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さて今日は 2022~23主力株概況シリーズ です。
4位 9831 ヤマダホールディングス (東P、3・9月優待) ◎◎◎
PF時価総額4位の主力株は家電量販店最大手のヤマダホールディングスです。2021シーズンは21位でしたが、さらに順位を上げて今シーズンはTOP10上位に食い込んできました。
創業者である 名物会長が社長さんとして現場の最前線に復帰
されています。 最近のインタビュー記事
を読んでも相変わらずキレキレですし、本当に頼もしいですね。
ヤマダHDは近年はレッドオーシャンの家電販売だけでなく、住宅・リフォーム、家具などに柔軟に進出し、「暮らしまるごと」サービスを志向しています。個人的にはこれは非常に良い傾向と思っています。特に今期のヤマダHDは、「成長の核」として「LIFESELECT業態」の出店を加速しています。

これはヤマダ本体に取り込んだ大塚家具との「大型コラボ店舗」なのですが、私が観察した限りでは結構うまくいくのではないか?と思っています。
やはり大塚は家具業界では知名度・接客力共に飛び抜けた存在ですし、扱っているブランドの重厚感も含めて、LIFESELECTの売り場には「いい感じの凛とした空気感」が立ち込めています。
ドイツの超高級ブランドである ロルフベンツ
なども展示していて凄いと思いました。大塚家具だからこそできるんでしょうね。
また大型テレビと電動ソファーを並べて展示するやり方も理に適っているし、新鮮だし、素晴らしいと感じました。
現在の株価は471円、時価総額4553億円、PBR0.60、自己資本比率は49.5%、今期予想PER7.52、配当利回り3.8%(18円)、総合利回り7.0%(18+15=33円、優待券のメルカリ平均価格は額面の95~99%と超高評価、そのため100%で換算)で、優待は100株保有で買物1000 円(税込)ごとに1枚(500 円)が利用できる優待券を3月に1枚(500円分)、9月に2枚(1000円分)などです。


さてヤマダHDは、完全にビジネスモデルが崩壊したとか、拡大戦略の行き過ぎで店員さんの教育が行き届かず顧客満足度が業界でダントツ最下位とか、この数年はマスコミで散々に叩かれまくっていましたが、私の観察では店舗の対応力も明白&格段に良くなっていますし、また業績もかなり復調してきています。
(上記データはかぶたんプレミアムより引用)
実際私はしばらく前にヤマダ電機で
パソコンとかブルーレイプレイヤーとか冷蔵庫とかテレビとかを買ったのですが、店員さんが凄く親切で親身になってくれて、「あれ? 接客が最悪で逆にこちらが店員さんに気を使わなくてはならなかった数年前の惨状から飛躍的に良くなっているな。」と実感しました。

ところで
2021年11月のことですが、ここ9831ヤマダホールディングス が時価総額の減少によってMSCI指数から除外されるという出来事がありました。
ちなみにMSCI指数については下記をご覧下さい。↓
MSCIとは、「モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル社」の英語の頭文字をとったもので、同社が算出・公表する株価指数の総称を「MSCI指数」と呼んでいます。MSCI指数は世界の多くの投資家や投資信託などの運用の基準として採用されています。
MSCIによれば、MSCI指数をベンチマークとして運用する資産総額は16兆3000億ドル(約1870兆円、2021年6月末時点)に上り、上場投資信託(ETF)については1300本以上(20年3月末時点)がMSCI指数をベンチマークにしています。
MSCIは先進国や新興国などの市場別や国・地域別、産業分類別など多岐にわたる株価指数を提供していますが、代表的な指数として、全世界の株式を対象とした「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」のほか、先進国の上場銘柄で構成される「MSCIワールド・インデックス」や「MSCIコクサイ・インデックス」などが挙げられます。(クイックマネーワールドより引用)
MSCI指数に連動したインデックスファンドの資金額は超巨大なものがあり、哀れなヤマダHDはそこから除外されることによって「突然且つ猛烈な売り需要」に晒されることとなりました。
またヤマダが指数から除外されることは時価総額の足切り基準などにより発表前から「ほぼスケルトンで見えていた」こともあり、ヤマダの株価は除外発表前から既に暴落を開始し、更に除外後も買い手不在でそのまま低迷という結果となりました。
私は除外当確予想で株価が暴落し始めた450円前後から、「中長期的に見ると今のヤマダの株価位置は安い。腐っても家電業界一番手だし、またお店を見ても最悪期を脱してもいる。MSCI除外でどこまで下がるのかは分からないが、そろそろゲームを始めよう。」と考えてチビチビと買い集め始めました。そして株価が300円台に落ち込んだところで一気に大きく買って超主力化しました。
「MSCI指数に見捨てられ、買い手不在となった」禿げ山ヤマダの株価はその後もずっと低迷を続けていましたが、2022年5月にあまりの株価低迷に業を煮やした山田昇創業者会長兼社長による「怒りの大量自社株買い発表」があり、それを機に株価が急騰しました。
(上記データはSBI証券より引用)
この急騰には当然「自社株買いのアナウンス効果」もあったでしょうが、それ以前にMSCI指数除外によって元々各種の巨大インデックスファンドから外されてしまって極端に売り込まれていた、不自然で歪みのあるところまで株価が下がっていた、という側面があったと思います。
つまり、近年とみに加速しているインデックスファンドの隆盛が市場を歪ませ、逆に非効率にしている面があるということです。最近はここに付け込む隙がたくさんあります。ワイの「飯のタネ」の1つなのでここではこれ以上言及しませんが、皆様も深堀すると色々と興味深い事実を発掘できると思います。(お口チャック)
さて、ここヤマダHDは業績さえまともであれば、優待族的には総合利回り4.0%として株価800円程度に評価されても全く不思議ではありませんし、鬼軍曹である 山田昇創業者会長兼社長 の現場復帰でその回復傾向が明らかな今、現在の株価位置はあまりにも安過ぎるように個人的には感じています。これからもそんなヤマダHDを楽しくホールドして応援していく予定です。
2022~23主力株概況シリーズ 免責事項
2022~23主力株概況シリーズ は私が主力で勝負している銘柄について、本当にその価値はあるのか、私を投資家としての次のステージに連れていけるだけの力があるのか、「リスク・リワード比」が優れた最強で最上の頑健な銘柄なのか、何か見逃している弱点はないか、戦い続けるのに絶対に必要な「銘柄としての鮮度」が落ちていないか、などを多角的に検討する目的で書くものです。記事内容は一般的に入手可能な公開情報(ただしIRへの蛇の様にしつこい独自の取材内容を含む)に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場と個別銘柄の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当シリーズに基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100.0%御自身の判断と責任の元で行って頂きますよう、伏してお願い申しげます。
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