秘めた銘柄であると私は認識を新たにしています。 ここコーナン商事は、2012~2013年頃には予想PERが3~4倍台と驚異的に割安だったためにPF10~20位あたりの主力の一角として戦った銘柄ですが、今の市場環境下で改めて見直すと、再び大きく勝負できるポテンシャルがありそうです。2019主力株概況シリーズ 免責事項2019主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ目の魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は残念ながら持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い、損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.000%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Apr 2, 2019
さて今日は 2019PF概況シリーズ です。198位 5967 TONE(東2、11月優待) ◎ PF198位は、レンチ、ボルト締結機器等のメーカーのTONEです。 現在の株価は2700円、時価総額63億円、PBR0.96、自己資本比率は76.3%、今期予想PER7.78、配当利回り2.2%(60~70円)、総合利回り3.1%(60+25=85円)で、優待は200株保有で11月株主に5000円相当の自社グループ製品です。 TONEは昨年株主優待制度を創設しました。私は今、その初優待が届くのを毎日正座して静かに待っています。ここは成長力もありますし、指標的にも安いですし、利益率も高いですし、なかなか良い銘柄と思います。もう少しPF上位で戦えるだけの力がある気もしますね。
Jan 12, 2019
さて今日も通常の2018ポートフォリオ概況です。 184位 3098 ココカラファイン (東1、3月優待) △ PF184位の中堅銘柄は、セイジョー、セガミメディクス、ジップドラッグ、ライフォートの4社の大合併でドラッグ業界上位に浮上したココカラファインです。 私はアライドハーツHD(ライフォート+ジップドラッグ)をその指標的な割安さから以前主力の一角として保有していたことがあり、その後の 大合併に伴いスライドしてココカラファインホルダー となりました。 ホルダーになった直後は PF15位前後の主力だった(2010年頃の話) のですが、ココカラファインは合併後にシステム統合に伴う混乱があってうまく成長することが出来ず、私は「総合戦闘力が全然足りない。これはよゆーであかん。優待株いけすに戻そう。」と判断して持ち株のほとんどを売り切りました。そして今はその時の恩株が僅かに100株、ポートフォリオの片隅に眠るのみとなっています。 現在の株価は6340円、PBR1.68、自己資本比率は48.6%、今期予想PER15.08、配当利回り1.2%(76円)、総合利回り1.5%(76+18=94円、優待券はヤフオク平均落札価格の90%で換算)で、優待は100株保有で2000円相当、500株で3000円相当、1000株で5000円相当の優待券です。 ココカラファインの4社大合併後の業績推移を見ると、文化が異なる企業が合併してもそう簡単に利益が急増するわけではないんだな、ということが良く分かります。ただ同時に十分な時間が経過すると、やっぱり「規模の利益」って出てくるんだな、とも思います。 実際、ココカラファインも、この数年でようやく利益率が上がってきており、それを反映して株価も相応に上昇しました。 企業が変わり、実際に利益を出せる様になるのにはどうしても「時間」という「魔法のスパイス」が必要 です。それは一朝一夕に達成されることはありません。そしてだからこそ、我々投資家は「長い時間軸」で企業を見ていく必要があります。 難しいことですが、とても大切なことなんですね。
Nov 24, 2018
さて今日は2018主力株概況シリーズです。22位 8203 ミスターマックス・ホールディングス (東1、2月優待) ◎◎~◎◎◎ PF時価総額22位の主力株は、九州地盤の家電、日用品ディスカウントストアのMrMaxHD(登記社名 ミスターマックス・ホールディングス)です。今回自分の「優待株いけす」内の徹底的な探索から見出され、ポートフォリオ最上位の一角への初進出となりました。♪ 現在の株価は520円、時価総額206億円、PBR0.74、自己資本比率は28.1%、今期予想PER8.64、配当利回り3.7%(19円)、総合利回り4.0%(19+2=21円)で、優待は1000株保有で「6か月以上の継続保有を条件として」2000円相当の自社プライベートブランド商品詰合せです。 MrMaxHDは指標的に十分に割安でかつ総合利回りも出ており、 優待バリュー株インデックス投資法 の銘柄選択基準を分かりやすく満たしています。 更にこの数年で急激に利益率を高めてきていますし、非常に良い銘柄と思います。 それでは具体的にその魅力と私が多めに買った理由を見て行きましょう。以下の6つです。1. MrMaxHDは2018年2月期に 「22年ぶりに最高益を更新」 した。また前述の通りこの数年で急激に利益率を高めてきており、会社の内部に 「ビッグチェンジ」が起こっている可能性がある と考えた。2. 会社IRに利益率改善の理由を質問すると、「2015年3月期に体質改善のために不採算店の閉鎖などで大きな特別損失を出して、それで良くなった。後、店舗の作業効率化を通じての人件費削減や物流費削減などの継続した経費削減の努力の効果もある。この2つ。」とのことでした。 7520エコス に似た感じの利益改善パターン ですね。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用)3. 最近は業績下方修正が出ると地獄の様に売り込まれる厳しい市場環境が続いているが、MrMaxHDは 詳細な月次 を発表しているので、それを丁寧に追って行けば 業績の予想がしやすい 点も評価した。ちなみに今期は既存店売上高は期初予想が100.5%だったのに対して、上半期累計は98.9%と若干下回っている。これに関してIRにコメントを求めたところ、「昨年はインバウンドで中国の方が何故か大量に紙おむつを買われたのだが、それが今期はパタッと止まって無かったことと、同じく任天堂のゲームマシンのスイッチが昨年バカ売れしたのが無くなったことの2つ。ただ、両方共に利益率が低かったので、(今期の既存店売上高の期初予想に対しての未達は、利益面に対しては)あまり影響はない。」とのことでした。4. MrMaxHDが地盤としている九州北部は「日本最大のディスカウントストア激戦区」 として知られている。具体的には、トライアル(非上場)、ルミエール(非上場)、ダイレックス (非上場、但し以前は 7548サンクスジャパン として上場しており、2007年MBOにより上場廃止となった。ちなみにその時には私は PF3位の超主力株 として戦っていたのでとても思い出深い。)などの、「強烈に安い」ディスカウンターが軒を成しており、ミスターマックスはその地獄の環境下で、ずっと厳しい「仁義なき抗争」に明け暮れてきた。 また超強面のライバルたちに対してミスターマックスは「相対的に負け組」と長年評されてきたが、前述の通りこの数年で利益率を急激に高めてきており、「何かを掴んだ」可能性がある。また、ミスターマックスはこのところ 関東圏への侵攻 を始めているが、「ディスカウンターの最大激戦地、九州北部」で長年鍛え抜かれているので、仮にこの数年で「一皮むけている」とするとここから一気に飛躍するかもしれない。つまり、 ミスターマックスHDは大化けする可能性がある と考えた。5. 上場している他のディスカウントストアで規模が比較的近い他社と比べた場合の相対的な割安感が極めて濃厚である。具体的には、2791 大黒天物産 (PBR1.81×PER25.70=46.52)3080 ジェーソン (PBR1.58×PER12.82=20.26)7646 PLANT (PBR0.52×PER23.24=12.08)8203 ミスターマックスHD (PBR0.74×PER8.64=6.39)9890 マキヤ (PBR0.55×PER21.65=11.90) と、 グレアムのミックス係数 で見ても、明らかにミスターマックスが1人だけ安い。6. また実際の店舗を見ても、ディスカウントストアとしては店内は明るく清潔で、また店員さんも元気そうで生き生きしている。(他社のディスカウントストアでは、万年人手不足で疲れきっている店員さんばかりのところも良くある。)そして商品の価格も十分に安く、総合的に見て他社のディスカウントストアと較べた場合の相対的な戦闘力が高いと考えられる。 ついでに実際のお店での買い物の一例も御覧頂きましょう。 上の写真のおにぎりせんべいは78円(私は幼少の頃から今に至るまでずっと一貫しておにぎりせんべいが大好きです。)、プリッツは79円、アレッポの石鹸は298円でした。 ちなみにこの石鹸ですが、ヴィレッジヴァンガードでは確か500円か600円で売っていました。混じりっ気がなくてまるで「原理主義の堅物バリュー投資家」みたいで、質実剛健でとても良い石鹸です。皆様も是非お試しください。 このように、商品の価格が実際に非常に安いことが分かりますね。♬ 以上、6つの大きな魅力 を持つミスターマックスHDを、今後の月次推移をしっかりと見ながら慎重にホールドして応援していく予定です。2018主力株概況シリーズ 免責事項2018主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の無重力の宇宙ステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
Nov 8, 2018
いやあ、今日の下げはなかなかのものでしたね。私のPFもいいところなく満遍なく被弾し、余裕でYL更新となってしまいました。(汗) さてそんな中ですが、今日も 2018PF概況シリーズ です。 168位 6623 愛知電機 (名1、3月優待) ◎ PF168位は、中部電力系の変圧器メーカーの愛知電機です。 現在の株価は3160円、時価総額300億円、PBR0.59、自己資本比率は57.2%、今期予想PER7.79、配当利回り2.9%(90円)、総合利回り3.8%(90+30=120円)で、優待は100株保有で3000円相当の選べるギフトです。 私は前回は伊藤ハム 伝承献呈 を選びました。 どれもとっても美味しかったです。実際の使用例をいくつか見ておきましょう。 さて名証単独1部は割安株の宝庫ですが、ここ愛知電機もその例外ではなく実に良い銘柄です。今日は復習として名証1部単独上場銘柄を見ておきましょう。 1936シーキューブ(PBR&PER) → 同業の協和エクシオに株式交換によって経営統合されることになり、9月26日上場廃止。 5461中部鋼鈑(PBR0.31×PER11.86=3.68) 6623愛知電機(PBR0.59×PER7.79=4.60) 7485岡谷鋼機(PBR0.47×PER5.58=2.62) 9402中部日本放送(PBR0.39×PER10.73=4.18) 以上の4銘柄です。そしてどこも、 「名証1部上場逆プレミアム」が効き過ぎており、指標的に驚異的に割安 です。 何しろ グレアムのミックス係数は全てが超激安水準の5以下 という状況ですからね。こんなの見たら天国のグレアム先生も驚いて再び地上に舞い降りて来るんじゃないか?という様な水準ですね。 ポートフォリオの一部にこういった超マニアック銘柄群を組み込むのは、1つの良い投資アイデアではないでしょうか?
Oct 25, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズ74位Market Hack流世界一わかりやすい米国式投資の技法(広瀬隆雄著、東洋経済新報社)の第3弾です。 今日は10か条の内の5、投資スタイルをきちんと使い分けろ について見ていきましょう。 広瀬さんは投資界の2大巨頭であるバリュー投資とグロース投資について、 大型株ファンドの場合は過去20年でちょうど10回バリュー投資がグロース投資について勝ち、小型株ファンドの場合は過去20年でバリューが12回買ったこと、及び1つのスタイルが勝ち続けることはなかったことを指摘し、両者の使い分けが必要であるとしています。 ただどちらかと言うと、広瀬さんはグロース投資の方にベクトルが向いた投資家だとも感じます。 広瀬さんはグロース投資の長所として、株を買った直後から利が乗り始めるケースが多い点を挙げています。 そして、グロース投資は、順張りで、しかも目を付ける点が比較的明快なので初心者にも実践しやすいことを指摘しています。 ただその一方で、「早めの損切りが断行できない人はグロース投資をするべきではない」 と釘を刺しています。「チャートのカタチがよいとか、モメンタムがあるという理由で出動したわけですから、途中から理由付けがバリューがあるというものにすり替わってしまうのは、とても危険な兆候。。。 この手のすり替えを平気でやる人は、 超特急で凍死家 になります。 」とキレキレの広瀬節で警告しています。 またバリュー投資についても、 皆が売っている時に、皆が嫌う会社を買うのだから、バリュー投資家は 強い信念 がなければならない。。。 財務諸表を縦横に読みこなせるチカラがないと無理。 。。自分で商売をやったことがある、会社を経営したことがあるなど、 ビジネス全般に関する深い嗅覚が必要。 と厳しく指摘しています。 つまり、 安易に簡単に儲かる手法などない ということですね。
Jun 27, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第74位は、Market Hack流世界一わかりやすい米国式投資の技法(広瀬隆雄著、東洋経済新報社) です。私も大好きで毎日必ず読んでいる超人気の投資家向けウェブサイト、 Market Hack の編集長の広瀬さんによる歯切れの良い痛快な一冊ですね。 今日は初回なのでまずは目次を見ておきましょう。 この本はとにかく上記のchapter1が凄いです。著者の広瀬さんの頭の良さ、知識と経験の豊富さ、抜群かつドライなユーモアセンス、ロックでパンクな性格(笑)の全てが表出されています。 またこの本は特に「壁にぶち当たっているインデックス投資家」の方にもお勧めできると思います。刺激的で印象深く面白い表現がとても多いんですね。1つだけ見ておきましょう。 、、、大部分の自称草食投資家は、経済や相場の知識が浅く、ただ受け身(パッシブ)でシャイな投資態度こそが正しいアプローチだと勘違いしています。そういう人ほど、「株式市場は長期で見れば右肩上がりだ。だからインデックスだけを買っておけばいい。」という都市伝説を鵜吞みにします。でも忘れてはならないのは、一生懸命頭をひねって このキャッチフレーズをねつ造したのは、他でもない私を含めたた団塊世代の証券マン だということです。 思うに、 「株式は、長期に持てば必ず儲かる」とか「アクティブ運用は、インデックスに勝てない」などのキャッチフレーズは、「ダイヤモンドは永遠に」とか「婚約指輪は月給の3か月分から」などのキャンペーンに匹敵する、マーケティング上の快挙 だったのではないでしょうか?、、、いやあ、他の投資本では見たことがないほどにキレが良くて痛快ですね。それでは次回からこの素晴らし過ぎるchapter1の大トロの部分を見ていきましょう。(続く)
Jun 23, 2018
さて今日は2018PF概況シリーズです。102位 3252 日本商業開発 (東1、3・9月優待) ◎ PF時価総額102位は、スーパーなどテナントの商業施設建設を前提に底地取得、売却益狙うビジネスを展開している日本商業開発です。 現在の株価は1711円、時価総額306億円、PBR1.51、自己資本比率は30.2%、今期予想PER14.15、配当利回り3.2%(58円)、総合利回り4.6%(58+20=78円)で、優待は年2回300株保有で3000円相当、700株保有で6000円相当のジェフグルメカードです。 私はジェフグルメカード優待が大好物なので、それで日本商業開発の事も大好きになりました。(笑)この数年業績は停滞していますが、今後の躍進に期待しながらホールドしていく予定です。
May 26, 2018
さて今日は2018ポートフォリオ概況シリーズです。 100位 2719 キタムラ (東2、3月優待) ◎ PF時価総額100位は、写真関連物販・プリント印刷の専門店で最大手のキタムラです。2011年51位、2014年93位、そして今年2018年は4年ぶりにこの位置での登場となりました。 現在の株価は1227円、時価総額億円、PBR1.23、自己資本比率30.7%、今期予想PER21.38、配当利回り1.6%(20円)で、優待は100株保有で1000円相当、1000株保有で5000円相当、10000株保有で10000円相当の自社株主優待券、プラス100株以上保有で「写真撮影優待券」です。 写真撮影優待券のヤフオク平均落札価格は2000円、自社株主優待券のヤフオク平均落札価格は額面の80%なので、総合利回りは3.9%(20+20+8=48円)となります。かなりいいですね。 キタムラはCCCが筆頭株主となって店舗改革推進中です。今後の業績推移をしっかりと見ながら楽しくホールドしていく予定です。。。 、、、と、ここまではずいぶん以前に下書きで書いていたものだったのですが、親のCCCによるTOBが5月15日に発表されました。そのためキタムラは上場廃止になることとなり、私のキタムラとの素敵な旅路はここまでとなりました。とても残念ですが仕方ないですね。私はまた次の銘柄で頑張ろうと思います。
May 23, 2018
さて今日も 2018ポートフォリオ概況シリーズ です。スピード上げて、オラオラで行きますよ。♬ 98位 9942 ジョイフル (福証 6・12月優待) △ PF時価総額98位の上位銘柄は、九州地盤の郊外型ファミレスのジョイフルです。前回は2014年に68位で出ていましたので、4年ぶりの日記への登壇となりました。 現在の株価は1280円、時価総額409億円、PBR2.41、自己資本比率47.0%、今期予想PER131.96、配当利回り0.8%(10円)、総合利回り2.3%(10+20=30円、利回りは1000株保有時。割引券のヤフオク平均落札価格は1枚150円、食事券の平均落札価格は驚異の額面の95~97.5%。そのためここでは100%で換算)で、優待は100株保有で15%食事割引券5枚、1000株保有で10000円相当の食事券を年2回です。 指標的にはジョイフルは万年割高ですが、優待券の平均ヤフオク落札価格がずば抜けて高いことで分かるように、確実なコアなファンを持っています。こういった銘柄は経験上株価がなかなか下がらないんですね。 さて最近のジョイフルのトピックスと言えば、新しい看板メニューを目指して開発中の「しんけんハンバーグ」です。これが実に美味しいんですね。具体的に見ておきましょう。 肉肉しくて素晴らしい仕上がりです。看板メニューになれるポテンシャルは十分あると思いますね。♬ ところでジョイフルは、商品の価格設定がとてもリーズナブルで、かつお客さんがゆったりと過ごせるようにしてくれている極めて良心的なお店である(そのせいで利益率が低い)ために全体的に机も大きくて広々としているので、ご飯を食べながら、またお酒とおつまみをちびちびと遣りながら、お気に入りの投資本を読み直して復習したりするのにとても適しています。次回はそんな、 コスパ抜群の日本最強ファミレス ジョイフル × 費用対効果抜群の株式投資本の超名著 の意外なコラボレーションをお楽しみいただくことと致しましょう。(まさかの続編へ続く)
May 17, 2018
さて今日も2018PF概況シリーズです。どんどん行きます。 97位 4653 ダイオーズ (東1、9月優待) ◎ PF時価総額97位は、国内とアメリカで事業所向けコーヒー・飲料水サービスを行っているダイオーズです。前回は2015年に47位で出ていたので、そこからは少し順位を落としての登場となりました。 現在の株価は1302円、時価総額177億円、PBR1.40、自己資本比率は67.0%と磐石、今期予想PER16.03、配当利回り1.5%(19円)で、優待は300株保有で100杯分のコーヒー、1000株で200杯分のコーヒー・日本茶です。コーヒー100杯は楽天市場で調べると大体時価3000円くらいのようです。なので総合利回りは2.2%(19+10=29円)となります。 今日は私が昨年2017年に戴いた1000株優待品の実際を見ておきましょう。 投資家は常に「頭が冴え冴えのパキパキ」であることが求められていますし、美味しくてかつカフェインたっぷりのダイオーズ優待コーヒーは本当に役立ちます。♬ ダイオーズは財務状態も優待内容も極めて良いですし、更には業績好調で成長力もあるという素晴らしい銘柄です。 ( 株主優待だけでもっと優雅な生活 WWW9945&みきまる共著 より) これからも優待を楽しみにしながら、のんびりとホールドして応援していく予定です。
May 16, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト71位リスクの心理学 (アリ・キエフ著、ダイヤモンド社) の第6弾です。 今日は 第6章 ハイリスク・トレーダーを解剖する から。 トレーディングにおいては頑なな態度を取らず、柔軟に取り組まなければならない。 自分の知性は利益を上げるために使わなければならない。たとえその結果、自分が凡庸なトレーダーに見えてしまうとしても、利益を優先すべき なのである。 ハイリスク・トレーディングに手を染めているトレーダーは、自分の現実をトレーディングの場に持ち込んでいる。失敗はしたくない、人と違うことをしたい、安値で買いたい、一番乗りになりたい、市場コンセンサスの裏をかいてやりたいといった現実 だ。 自分がなぜこの銘柄でポジションを持ったか、具体的な理由を言えるようにしなければならない。 もしその理由がいえないのなら、単に人と違う事がしたいという理由で保有し続けたりせず、早々にポジションを解消しなければならない。 一番乗りになりたい一心で相場が転換する前にポジションを持ってしまうトレーダーは、一歩下がって相場の転換を待つようにすべき だろう。 自分が望んでいない方向に動いている相場に関わって痛みを感じるよりも、手を出さない寂しさを感じているほうがよい、と考えても良い だろう。 痛みを感じるならその行為は正しくないという具合に、痛みを行動の適否のバロメーターとして利用する のだ。 これらのキエフの指摘は胸に深く沁みます。私は逆張り思考の極めて強い投資家ですが、逆張りしたいがための安易な逆張りをしてはいけない、あくまでも他の投資家が悪材料に対して過剰反応し過ぎているという確信が持てる場合に限定しなくてはならない、ということなんですね。言い方を変えると、「市場心理に対しての逆張り」が大切なのであり、好材料に対して市場が過小反応した場合には順張りが「逆張り思考」の発露であることもあり得る わけです。 またもう一つ、「痛みを行動の適否のバロメーターとして利用」すればよいという指摘も、具体的で素晴らしいと思いました。 人とは違うことがしたいという理由だけで逆張りのポジションを取らない ようにする。。。人とは違うところを見せたいという気持ちを捨てる。特に、 市場参加者の大多数の判断が正しい時にはそれに逆らわない 様にする。 相場の転換点を狙ったトレーディングには手を出さないようにする。一番乗りになりたいとか後れを取りたくないという理由から非常に早い時期にポジションを持つこともやめる。 ニュースには早めに対応する。 株価が下落しているときには早々に手じまって損切り を行う。「ダブリング・ダウン」などのナンピン買いは厳禁。 非常に実践的で素晴らしいアドバイスですね。この中では特に「非常に早い時期にポジションを持つ」癖が自分にはあり、それは端的には4~5年前から既に6425ユニバーサルエンターテインメントを主力にしていたことに現れているのですが、こういった期待値の低い投資行動は年間パフォーマンスを大きく押し下げるので、 「適切な時期にバスに乗り込む」ことを今後更に徹底していきたい と考えています。
Apr 15, 2018
さて今日も 2018PF概況シリーズ です。70位 6430 ダイコク電機 (東1、9月優待) △ PF70位は、ホール向けコンピュータシステム最大手のダイコク電機です。 現在の株価は1755円、時価総額259億円、PBR0.90、自己資本比率は66.7%と良好、今期予想PER39.89、配当利回り2.3%(40円)、総合利回り4.0%(40+30=70円)で、優待は100株保有で株主優待ポイント3000P(1P=1円相当)などです。 私は前回は、 ふぐ料理にぎわいフルコース を選択しました。 ダイコク電機は以前は高収益を謳歌していましたが、この数年の急激なパチンコ・パチスロ業界の縮小の影響が大きく、 最近の業績は低迷しています。 ただ財務状態は良好ですし、十分な総合利回りも出ているため、現時点では依然としてポートフォリオ上位に足る銘柄であると考えています。
Mar 29, 2018
さて今日は2018PF概況シリーズです。 67位 3244 サムティ (東1、11月優待) ◎~◎◎ PF時価総額67位は、関西軸に投資用マンション開発、不動産再生販売等を行うサムティです。前回は2016年に12位と主力の一角として登場していましたが、株価が上昇したことと、ここは事業内容が多岐に渡っていて詳細な分析が難しい、要は自分の能力では会社の実像を把握しきれないと感じたことから、優待MAXとなる1000株を残して売却したため順位を下げ、今回はこの位置で登場してきました。 会長さんの笑顔が素敵ですね。♬ 現在の株価は1830円、時価総額495億円、PBR1.18、自己資本比率は23.4%、今期予想PER7.60、配当利回り2.8%(52円)で、優待は200株保有で「センターホテル東京」・「センターホテル大阪」無料宿泊券各1枚などです。現在、優待券の使用に当たっては株主またはその家族の宿泊に厳しく制限されているため、総合利回りの算出はしておりません。 サムティは、指標的な割安さと高い成長力を併せ持った素敵な銘柄です。業績推移をしっかりと見ながら、引き続きPF上位に据え置いて観察していく予定です。
Mar 22, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト68位規律とトレンドフォロー売買法 (マイケル・W・コベル著、パンローリング社) の絶好調第9弾です。 今日は実に良い出来である第10章 トレーディングシステム から。 トレンドを追いかけるシステムは同じトレンドをとらえようとするので、ほとんどが似たものになる。 計算されたリスクは富や国家や帝国を築き上げる。 。。頭を使い、可能性を見て論理的に事を進め、強さと確信を持って前進するところが、動物よりも人のほうが勝るところだ。 歴史の始まり以来、すべての偉業や偉人のなかには計算されたリスクがある。 トレンドフォロワーは計算されたリスクを取ることで成功している。 多くの凄腕トレンドフォロワーが「桁外れで規格外の、とてつもない経済的な豊かさ」を満喫しているのは、誰も語らない厳然たる事実 です。そしてだからこそ、私も自分の投資法にその力を何とかして取り込みたいと考えているんですね。 エド・スィコータはトレーディングの視点で基本的なリスク定義を行う。「リスクとは損をする可能性だ。」 株を持っている限り、私たちはリスクを抱えている。。。私たちにできることはリスクを管理することだけだ。 スィコータの言葉はいつでもシンプルで核心をついていますね。 資金管理はセックスに似ている。だれでも何らかの形でしているが、話したがる人は多くない。 これまた良い表現ですね。(笑) 私もPFの資金管理が投資家として最も大切なことであると考えています。 (以下は、天才トレーダー集団 タートルズ の生みの親であるリチャード・デニスの言葉。) ポジションを取ったあとで、相場がかなり上がるときはいつでも、そのポジションはおそらく買い増す価値がある。 私なら押し目は待たない だろう。 強いものを押し目で買うのは、皆が好む手 だ。私は統計的にそれが正当化できるとは思わない。。。 統計は、押し目を待たずに買ったほうが儲かることを示す だろう。 マーケットの魔術師でのスィコータの、「もし僕が強気だったら、押し目を買ったり、強くなるのを待つということはしない。その時点でもうすでに買っているんだ。。。強気なのに買っていないのは、非論理的だ。。。」との言葉に通ずる名言ですね。非常に心に残る表現です。そして、 私も自分に確信がある時には、押し目を待たずに予定数量まで多少強引にでも一気に買うことが多い ですし、デニスの言葉通りで概ねその方が結果もいいです。 スィコータは、ちゃぶつきを避けるただひとつの方法はトレーディングをやめることだと言った。ちゃぶつきはゲームの一部だ、と彼は言う。それを受け入れなさい。受け入れたくない? では、トレードをやってはならない。 この本が素晴らしいのは、その全編にスィコータの名言が散りばめられていることです。 彼の言葉は「読む覚せい剤」の様に、脳にダイレクトにガツンと効く んですね。(続く)
Feb 20, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト68位規律とトレンドフォロー売買法 (マイケル・W・コベル著、パンローリング社) の第7弾です。 今日は、第5章 野球ーバッターボックスの外で考える から。 私は野球にずっと熱中してきた。。。また私は人に言えないほどたくさん野球を見てきた。野球とトレンドフォローに多くの共通点があることは、前から気付いていた。だが、ここ数年になって、スポーツ記者や金融関係の記者たちも類似性を認め始めた。驚くにはあたらないが、これはジョン・W・ヘンリーがボストン・レッドソックスを買ったころからだった。ヘンリーは名著「マネーボール」のなかで両者の関係を説明する。 両分野(株式市場と野球)とも、人々は信念と先入観で動いている。その2つを取り払ってデータに置き換えられる程度に応じて、他人よりもはっきり優位に立てる。 株式市場では、自分のほうが他人よりも賢いとか、市場自体が反応していてもそこに固有の情報はない、などと思っている人が多い。 。。(→みきまる注 我々バリュー投資家の事を指していますね。)だが、市場での実際のデータは個々の認識や信念以上の意味を持つ。 こうしてヘンリーの言葉を改めてみると、彼は成功すべくして成功したんだな、ということを感じますね。後、少し古いですが、日本のプロ野球でもかつて野村監督が「ID野球」を標榜してうまくいったことを思い出しました。 トレーディングは待ちのゲームだ。じっと座って待ち、一度に多くの利益を得る。利益は固まって出ることが多い。だから、ホームランとホームランの間は、あまり損を出さずに横ばいの利益でしのぐことがコツだ。 (以下は大成功したトレンドフォロワーのリチャード・ドライハウスの言葉。) おれはホームランを打つのが一番儲かると信じている。ただし、三振しないための規律も必要だ。。。 損は切って、利益が出ているものは放っておく ようにするんだ。 私も投資では常に「ホームラン」を狙っています。「自分がもしも正しければ得られる利益は巨大なものになる必要がある」 と考えていますし、ポートフォリオも常にその観点から組み上げています。 ヘンリーは、トレーディングで三振が多すぎると言われている。しかし、彼は7億ドルでボストン・レッドソックスを買えるくらい稼いでいるのだ。 彼はどこでお金を稼いだのだろうか? ヘンリーは、無数の機関投資家たちが彼を見張り、彼が失敗しないかと20年以上も待っていることを知っている。 ここで得られる教訓。自分と自分のやり方に自信があれば、一時的な失敗や三振は問題ではない。バットを振り続けていれば、結局は人より良い成績を残せるからだ。 はい、私も自分の能力と性格にジャストフィットし、かつ専門とする「優待バリュー株投資」に限りなく特化して、これからもバットを振り続けていこうと考えています。
Feb 14, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト68位規律とトレンドフォロー売買法 (マイケル・W・コベル著、パンローリング社) の第6弾です。 今日も第2章から世界最高峰のトレンドフォロワーについて見ていきましょう。 今回登場するのはエド・スィコータです。ジャック・D・シュワッガーによる名著 マーケットの魔術師シリーズ全4作 の中で、「最高のインタビュー」 とされているのが、彼の記事ですね。このコベルの著作では、シュワッガー本では見たことのない彼の金言がたくさん紹介されており、このスィコータのパートだけでも楽に本の定価以上の価値があると思います。それでは始めましょう。 市場と投資の世界に入れば、やがてジャック・シュワッガーの「マーケットの魔術師」(パンローリング)に出会うだろう。この本のトレーダーたちへのインタビューで最も記憶に残るのは、エド・スィコータとのものだ。 スィコータの言葉。 占い師は未来に生きている。物事を先延ばしにしたい人も同じだ。そしてファンダメンタルズ派もそうだ。 ぐぐぐ、 我々バリュー投資家が市場の現実を見ずに、遠い未来を見て泰然とし過ぎているという欠点を明白に指摘 してくれていますね。スィコータ先生、言葉がキツ過ぎて私は涙が出そうです。(滝汗) スィコータの言葉。 トレンドフォローは、常に存在する今という瞬間を観察して、それに反応する運動だ。。。 私たちにあるのは現在だけだ。存在しない将来ではなく、現在の市場の動きという事実に反応するほうがはるかによい。 昔を思い出すと、市場は変わってトレンドフォローの方法はもううまくいかないと、みんな大変心配していた。今も昔も、疑い深い人は数多い。彼らはトレンドフォローの正体を暴露したいと繰り返す壊れたレコードのようだ。 正しいのはあなたのほうだと市場に納得させようとすると、非常に高くつく ことがある。 流れに乗りなさい。 雑誌の表紙が刺激的になったら、ポジションを手仕舞いなさい。 雑誌ではほかにうまく使えるところはないが、表紙はかなり役に立つ。これは雑誌編集者たちを非難しているのではない。ただ大きな動きが終わるときには、集団心理の発散が雑誌の表紙に現れるのだ。 スィコータの言葉というのは、ダイレクトに胸に刺さりますね。本当に勉強になります。(続く)
Feb 11, 2018
さて今日は株式投資本オールタイムベスト68位規律とトレンドフォロー売買法 (マイケル・W・コベル著、パンローリング社) の第3弾です。尚 全10部の中で、ここが最重要回の1つ となります。 今日は本書中で最高の出来である第1章 トレンドフォロー から。 この章、凄いですよ。 自尊心が強すぎるわけではないので、新高値を付けている株でも買える。あなたにとって買い場は、たいていその銘柄が高値を更新したときだ。逆に自分の間違いに気づいたら、直ちに損切りをする。 恐れも遠慮もなく打席に入ってトレンドフォローを実行してほしい と思う。 ためらわずに、儲けたいと思わなければならない。成功したいと思わなくてはならない。 いきなり第1章からアツいですね。ただ私がこの本を再読していてふと思ったのは、「なんの先入観もない投資初心者の方がこの本を最初に読んで投資の世界に入ったら、とてつもない成功を収める人が一定の確率で出るんじゃないかな?」ということでした。 自分も、こんなに「考えの凝り固まった、不人気バリュー学派の偏屈なおっさん」になる前に、純真無垢な状態でこの本に出会いたかった ですね。(遠い目) トレンドフォロワーとは反応に基づいたテクニカル分析をするトレーダーだ。市場の方向性を予測しようとするのではなく、市場が動くときにはいつでも反応するというのが彼らの戦略だ。 トレンドフォローがうまく行く理由は、ひとつには市場を出し抜こうとしないから だ。われわれはトレンドの 予測をするのではなく、トレンドについていく のだ。 生き残るのは最も強い種でも最も知的な種でもなく、変化に最も素早く反応する種 だ。-チャールズ・ダーウィン。 トレンドフォローがうまく行く理由を分かりやすく説明してくれています。それにしても、 トレンドフォロー・モメンタム系の著述家にはダーウィンのこの1文が好きな方が実に多い ですね。(笑) 変わらないものはなんなのか? 変化だ。 市場は変わっただけではない。これからも変わり続ける だろう。昔からそうだったように、また私たちがこの19年間経験してきたように。 トレンドフォローは変化を前提としている。変化に支えられている のだ。 (以下は1981年に1万6000ドルの資金でファンドを始め、その後ボストン・レッドソックスのオーナーとなった伝説のトレンドフォロワーのジョン・ヘンリーの言葉) 私は、自分が予測なんてできないと分かっていた。だからトレンドについていくことにしたし、だからこそ大成功し続けているのだ。 マーケットの普遍的な法則は、「変化し続ける」ことです。そしてそのダイナミズムに 「ただ反応し続けるシンプルな投資法」だからこそ、「トレンドフォローは劣化しない」 んですね。 価格がニュースを生むのであって、その逆ではない。相場は進みたい方向に進む。 価格を取引シグナルとする考え方はあまりにも単純すぎて、人々は受け入れることができない。 損益通算書を信じるか信じないかなど重要ではない。こういう数字はどれも細工や調整やごまかしが利く。 しかし、 市場の取引価格だけはごまかしが利かない。それが信じるべきただひとつの数字 だ。 そう、 トレンドフォローは「価格」だけを見ている非常にシンプルな投資法 です。そして、 シンプルなものは堅牢(ロバスト)で強い。だからこそトレンドフォローはパフォーマンスキングであり続けている んですね。 我々バリュー投資家は持ち株がそのファンダメンタルズから見て割高になると、「もうこの株は騰がり過ぎだ。」と言って簡単に売ります。そしてまさにそのタイミングで「価格だけを見ている」モメンタム/トレンドフォロー系の投資家がわらわらと大量に参入してきてそこから株価が短期間で2倍3倍になることが非常に良くあります。私たちバリュー投資家はそれがどうしてか全くわからず自失呆然。一方のモメンタム投資家は涼しい顔で静かに爆益です。こんなことが市場では毎日のように続いているんですね。♬ 利益目標を設定する戦略は問題だ。最大の問題は、利益は伸ばせという金持ちになる法則に反することだ。 利を伸ばすのは心理的にはきつい。だが実は、小さな利益をすべて守ろうとすると、大きな利益は得られないということを理解すべきだ。 我々バリュー投資家は一般的に言って、含み損に対する耐性は非常に高いのですが、逆に含み益に対しては精神的に極めて脆い という一面があります。大きく値上がりしてファンダメンタルズ(価値)に対する株価が高くなりすぎると、居心地が悪くなるんですね。 ただ、パフォーマンスを伸ばすためには、「もう指標的には割高でも、トレンドが、モメンタムが続く限りは我慢してホールドする。」ことが致命的に大切です。つまり、 私たちバリュー投資家は、「含み益に耐える」ことこそが最も肝要 なんですね。 スィコータの言葉 「 利益が出るシステムはすべてトレンドフォロー だ。」 相場がどこまで上がるか、どこまで下がるかはだれにも分からない。相場がいつ動くかもだれにも分からない。 トレンドフォロワーは高値で買ったり、安値で空売りしたりする。これは大部分の人の直観に反する。 「常識」を使って相場を判断したりトレードをするのは、良いやり方ではない。 損失は仕事をするための必要経費である。常に正しいという人はいない。いつも利益を出せる人はいない。。。 損失がなければ、あなたはリスクをとっていない。リスクをとらなければ勝つ事は無い。 「損失がなければ、あなたはリスクをとっていない。」 いい言葉ですね。でも、私を含めて多くの日本人投資家は「失われた25年」のせいで、極端な「リスク恐怖症」に陥っているように感じています。(続く)
Feb 2, 2018
さて今日は 2017年主力株概況シリーズの中間総括 として、ここまでで紹介したポートフォリオTOP11~20位銘柄をまとめておきます。 尚、最初にお断りししておきますが、私は独自の「優待株いけす理論」を基として、常に総合戦闘力最強の頑健な銘柄のみでポートフォリオ最上位を組み上げることを目指しており、順位は常に変動しています。また今年も既に8か月が経過したため、今回紹介するTOP20銘柄の中には残念ながら状況の変化に伴って「力量不足」と判断され、既に順位を少し落とした子もいます。TOP20銘柄の「その後」の詳細については極一部はこの後触れますが、それ以外はまた来年の新しい 2018主力株概況シリーズ で是非御堪能頂ければと考えていますのでご了承ください。 まずは復習でTOP10銘柄です。 1~10位 それではいよいよ、11~20位を見ていきましょう。11位 3228 三栄建築設計12位 3277 サンセイランディック13位 8922 日本アセットマーケティング14位 3172 ティーライフ15位 6186 一蔵16位 6356 日本ギア工業17位 7533 グリーンクロス18位 4686 ジャストシステム19位 7264 ムロコーポレーション20位 7932 ニッピ では次に、TOP11~20位銘柄それぞれの現時点での最新コメントを個人的なメモとして残しておきます。11位 3228 三栄建築設計 「同じ家は作らない」という当社のコンセプトは本当に魅力的だし、日本のあちこちにありきたりでない素敵で緻密な街並みを作り出していると思う。また手堅い業績を誇るパワービルダーであり、創業以来一度も赤字もなくかつ最高益更新が続いている。IRへの取材でも担当者に「今後の更なる飛躍」への自信と気合が漲って(みなぎって)おり、現時点で「総合戦闘力最強の優待バリュー株」の1つと認識している。ブログ登場時からは更に大きく買い増ししたこと及び株価上昇から、現時点での最新の順位は当然のTOP10入りとなっている。それにしてもパワービルダーには良い銘柄が多い。12位 3277 サンセイランディック 権利関係が複雑な不動産の買取&再販のスペシャリストであり、同時に指標的な割安さと成長力を併せ持つ銘柄。創業以来40年で一度も赤字もないし、独自のノウハウを持つ経済的な堀を築けている銘柄でもあるので、本来もっと高く評価されて当然であるとずっと以前から思っている。13位 8922 日本アセットマーケティング ここは専門外の非優待株だが、なにしろ親の7532ドンキホーテHDが絶好調であり、その恩恵を最大限に受けることの出来る超低位株のJAMは、たまらなく魅力的であると考えている。14位 3172 ティーライフ 相変わらず良い銘柄だが、PF最上位の他の銘柄との徹底的な相互比較の中で、「やや割負けしてきているな。」との判断の元で少し順位を落とした。ただ現時点でもTOP25の地位はなんとかギリギリで死守している。15位 6186 一蔵 ここは実に安いとは思うのですが、今から考えると東証1部昇格で株価が急騰した段階で持ち株の一部は売却したらよかったかな?とちょっと感じる。実際BNF氏はそのタイミングで持ち株の8割をサクッと売り抜けているし、自分はやっぱり株式投資で最も大切な「株の売り時」に関して、もっともっともっと勉強していかなくてはいけないな、と感じている。16位 6356 日本ギア工業 ここは「おっとり優待族」の自分としては珍しく良いタイミングと株価位置で大きく買えた。 株は何と言っても買値が大切 であるという事を改めて実感した。それにしても東証1部昇格に関してのIRの「全く(それを)意識していないわけではないし、別に目指したくないという事でもない。」との表現は過去に経験がなく実に新鮮だった。「IR文学」と言うのは、時に本当に不可思議かつ難解なんですね。(汗)17位 7533 グリーンクロス 業績好調な福証銘柄。株価も好調で年初来高値更新が続く。前世紀の大投資家である ジェラルド・M・ローブ の 「一番成績の良い銘柄は最後まで残しておくこと。」 との言葉を思い出しながらのんびりとホールドを続けている。18位 4686 ジャストシステム 株価爆裂上昇で1年で3倍になった。指標的には既にクソ高いが、1年前に「これ ウィリアム・オニールのCAN-SLIM に完全にぴったりと当てはまる銘柄やん。」と思って買った時にも別に特に割安という訳でもなかった。前述のジェラルド・M・ローブは、「あなたの持っている株の多くが高値を更新していれば、現在の状況に置いて適切な銘柄を持っていると考えられる。(投資を生き抜くための戦い P214)」と語ったが、現時点ではジャストシステムは未だに「適切な」銘柄であると考えている。19位 7264 ムロコーポレーション 自動車部品関連銘柄は極めて不人気で、数年前には指標的に目が飛び出る程に割安なところが多かった。ここムロコーポもその1つだったが、現在はそれなりに評価されて株価も上昇した。他に5184ニチリンなどもそうだったが、市場では常に「局所的に異常に割安」なセクターが発生することがあるので、今後も積極的にそういったところを狙っていきたい。余談だが、現在でいうと「不動産関連銘柄(特に中古住宅販売とパワービルダー)と一部の地方スーパー銘柄」が異常に安いと思っている。20位 7932 ニッピ ま、日記を書いたばかりなので特に新しいコメントはないですが。 こういうほとんど株価が動かないニッピ的な銘柄をPF上位で持つのは精神的に健全で余裕がないと出来ない事なので、自分はこれからも「とにかく楽しく、面白く、にこやかに。」株式投資に取り組んでいきたいと思っている。(笑) 以上、2017年ポートフォリオTOP11~20位のまとめ でした。
Sep 2, 2017
さて今日は 2017主力株概況シリーズ です。 20位 7932 ニッピ (東JQS、3月優待) ◎◎~◎◎◎ PF20位は、旧大倉財閥グループでゼラチン、コラーゲン、化粧品等に展開し、最近はiPS細胞開発も手掛けているニッピです。 ここは前回は2014年に84位で登場していますが、「ニッピは指標的に極めて安いし、その保有する土地の膨大な含み益を考えると実質的なPBRは更に驚異的に低い↑ 賃貸等不動産の含み益はほぼ時価総額に等しい120億円!!! し、たまにバイオ関連銘柄として人気化して急騰することがあるし、兄弟会社の7938リーガルコーポと一緒にMBOの可能性も、低いながら常にあるし、株価上昇のカタリストがキラキラキラキラとたくさんあって面白いな。」と考えて大きく買い増ししたので、今回初の主力昇進を果たしてきました。 現在の株価は796円、時価総額115億円、PBR0.43、自己資本比率は40.9%、今期予想PER11.50、配当利回り1.3%(10円)、総合利回り1.8%(10+4=14円、優待品はヤフオク平均落札価格の額面の80%で換算)で、優待は1000株保有で自社商品である「ニッピコラーゲン100」110グラム×3袋です。 さてこのニッピですが、最初に言ったように2014年には84位で日記に登場していました。そして 「その後のニッピ」 がどうだったかと言うと、実はタイミングが合わなくて日記に出て来なかっただけで、大体PFの30~50位辺りの「幕内・十両銘柄」と私が呼んでいる、いわゆる「関取」としての地位を維持し続けていました。非常に魅力的な銘柄であることに間違いはないので、「常に主力株候補」として大切にPF上位で処遇しケアし続けていたのです。 何が言いたいのかと言うと、今回ニッピがPF最上位の一角にポッと現れたのは決して偶然やまぐれではなく、「優待株いけす」内の魚同士の激しい血みどろの抗争を制して、その際立つ実力の高さでようやくここまで這い上がってきたということなのです。 ニッピの良さというのは、バリュー系の投資家なら誰でも茫漠と感じると思うのですが、一言でいうと、「指標的に滅茶苦茶安いのに、人気化しそうなカタリストが豊富にあって宝石の原石みたいにキラキラキラキラ光っている。」という事です。 指標的に超割安なのに、同時に鋭いカウンター攻撃能力を兼ね備えた、潜在ポテンシャル抜群の「地味株ニッピ」を、これからPF最上位の一角として愛でながら、楽しく戦っていく所存です。 2017主力株概況シリーズ 免責事項2017主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次の、1つ上の無重力のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上かつ頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、死んだ魚になっていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこくて執念深い独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものではありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも決して分からないため記事内容の正確性は保証しません。私には未来を予見する力は一切ありません。魔法の水晶玉は持ち合わせておりません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
Aug 27, 2017
さて今日は株式投資本オールタイムベスト、第56位、出来高・価格分析の完全ガイド (アナ・クーリング著、パンローリング社) の最終回第3弾です。 今日は非常に出来の良い第6章から特に印象的だったところを紹介しましょう。 具体的にはストッピングボリュームとトッピングアウトボリュームについてです。 ストッピングボリュームは、インサイダーによってブレーキがかけられたときの値動きを表すもの。。。 市場はオイルタンカーのようなものだ。いきなり反転することはない。 市場は勢いを持ったスーパータンカーのようなもので、ブレーキがかけられても反応するまでに時間がかかる。 トッピングアウトボリュームは市場が上昇トレンドに乗って上昇したあと天井を付けることを意味する。 前にも言ったように、市場はいきなり止まって反転することはない。市場は勢いを持っているからだ。 非常に実践的でいい話ですね。実際の日々の闘いの中で非常に良く遭遇する局面を、図説化して分かりやすく解説してくれていると思います。 さて名残惜しいですが、そろそろ総括です。 この本は、 市場は全てインサイダーによって操作されている という「偏光メガネ」を掛けた特殊な異形の視点で全編が綴られている のですが、「常に少数派が勝つ」という普遍的な特徴があるマーケットでは、独特で風変わりな視点から市場を眺めて戦うことには大きな意義がある と私は考えています。 実際、「優待バリュー株投資」というトリッキーでビックリ箱的な眼鏡をこの16年間掛け続け、自らが編み出したオリジナル且つ不可思議な視点に特化して戦ってきた私は、対TOPIXで見て圧倒的な好成績をここまで収めることが出来ました。 もちろんこれには幸運の助けが大きかったのは厳然たる事実ですが、決してその全てが偶然という訳ではない、 マーケットに対して理に適っていてそして同時に独自の確固たる視点で対峙することには素晴らしい付加価値がある そういったことを実感させてくれる印象深い名著です。未読の方は是非。
Aug 24, 2017
さて今日は 2017主力株概況シリーズ です。 18位 4686 ジャストシステム (東1、非優待株) 〇 PF18位の主力銘柄は、ワープロ一太郎や法人業務システムなどを展開し、最近は通信教育事業「スマイルゼミ」に注力中でキーエンスと資本提携しているジャストシステムです。株価急騰により前回の37位から大きく上昇してここで登場しました。 現在の株価は2395円、時価総額1538億円、PBR4.25、自己資本比率は84.9%で有利子負債は0、今期予想PER34.17、配当利回り0.3%(6~7円)で優待はありません。 ジャストシステムは私の専門外の非優待株であり、また指標的にも特に見るものはありません。ただここは四季報を見れば一目瞭然のピカピカの成長株でありここまで、売上高は6期連続の増収、営業利益、経常利益、当期純利益はいずれも株式上場以来の最高益を更新、営業利益、経常利益については6期連続で過去最高益となっています。(上記データは四季報オンラインプレミアムより引用) また大株主2位には「S級の凄腕投資家」である、9435光通信会長の重田康光氏が登場しており、更にそれだけでなくジリジリと市場で不気味に買い増しを続けてもいます。そのため、いわゆるパクリュー投資 的な観点からも非常に興味深い銘柄ですね。 またジャストシステムは、ウィリアム・オニールのCAN-SLIM投資手法 を非常に分かりやすく、かつハイレベルで満たす銘柄でもあります。指標的には率直に言って既にかなり割高ですが、株価にモメンタム(勢い)がある限りはこれからも楽しくホールドしていく予定です。
Aug 17, 2017
いやあ8月になりましたね。 さて最近は毎月プロフィール画像を新しく更新しているのですが、今月は8月らしくイルカみきまる です。 その心は、優待株いけすから選び抜いた賢いイルカに乗って、市場と言う大きな海でご機嫌に泳ぎ続けるイメージを具現化したものです。(笑) それでは皆様、今月もよろしくお願い致します。
Aug 1, 2017
さて今日も2017PF概況シリーズです。 515位 1768 ソネック(東1、9月優待) ○ PF515位は、兵庫県(東播磨)を地盤とする民間建築中心の中堅ゼネコンのソネックです。 現在の株価は810円、PBR1.10、自己資本比率は51.2%で有利子負債は0、今期予想PER11.91、配当利回り1.6%(13円)、総合利回り2.8%( 13+10=23円)で、優待は100株保有で1000円相当のクオカードです。 ソネックは指標的にもまずまず安いですし、財務状態も良いですし、PF下位としてはとても良い銘柄です。本当に日本には星の数ほど良い優待バリュー株があります。私達優待族は幸せですね。
Jun 29, 2017
さて今日は通常の2017PF概況シリーズです。 507位 9818 大丸エナウィン (東2、3月優待) ◎ PF507位は、LPガス販売で近畿3位の大丸エナウィンです。 現在の株価は789円、PBR0.58、自己資本比率は73.5%と良好、今期予想PER10.76、配当利回り1.9%(15円)、総合利回り2.5%(15+5=20円)で、優待は100株保有で500円相当のクオカードなどです。 大丸エナウィンは指標的にもかなり安いですし、私の大好物の東証2部銘柄ですし、PF下位としてはとっても良い銘柄であると思っています。
Jun 8, 2017
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