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病原体のメカニズム
SARSはウイルス性の呼吸器疾患で、病原体はSARSコロナウイルスという新種のコロナウイルスである。2003年2月に東アジアで初の症例が認められた。WHO(世界保健機関)の統計では2003年の流行時に感染した人は全世界で8098人を数え、そのうち774人が死亡した。
SARSがインフルエンザと大きく異なるのは発熱という前駆症状があることだ。そのおかげでSARS感染者の早期特定、隔離が可能になった。

流行の経緯
情報の伝達がハイスピードになった今、感染症に対する国際社会の反応も短期間に集中する傾向がある。
金融市場への影響
感染症発生時の相場にボラティリティをもたらすのは不安とパニックである。裏を返せば、市場心理が判断材料になるということだ。
香港に拠点を置くキャセイパシフィック航空は業績も株価も落ち込んだ。
キャセイ株の下落は半端ではなかった。原油価格が下がったにもかかわらず、売られた。注目すべきは航空大手各社の株価が軒並み下げたことだ。エール・フランス、ルフトハンザ、英国航空、ユナイテッド航空、コンチネンタル航空、アメリカン航空はそれぞれ3~5%の下落で、弱含みだったエア・カナダは3カナダドルから1カナダドルにまで下げ、経営破綻の危機に直面した。
感染症の発生はトレーダーや投資家に絶好の売買チャンスを提供してくれる。ただし、冷静な判断と行動が伴えばの話だ。。。急落相場に向かって近い将来に上昇の見込める銘柄を買い進めておくのも手である。

SARS流行の経緯
2002年11月16日
中国広東省の仏山市で非定型肺炎が発生。しかしSARSと認定されるのは、かなりあとになる。

2003年4月25日 ハノイ、香港、シンガポール、トロントで流行が沈静化
2003年5月23日 香港と広東省が渡航延期勧告の対象地域から外れる。
2003年6月24日 北京が渡航延期勧告の対象地域から外れ、これで渡航延期勧告はすべて解除。北京は伝播確認地域からも除外される。

香港のキャセイパシフィック航空の株価推移。

キャセイパシフィック航空の株価は、
SARS
終息前の2003年4月に既に底打ちし、香港が
渡航延期勧告の対象地域から外れた
5月下旬に急回復しています。株価の先見性
(株価が持つ性質のひとつで、将来の材料を先取りして株価に織り込みながら推移すること。)が良く分かりますね。♪
今回の新型コロナウイルス(COVID-19 )による肺炎の流行がいつ終息するのかはわかりませんが、きっとまた世界の、特に感染が広がった地域の航空会社の株価推移は「先行指標」としての役割を果たすことになるだろうと思います。
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