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私は野球にずっと熱中してきた。。。また私は人に言えないほどたくさん野球を見てきた。野球とトレンドフォローに多くの共通点があることは、前から気付いていた。だが、ここ数年になって、スポーツ記者や金融関係の記者たちも類似性を認め始めた。驚くにはあたらないが、これはジョン・W・ヘンリーがボストン・レッドソックスを買ったころからだった。ヘンリーは名著「マネーボール」のなかで両者の関係を説明する。
両分野(株式市場と野球)とも、人々は信念と先入観で動いている。その2つを取り払ってデータに置き換えられる程度に応じて、他人よりもはっきり優位に立てる。 株式市場では、自分のほうが他人よりも賢いとか、市場自体が反応していてもそこに固有の情報はない、などと思っている人が多い。 。。(→みきまる注 我々バリュー投資家の事を指していますね。)だが、市場での実際のデータは個々の認識や信念以上の意味を持つ。
トレーディングは待ちのゲームだ。じっと座って待ち、一度に多くの利益を得る。利益は固まって出ることが多い。だから、ホームランとホームランの間は、あまり損を出さずに横ばいの利益でしのぐことがコツだ。
(以下は大成功したトレンドフォロワーのリチャード・ドライハウスの言葉。)
おれはホームランを打つのが一番儲かると信じている。ただし、三振しないための規律も必要だ。。。 損は切って、利益が出ているものは放っておく ようにするんだ。
ヘンリーは、トレーディングで三振が多すぎると言われている。しかし、彼は7億ドルでボストン・レッドソックスを買えるくらい稼いでいるのだ。 彼はどこでお金を稼いだのだろうか?
ヘンリーは、無数の機関投資家たちが彼を見張り、彼が失敗しないかと20年以上も待っていることを知っている。
ここで得られる教訓。自分と自分のやり方に自信があれば、一時的な失敗や三振は問題ではない。バットを振り続けていれば、結局は人より良い成績を残せるからだ。