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さて今日は株式投資本オールタイムベスト136位、スノーボール(アリス・シュローダー著、日本経済新聞社、2009年)
の最終回第10弾です。
今日は、最終章となる第62章 預り証 から。 
以下はバフェットの言葉。
「私は雪の玉(スノーボール)をずいぶん若いときから固めた。一〇年近く遅く固めはじめたら、いまごろ山の斜面のずいぶん下にいただろう。だから、私は学生たちに、ゲームの先を行くように勧める。」

私は株式投資の世界に出会うのが遅くて20代後半の投資家デビューとなってしまいました。この世界では「たくさんの失敗をして、過ちのバリエーションを知ること」がとても大切なわけですが、若い頃と年老いてからでは吸収力と回復力が違いますし、自分の実体験からも「一日でも早く投資の世界に入った方がいい」としみじみと思っています。
「ちょうどいいぐあいの雪があれば、雪の玉(スノーボール)はかならず大きくなる。私の場合がそうだった。お金を複利で増やすことだけをいっているのではないよ。この世のことを理解し、どういう友人たちを増やすかという面でもそうだった。時間をかけて選ばなければならないし、雪がよくくっついてくれるには、それなりの人間にならなければならない。自分が湿った雪そのものになる必要がある。雪の玉は山を登ってひきかえすことはできないから、転がりながら雪をくっつけていったほうがいい。人生とはそういうものだ。」

自分はスノーボールって、山の斜面を登りながらうんしょうんしょと下から押して大きくしていくイメージでした。
でも違ったんですね。バフェットのスノーボールは自然に無理なく転がりながら雪をくっつけていく。だからこそこんなにも大きくなったんですね。
大投資家が持つビジョンの壮大さに改めて触れ、雷に打たれる思いでした。。。
さてこれでこの本の紹介は終わりです。「世界一の投資家、ウォーレン・バフェット」の人生を味わうことはあらゆる投資家にとって大きな意味があると思います。1400ページの超大作ですが、未読の方は是非。(終わり)
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